②歴史と民話とツーリング-厚木市
厚木市の市街地から、小さな玉川という川を遡って七沢へと向かいます。 とちゅう、左側には大手自動車会社の巨大な工場が見えてきますが、ひるがえって右側は小山の麓と谷間に民家が並び、その前には田畑が広がるといった牧歌的な風景が広がっています。 そ…
厚木市西部に流れる玉川は周囲の田畑をうるおし、今なおゆるやかな流れをたたえています。 近くはだいぶ宅地開発がなされ、自動車メーカーの広大な開発工場なども整備されて発展も著しいところですが、玉川の周辺は田畑も多く、どこか牧歌的な光景を今に伝え…
厚木の中心地より日向薬師へと向かって、玉川の流れを遡上していきます。 とちゅうのどかな田園風景が心を和ませてくれ、スロットルを握る手も軽やかになる心地よいところです。 このあたりは鎌倉時代、 愛甲氏が治めていたところであったといわれています。…
厚木の名所、七沢温泉郷をぬけ、山奥に向かって原付を走らせていました。 この辺りまでくれば人家もなく、周囲は鬱蒼とした木々に囲まれて昼なお暗く、道路はところどころ濡れてまさに深山幽谷といった趣です。 これで、ヤマビルさえいなければ丹沢大山はも…
本厚木から愛川へと向かう国道412号線を北上して、公所海道の交差点から左へ入る脇道にそれ、また412号線に沿うようにして北上していく。 途中、荻野川にかかる源氏橋を越えていくと、ほどなくして右手にこんもりとした塚が残されているのが分かる。 …
本厚木から愛川へと向かう国道412号線を北上して、公所海道の交差点から左へ入る脇道にそれ、また412号線に沿うようにして北上していく。 しばらく進んでいくと荻野川に源氏橋という橋がかかり、その脇には目立たない石碑がひっそりと残されているのを…
小田急線本厚木駅から北西に進むと、県内では指折りの進学校とされる神奈川県立厚木高等学校がある。 その正門の前の下り坂を降りていく。 この坂自体は学生の通学のために比較的最近に切り開かれたもののようである。 この坂を脇道にそれると、すぐ脇に「尼…
小田急線本厚木駅から愛川町へと向かう国道412号線を北上すると、愛川町に入る手前の荻野の里に差し掛かる。 この荻野の里を、小さなせせらぎとなって流れる荻野川に沿ってさかのぼると、一段高い階段の上に、今では無人となった寂しげな用野観音堂にたど…
小田急線の愛甲石田駅から丹沢大山へ向かい、7キロほどバイクを走らせると山深い秘湯である七沢温泉に入っていくことができる。 と、そのさらに奥に広沢寺温泉郷という鄙びた温泉があり、うっそうとした杉木立の中には沢と民家が数件建つのみであり、まさに…
喧噪華やかな本厚木駅をはるかに離れ、国道412号線を愛川に向かって北上していくと、やがて荻野の里にたどり着く。 412号線から西側に入り、荻野川を渡ると曽根神社という村社があるが、そのさらに山奥に入っていくと通りから奥まった行き止まりの農道…
ある春の日、桜が満開になる厚木市の飯山温泉郷を訪ねた。 飯山温泉郷の入口には小鮎川という小川が流れているが、その橋を渡って参道をまっすぐ行くと飯山観音である。 この飯山観音は古来より縁結びの神様として知られ、かつて競馬場だった飯山グラウンド…
小田急線の本厚木駅から北がわ、中津川と相模川に挟まれた地域を南北に貫く厚相バイパスをずっと北上し山際交差点を左折すると、地域の鎮守である諏訪神社があり本殿は文化14年(1817年)の建造であるが、この近辺では南北に長く河岸段丘が続く地形と…
JR相模線相武台下駅を降り、南側の県道42号線から相模川を渡ると長福寺という曹洞宗の寺院がある。 ここまでくれば駅からも遠く離れ、訪れる人もまばらな寂しいお寺ではあるのだが、詳しい縁起は分からないものの古い歴史を持つであろうことは境内に並ぶ…
ある小春日和の日、厚木市で用事を済ませると、そのまま少し散策することにした。 このあたりは岡津古久と呼ばれ、山を切り開いた自動車会社の技術センターがある以外は、のどかな農村地帯となっており、通りには歩く人もまばらである。 古来、岡津古久・津…
厚木市とは言っても喧騒華やかな雰囲気の本厚木から遠く離れ、岡津古久という地域に来ると、町が一つ入ってしまいそうな広大な面積を誇る日産テクニカルセンターがある。 もちろん日産テクニカルセンターの構内には部外者は入れないが、そのすぐ脇に山を切り…
神奈川県には、「大山みち」というのがあります。 地名を冠した道は、危急の際に「いざ鎌倉」と武士が馳せ参じた「鎌倉みち」、昔は一大商業港であった現在の金沢区に続く「金沢みち」などありましたが、「大山みち」は伊勢原市の大山不動尊に続く道です。 …