②歴史と民話とツーリング-小田原市
小田原市の東の端、眼前に相模灘と小田原の街を眺める沼代という所の高台に登ってみました。 このあたりは原付であれば難なく坂を上ることができ、一面に広がる広い空の下に広がる風光明媚な景色はなかなか見ごたえのあるところです。 ここには沼代地蔵堂と…
小田原市の、県道72号線の上を小田原厚木道路のガードが跨ぐところがあります。 そのガードをよく見ると橋脚の隙間に細い農道が伸びているのが見て取れますが、特に注意していなければ通り過ぎてしまうような細い道です。 この道は特に立ち入り禁止の看板…
東海道線国府津駅よりはるかに北側に広がるのが、小田原市の沼代の里です。 このあたりは小高い山裾から指呼の間に小田原の街並みを見下ろし、さらに先には遥かなる相模灘を見渡す、絶景の素晴らしいところです。 城下町小田原は、もともと柑橘類の栽培が盛…
小田原駅の東北がわ、大雄山線の井細田駅のあたりは閑静な住宅街で、どこかなつかしく昭和の雰囲気を残すところです。 このあたりは小田原城とも近く、酒匂川や街道とも近いので昔から人々の往来も多かったところだと思います。 井細田と書いて「いさいだ」…
御殿場や足柄を経て流れ来る鮎沢川と、丹沢湖から流れ来る河内川が谷峨の近くで合流して酒匂川となります。 この酒匂川は山北から松田を経て、小田原を通り相模湾へと注いでいますが、この酒匂川の小田原のあたりには、龍宮女房の伝説というものが言い伝えら…
伊豆箱根鉄道の井細田駅前の通りを西に進むと、程なくして小田急線の足柄2号踏切に差し掛かります。 この辺りは平和な住宅地で、この踏切も一見するとどこにでもありそうな踏切です。 この踏切で列車が通過するのを待っている時、踏切の脇に小さく区切られ…
小田原市の久野交差点から西側に伸びる古道を原付でたどっていると、京福寺を過ぎたあたりで右手にたたずむ小ぢんまりとした観音堂を見つけました。 このお堂は一般的な地図にも載っておらず、住宅地図では個人名と並んで「大畠観音」と記載されているのみで…
東海道線早川駅前の通りを北に進み、すぐの角から東海道線のガードをくぐると、そこには縫うようにして走る細い道と、閑静な住宅街が広がっています。 ここはいかにも古道というか、旧街道のようなたたずまいを残していますが、この奥にあるのが真言宗東寺派…
小田原市は小田原城や曽我梅林が有名な歴史のある地で、新幹線の駅や箱根への入り口もあり常に賑わっているところですが、久野の里のあたりまで来れば観光客の姿を見ることはほとんどありません。 そんな久野の里を原付で走り、久野駐在所のあたりから久野保…
大雄山線の五百羅漢の駅前の県道720号線を南下すると、かつての小田原市消防署北分署だった建物が見えてきます。 現在は、この建物は小田原市水防倉庫として利用されていて、詳細な地図などにもあまり載っていない建物です。 この水防倉庫の右手の空き地…
国道1号線の押切橋交差点を折れて山側にしばらく進んでいくと、曹洞宗の古刹である萬年山・広済寺という寺がある。 この広済寺は、寺伝によると元は箱根宿の宿場上町にあって慈善事業を施していたが、江戸時代の初期に大山道がひらけた際にここに移った、と…
JR御殿場線に沿うようにして松田町と国府津を結ぶ、通称松田国府津線は地域の重要な連絡道路であり、生活道路として欠かせない存在になっている。 ここのあたりは昔からの街道が通っていたようで、山に沿うようにして小さな道祖神を見ることができるが、松…
JR東海道線、国府津駅の北側を東西に走る「やまゆりライン」から分岐する道のうち、道沿いに王子神社や吉祥院が並ぶ、昼なお寂しい山道がある。 この山道をバイクで走るうちに、やがて大きく東側にカーブするところがあるが、そのカーブの片隅にはひっそり…
JR東海道線の国府津駅はかつて東海道線の要所であり、現在の御殿場線へと向かう旧東海道線に機関車を連結する起点駅として大いに発展したが、その役目を終えた現在としては海沿いに広がる閑静な住宅地を擁する穏やかな光景が広がる駅となっている。 その国…
伊豆箱根鉄道大雄山線の井細田駅から山王川に沿って西へ進み、小田原厚木道路をくぐって山すそにあるのが、この地で古くから鎮守を務めている郷社の神山神社がある。 この神社は神山神社と書いて「こうやまじんじゃ」と読ませ、小田原市城山にある大稲荷神社…
観光客で賑わうする箱根登山鉄道・風祭駅の近く、小田原厚木道路と国道1号線が交差するところに、あまり目立たない踏切があるが、その脇には崖に面した細い獣道があり、入口の脇にはいかにも古びた案内看板がひっそりと建てられているのが見てとれる。 その…