最近、横浜中央卸売市場の「市場めし」にコッています。
ずいぶん昔にはちょくちょく通いましたが、足が公共交通機関だったころはバスに乗るのが不便で、何度か通ってから足が遠のいてしまっていました。
しかし、最近は足が原付2種のシグナスに変わったので、県内くらいであればどこにだって行けるようになり、実にありがたい事です。
さて、こちらは横浜中央卸売市場の本場にある厚生食堂です。
市場名物ターレが行き交う活気ある市場の隅、魚ががっつり入ったスチロール箱がガバッと並ぶ一角にテント張りの席を構えたお店です。
入り口は、質実剛健。
たくさん貼られたメニューがなければ、ぜったいに小さな水産会社の事務所の入り口にしか見えないような外観です。
それでも、なぜかPayPayに対応しているなど、不思議なところでお客目線だったりするのですねぇ。
メニューはもちろん海鮮づくし。
安いかどうか? と聞かれたら何とも言えないけれど、観光客気分で来ていますから「ここで食べる」という事自体が大事なのかもしれませんね。
それに、この価格であれば決して高くはない盛りであった、と後に思いました。
海鮮だけではないのです。
チャーシューキムチ丼だの、そばうどんなどもあります。モリモリな海鮮だけで攻めて来ないところが、本当に市場で働く人たちのための食堂なんだなぁって感じがします。
でも、今回はやはり海鮮で!!
グツグツと湯煎されているお味噌汁や煮物たち。
エビがこれでもかと煮込まれているのは、一体何の料理なんでしょうか??
単に味噌汁というわけでもないようですが・・・
客席はというと、店前の路上にテーブルとイスを並べたもの。
これにテントの屋根とすだれの目隠しがつきます。
元々は、この席もあったのかどうか。後付けだとすれば、ずいぶんと良いサービスしてます!!
そして呼ばれました!! 海鮮丼の方~!!
受け取りに行って、思わず「ぉおぅ」と声を上げてしまいました!!
これぞ市場「海鮮丼」(990円)です。お支払いもペイペイが使えるのはありがたいですね!!
刺身を見てください、刺身を!!
まぐろ、まぐろ中落ち、サーモン、えび、白身魚がいろいろ・・・。
正直言って、どの刺身が何という魚なのか分からなくてすみません。
でも、この刺身はある部位は柔らか、ある部位はコリコリで実にうまいのです!!
醤油を回しかけて、刺身を口に放り込めば強烈な旨味と甘みが口の中をほとばしる。
こりゃスゴいやとシュバババとご飯をかきこめば、ドングリほおばったリスのような口をして目を細める胡散臭いオッサンの出来上がりです。がきデカか!!
こんな姿、ぜったいに好きな女の子には見せられないわ~。
お味噌汁は豆腐・わかめ・油揚げ。
しっかりとした煮干しのダシが効いている美味しいお味噌汁です。
最近、みうけんは血圧の関係上かなり薄味な舌になってしまっているのですが、そんなみうけんでちょうどよいのですから、普段濃い味の方には物足りないかもしれませんね。
切り干し大根も、どこかなつかしい昭和の味。
最近は、あまり見かけることが無くなったように思います。
こちらも懐かしく優しい味で、良い箸休めになりますね。
こういった何気ない一皿って、とても大事だと思います。
このお店は、どう見たってオシャレでもないし、デートなどには向かないお店ですが、ここで働くワーカーたちの胃をガッシリとワシ掴みにしているんだなぁ、心から感じます。
朝早くからやってるのも夜勤明けの朝食としては便利だし、ペイペイが使える利便性も素晴らしい。
これからも、このお店は定期的に通わせていただきたいと思いますね。
御造作!!
↓↓↓食べログもごひいきに願います。↓↓↓
横浜魚市場卸協同組合 厚生食堂 (定食・食堂 / 神奈川駅、新高島駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5