歴史と民話とツーリング
JR横浜線は相原駅の西側1.5キロほどのところ、蛇のようにまがりくねる境川のほとりにある森下というところにある真言宗智山派の寺院で、児松山 華蔵院という高尾山薬王院の末寺を訪ねました。 開山は応仁2年(1468年)秀慶上人により、御本尊さま…
相鉄線のいずみ中央駅前を流れる和泉川の流れを下っていくと、ほどなくして和泉町桜川公園にたどりつきます。 その公園の脇の道を山側へ登っていくと、ほどなくして中之宮左馬神社(なかのみやさばじんじゃ)にたどり着きます。 森の中にひっそりと建つこの…
京浜急行と横浜市営地下鉄が交差する、横浜市南部のターミナル上大岡駅。 その上大岡駅から10分ほど歩いた住宅街の中にあるのが、高野山真言宗の寺院である大久保山 地蔵寺 自性院です。 江戸時代に編纂された歴史資料の「新編武蔵国風土記稿」の久良岐郡 …
先日、中井町の「厳島弁天に伝わる 神徳を得た漁師の伝説(中井町)」という記事で、明るく開かれた森林に抱かれた風光明媚な湿性公園と弁才天さまの紹介をしました。 www.miuken.net 前回とかぶるので、この神社の詳しい説明は今回は割愛しますが、この神社…
JR二宮駅前から延びる県道71号線を北上し、途中からは脇道となる旧道をさらに北上していきました。 そこは、農村の合間に住宅が立ち並ぶ、神奈川県によくみられる牧歌的な光景が広がるところです。 そんな中に原付を走らせていくと、やがて「水を飲みに…
小春日和の気持ち良い天気の日、横浜からひたすらに原付を飛ばして道志川のほうまでやってきました。 ここまで来るとコンクリートに囲まれた日常を忘れ、どこまでも続く緑のさんざめくようなにぎわい、そこかしこから聞こえてくる小鳥たちの呼び合う声にうき…
9月のまだ残暑厳しい中、横須賀の衣笠公園を訪ねました。 衣笠公園は緑が多く起伏に富んで、犬の散歩やジョギングをされている方が多く、横須賀市民から愛されている公園だと思います。 この公園を含む衣笠山は、かつて三浦一族の本拠であった衣笠城址の脇…
前回では、葉山町の森戸大明神と、古木「飛(び)ビャクシン」の紹介をしました。 www.miuken.net 今回は、そのビャクシンのすぐ近くにある千貫松という松です。 この千貫松は、見上げるような巨石の上に根づき、あまりに強い海風に身をくねらせ、躍らせるよ…
逗子の海岸から葉山御用邸へと向かう曲がりくねった道は、森戸海岸線といって三浦半島の中でも主要的な道路の一つで、みうけんの原付ツーリングでは必ずと言ってイイほど通る道でもあります。 住宅街と海岸沿いの風景を繰り返す穏やかな道を南下していくと、…
JR横浜線の長津田駅を出発し、町田駅方面にむかう右手には住宅街が綿々と広がり、そのランドマークのように聳えるのが町田市成瀬のクリーンセンターです。 そのクリーンセンターのほど近いところ、住宅街の中にひっそりと立っているのが「義民 原嶋源右衛門 …
境側にかかる今飯橋(いまいいはし)の東側、下飯田の交差点から北側へ進んでいくと、曹洞宗寺院である巨木山 東泉寺(こぼくさん とうせんじ)があります。 このお寺は再興されてからなお400年の歴史を持つ古刹で、徳川家の旗本であった筧(かけひ)家に…
相模原の街を原付で駆け抜けていくと、どうしても突き当たる壁があります。 JR横浜線の線路と、米軍の相模総合補給廠です。 このどちらもが、一度突き当たってしまうと乗り越えるためにはかなりの距離を迂回しなければならないので、かなり厄介な存在です…
JR横浜線、古淵駅と矢部駅の中間のあたりに青山学院大学のキャンパスがあります。 その裏手の住宅街の中にある神社が、「おきぬ様信仰の発祥の地」とされる淵野辺の皇武神社で、御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)です。 この神社の創建については…
三崎口駅前の三崎通りを南下し、 「三戸入口」交差点から西側の御用邸道路へと入ります。 大きく弧を描いてカーブする御用邸道路の、さらに先の三戸の集落の片隅にあるのが、阿弥陀如来さまをご本尊にいただく浄土宗寺院の龍徳山 光照寺です。 この寺の開山…
死後の世界の六道(天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道)で迷える亡者の手を引き、極楽浄土へ案内するとして信仰されてきた地蔵菩薩。 その霊験によって今なお交通事故の現場などに建立される事が多いばかりか、子供が大好きな菩薩さまと知られ、…
JR横浜線、淵野辺駅から線路に沿って町田方面へ行くと、線路沿いの鬱蒼とした森の中に神社が見えてきます。 これが淵野辺の新田稲荷神社で、新田と書いて「しんでん」と読みます。 この神社はもともと淵野辺新田の鎮守であり、春になると境内には桜が満開…
横浜市南部を走る環状4号線の栄区のあたりに公田交差点という交差点があります。 地元では知らない人がいない、というくらいにメインの交差点なのですが、その南の「上耕地橋」の北側にはかつて天神様の社があったそうです。 現在は住宅街となりその面影は…
自衛隊の武山駐屯地から衣笠インターチェンジへ続く山間の道のを登っていくと、三浦半島のほぼ中央、横須賀市武の丘の上にでます。 うっそうと茂る樹木の中の伸びる階段の先に、陽光に照らされた静かなお寺があります。 源頼朝ゆかりの日金地蔵で知られる浄…
相模原市の藤野津久井線という道は、相模原市の牧野の里から青野原に至る道です。 一部は幅員が2メートルしかない区間もあるものの、比較的道幅が広い区間も多く、その風光明媚な山並みを縫うようにして行程は原付で走っていてもとても楽しい道です。 途中…
三浦半島を縦断する三崎街道を原付で南下していきました。 とちゅう、三崎警察署をすぎて米屋のある所を曲がっていくと、細い道筋に小さな鳥居を構えたこぢんまりとしたお社が見えてきます。 これが三崎の妙義神社のお社です。 「妙義神社」と聞いて思い出す…
海老名市の有馬浄水場の南西がわ、中河内の里には貴日土神社という神社があります。 地元の方に崇敬されるばかりのこぢんまりとした神社ですが、大東亜戦争(第二次世界大戦)の際には陣地が構築され、そのために移転した鳥居についての石碑が残るなど、ここ…
三浦市の三崎口駅前の「三崎通り」をずっと南下して行くと、三崎の市街地に当たりますが、現在では湘南信用金庫の三崎支店があるあたりは明治25年(1892年)頃までは街道の宿場であったと言わています。 幕末の頃には三崎支店のあたりには「陣屋」があ…
相模原市南区、新磯小学校入り口の交差点に立つ大きな青面金剛の石碑を見ながら、交差点の道を東に進むと、突き当りまでの坂は「ねこ坂」と呼ばれています。 なんでも、この坂はむかし猫が化けて踊っていたとかで、嫁入りや兵隊の送り迎えの行列は避けて通っ…
国道16号線の「安浦二丁目」 交差点から西へ進むと、ほどなくして京浜急行の線路をくぐりますが、その脇に昔ながらの立派な長屋門が残されているのが見えます。 これは三浦一族の子孫と言われている永嶋家の長屋門です。 永嶋家は三浦一族が没落した後は小…
人気の少ない三戸浜に沿って原付を走らせると、そこに穏やかに広がる砂浜と、雄渾なる相模灘の向こうには富士山が見えてきます。 富士山の頂上にはすっかり雪が積もって、もうすぐ冬という装いが感じられます。 さて、この三戸浜から海岸沿いの集落に入って…
本厚木から愛川を経て相模湖に至る幹線道路、国道412号線をずっとずっと北上して行きます。 とちゅう、長竹カントリークラブを過ぎ、串川を渡って串川駐在所のあたりまでくると、左手の路傍にたくさんの石仏が集められているのが見えて、急遽原付を引き返…
わくり井戸のあるところから、初声保育園へと向かって小高い丘を上がっていくと、途中で和田家の住宅の片隅に簡素な冠木門が見えてきます。 この和田家のある所はもともと「五劫寺」という寺があったところです。 「五劫寺」という寺がどういうお寺であった…
相模原の古淵駅の南側、東大沼2丁目というところにやって来ました。 ここの大沼神社とテニスクラブを起点として、街を丸く囲む道路が残されています。 これは、かつてここに大きな溜め池があったことを物語っています。 iPhoneのアプリ「古地図散歩」によっ…
綾瀬市の吉岡のあたりを原付で流していた、ある秋の日のことです。 秋風が吹く爽やかな吉岡の里の片隅に、小さな児童公園を見つけ、その奥に残されていたお堂が気になったので、子供が遊んでいないのを確認してちょっと立ち寄ってみる事にしました。 (子供…
厚木市の中心部から愛川、宮ケ瀬を抜け、道志川にそって進み、やがて津久井へと至る国道412号線という道があります。 厚木から愛川へと抜けていく、とても重要な道であるとともに、みうけんの原付ツーリングではよく利用している道でもあります。 その4…