みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

愛車はヤマハのシグナスX。 原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。
風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。
※いままではカタい文章の書き方でしたが、徐々に改めていきます。

歴史と民話とツーリング

歴史と民話とツーリング

横浜の歴史を見守り続けた 道慶橋と道慶地蔵尊(横浜市南区)

横浜市磯子区の円海山あたりに期限を発する笹下川は、港南区の「関の下」あたりで日野川と合流して大岡川と名を変え、港南区と南区を流れた後は途中で中村川と別れて、かつての吉田新田であったところを囲むようにして流れています。 その大岡川に沿って京浜…

矢部義兼の無念の死を慰める 上矢部の板碑(相模原市)

JR横浜線の車窓から、どこまでも続いているかのような広々とした草原の中に、いかにもアメリカ風といった建物や軍用車両が並んでいる様を見ることができますが、これが米軍相模原補給廠です。 ベトナム戦争の際には破壊された戦車の修理工場などとしても機能…

横浜市民の食を守り続ける 市場の稲荷大神社(横浜市神奈川区)

横浜駅の東口から20分ほど歩いたところ、横浜中央卸売市場というのがあります。 いわゆる築地の横浜版みたいなもんで、いろんな魚や肉、野菜などの食べ物がセリで売られているようです。 (実際、セリを見たことは無いので「いるようです」という事で。) …

山中から何かを伝える 沼代の地蔵堂(小田原市)

東海道線国府津駅よりはるかに北側に広がるのが、小田原市の沼代の里です。 このあたりは小高い山裾から指呼の間に小田原の街並みを見下ろし、さらに先には遥かなる相模灘を見渡す、絶景の素晴らしいところです。 城下町小田原は、もともと柑橘類の栽培が盛…

タンデムライダーズ(TANDEM RIDERS) タンデムツーリングベルト TB 専用タンデムクリップ標準装備 HZ-300を紹介するよ

今回紹介したい商品が、こちら。 「タンデムライダーズ(TANDEM RIDERS) タンデムツーリングベルト TB 専用タンデムクリップ標準装備 HZ-300」です。 一体なんじゃらほい、と言うことでしょうけれど、簡単にいうとバイクで子供をタンデム(二人乗り)する時に…

横浜大空襲の悲劇を今に伝える 普門院の黄金地蔵尊(横浜市南区)

江戸時代から明治時代にかけての文明開化で、それまでの寒村から世界的な知名度を誇る港湾都市、貿易都市として発展した横浜。 日本で多く取り入れられたアイスクリーム、街灯、石鹸、スカーフ、牛鍋などの日本での始まりは横浜がほとんどであり、これといっ…

源頼朝と海を渡った 七騎を祀った七騎堂(湯河原町)

神奈川県と静岡県の県境の近く、萬年山 城願寺という曹洞宗の寺院があります。 このお寺の歴史は古く、鎌倉幕府を創設した源頼朝を助けた土肥一族の菩提寺とされています。 元々は荒れ果てていた密教の道場でしたが、土肥実平が持仏堂として再興し、さらに臨…

災厄におののく人たちを慰めたか 生麦の子育て地蔵尊(横浜市鶴見区)

横浜市鶴見区の生麦あたりを原付で散策していて、子育て地蔵尊なるものを見つけたので参拝してまいりました。 はて、こんな住宅密集地にもお地蔵様がおられるのだなと思って調べてみたら、すぐ脇の浄土宗寺院である入蔵山 究竟院 慶岸寺で管理されているよう…

湯河原駅前に立つ 土肥実平と奥方の銅像(湯河原町)

東京駅から神戸駅までを結ぶ東海道本線の中で、神奈川県の最西端である湯河原駅までやってきました。この温泉は名湯「湯河原温泉」郷の玄関口となる駅で、ここを越えると次は静岡県の熱海駅で、一日の乗車人数6000人ほどの静かな駅です。 この駅前にはロ…

哀れな九尾狐を祀った ぐみが作の狐塚(三浦市)

以前、「 漁師と九尾狐の悲哀を今に伝える きつね浜の伝説(三浦市)」という記事を書いたことがあります。 まだ新井城があったころに、三浦荒次郎義意が海に向かって矢を試しうちしていたころ、たまたまこの近くに住みついていた九本の尾を持つ大きな老狐に…

和田義盛が神仏の加護を願った 庄司川とわくりの大井戸の碑(三浦市)

あるうららかな春の日、三浦市初声町の高円坊の里へとやってきました。 この地は和田義盛の孫である和田朝盛が高円坊と名乗り、僧として住んだことが地名の由来とされています。 この辺りは三浦一族の傍流である和田氏とかかわりが深く、畑の真ん中に残され…

平氏と源氏 両方に従い戦った金子家忠の陣屋跡(横須賀市)

ある日、衣笠インターチェンジ近くの三崎街道を原付で走っていたところ、コンビニの脇に何か小さな石碑があるのが目につきました。 脇の電信柱ほどの太さの石碑で、途中で折れたものを補修してあるものの、はっきりと「従是西百六十■ 金子十郎家忠陣屋跡」と…

源頼朝逃避行の史蹟 カブト石と立石(湯河原町)

湯河原町の城願寺から土肥城趾へと登っていく、細い坂道があります。 その道はまるで林道のようで車がすれ違うことも難しく、神奈川県の中でもヤビツ峠や三浦市の農道などに並んで五指のうちに入る「車で走りたくない道」のひとつです。 その路面は落ち葉が…

琵琶法師に調伏された大蛇の話 新横浜の蛇幸津神社(横浜市港北区)

今では新幹線の駅もできて発展いちじるしい新横浜のあたりですが、新幹線の駅ができるまでは一面の湿地帯で人も住まないところでした。 しかし、昭和39年(1964年)に国鉄新横浜駅が開業すると駅の周りはみるみるうちに発展していきます。 特に、今で…

高台の茂みに埋もれる 朝盛塚の由来と哀話(三浦市)

三浦市初声町の高円坊というところに、この地域の鎮守である高円坊日枝神社があります。 この神社は三浦半島の中でも比較的高台に位置しており、眼下には東京湾を望むことができて、その背後には富士山をいただく、とても風光明媚なところです。 この広い丘…

恐怖の伝染病から人々を守った 定方寺の瘡守稲荷(大和市)

大和市下鶴間、境川に沿った小高い丘の上にあるのが曹洞宗の境国山 定方寺です。 御本尊様は釈迦如来像ですが、武相卯歳観音の札所としても崇敬を集めており、正観世音菩薩も祀られているお寺です。 この辺りは、もともと水害の多い所だったのでしょう。 川…

生きとし生けるものに感謝をささげた 福泉寺前の一切亡虫魚の墓(三浦市)

みうけんは、神奈川県の三浦半島が大好きです。 山と海の美しさを兼ね備え、実に風光明媚で歴史も奥深く、よって見どころも多く、自宅からも近い。 とにかく、ブログのネタにも事欠きません。 そんな三浦半島を、今日も元気に原付で駆け抜けました。 燦燦と…

狐憑きを封印した 氷川神社の福徳稲荷(相模原市)

JR横浜線の相模原駅とJR相模線の南橋本駅の中間のあたり、その名も「氷川通り」の走る「氷川神社前」の交差点のところにあるのが相模原市清新の氷川神社です。 ここの御祭神は「素盞嗚尊(すさのおのみこと)」であり、日本神話の天岩戸のお話では乱暴狼…

三浦荒次郎義意公の奥方を供養する 無住の霊照院(三浦市)

三浦半島の「油つぼ入口」から新井城址や油壷の方に入る小道、いわゆる県道216号線(油壷みち)を西へ進んでいきました。 途中、脇にそれる道があり、地図を見ると古道が走っているようだったので脇道にそれて原付をゆっくりと走らせていきました。 いか…

巨人の足跡が沼となった 鹿沼公園のでいらぼっち伝説(相模原市)

JR横浜線の淵野辺駅の南側に、鹿沼公園という公園があります。 駅前の立地でありながら交通公園や池、本物の蒸気機関車の展示などがあり、広々とした公園でいつも子供たちの憩いの場となっています。 駅前の住宅地で、このような立派な公園があるというこ…

邪魔する大人を熱病にかける 子供大好きな権現さま(横浜市中区)

周囲を海に囲まれた本牧は、横浜を愛する人たちにとって特別な名前でもあります。 今は陸の孤島となってしまってみなとみらいや伊勢佐木町からは大きく差をつけられ、しかしそれでも横浜を代表する街の一つであることには変わりありません。 そんな本牧の総…

江戸城の石垣の石か 三戸浜に眠る巨石「天神丸」(三浦市)

三浦半島のランドマーク、三崎口の駅からまっすぐ西へ向かうと三戸の砂浜に突き当たります。ここは背後に三浦半島の里を背負い、眼前に雄大に広がる相模灘と、晴れた日には遠く富士山も眺めることができる風光明媚なところです。 この近くには鎮守である上諏…

かつての人々の暮らしを伝える 小机の猿田彦大神(横浜市港北区)

第三京浜、港北インターチェンジのところから小机大橋を経て鶴見川を渡り、小机町へと向かいます。この小机大橋を渡ったところは古くは矢之根、または北根方という字で呼ばれていたところで、ちょうど小机城の北側に当たります。 明治時代初期の古地図には、…

御真影奉安殿を社殿に活用 下九沢の日之森神社(相模原市)

JR相模線、南橋本駅からまっすぐ西側へ2キロほどいったところ、相模原北公園近くのバス停に面した一角にこぢんまりとした神社があります。 この神社は「日之森神社」というのが正式なようですが、一般に広く「日の宮さま」と呼ばれ、特に境内は「お日の森…

三浦道寸公奥方の隠れ寺 原のかんのんさま(三浦市)

三浦市の「油つぼ入口」の交差点から南東に160メートルのところ、畑が続く農道の脇に小さな階段があります。 最近になって「如意輪観世音菩薩」の看板が出て分かりやすくなりましたが、ここは通称「原のかんのんさま」と呼ばれ地域で親しまれている、臨済…

村のランドマーク 源頼朝の駒つなぎの松(伊勢原市)

伊勢原市の奥、日向(ひなた)の里は、今では訪れる観光客もあまりありません。 平日に通るのは地元の車ばかりといったところで、たまに神奈中バスがゆっくり走り、空にはゆうゆうと渡り鳥が飛ぶ、じつに静かで風光明媚な所です。 ところで、近隣には日向薬…

白蛇が社殿を移築した 清兵衛新田の氷川神社(相模原市)

JR横浜線の相模原駅とJR相模線の南橋本駅の中間のあたり、その名も「氷川通り」の走る「氷川神社前」の交差点のところにあるのが相模原市清新の氷川神社です。 ここの御祭神は「素盞嗚尊(すさのおのみこと)」であり、日本神話の天岩戸のお話では乱暴狼…

開発された本牧に何を思うか 十二天を支配した大天狗(横浜市中区)

今ではすっかりと埋め立てられてしまった中区の本牧のあたりですが、かつてはどこまでも続く砂浜と松の並木がきれいなところで、地元横浜はもちろん東京などから海水浴に来る人もいたといいます。 今ではその面影はありませんが、そういえば本牧ふ頭も昔はA…

家畜の供養を願った 珍しい豚頭観音像(三浦市)

横須賀から三崎口駅を通じて、三浦三崎まで伸びる横須賀三崎線という道があります。 このあたりの主要な交通路で、なかなかに交通量も多く、その「油つぼ入り口」交差点のあたりを西に入っていく細い道の奥に、浄土真宗本願寺派寺院である白蓮山 観音堂 心光…

苦難を乗り越え永遠の愛を手に入れた おはんと清吉の恋物語(相模原市)

相模原市の、どの駅からも遠く離れた大島というところがあります。 観光客なども決していないような静かな住宅街で、近くには相模川が流れているくらいのところです。 そんな静かな住宅街の一角に、日蓮宗寺院である三宮山 法性寺があります。 このお寺は、…