みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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中区末広町の「延明」で川菜と東北菜と朝鮮菜

 

中華料理界の肉汁プリンス、小籠包。

 

もはやその名を知らない人はいない! と断言できてしまいそうな人気料理ですが、肉汁ジュバァは小籠包だけじゃないんです。

 

と、言うわけで今回やってきたのは、伊勢佐木モール裏手、親不孝通りに面した「延明」さん。

川菜と東北菜、朝鮮菜のお店・・・すなわち四川料理、中国東北料理、朝鮮族料理のお店です。

 

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横浜で四川料理と東北料理の両方を出すお店は、意外にもたくさんあるんです。

しかし、たとえば四川省の重慶から東北のハルピンまで計測しても2577キロも離れているんですよね。


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これって、日本の沖縄から北海道の端っこまでの距離とあまり変わらないくらい遠いということ。

こんなにも違う地方の料理を同時に出すのは、いつも不思議に思います。

 

店内に入るとニコニコのスタッフさんが席に案内してくださいました。

店内に流れる中国語のテレビが、良いBGMになっています。


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▼お通し

 

メカブのキムチ・大根のキムチ・塩ピーナッツです。

これらはおかわり可能で、スタッフさんにお願いすれば持って来てくれます。

 

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▼小眞露(チャミスル:950円)

 

普段は外ではあまり飲まないのですが、たまには一献。

この手頃なサイズ感がちょうど良いです。

 

このお酒は韓国のお酒ですが、やはり辛い料理との相性はバツグンです。

 

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▼麻辣羊肉(ラムピリ辛串:200円)

 

やはり本格の中華に来たら、これは外せないです。

ギュムギュムな食感の中からあふれる肉汁と麻辣な味付けが効いていて、空腹の胃にガツンと響きますねぇ。

 

▼羊肉串(ラム串:130円)

 

これは全く辛くないバージョン。普通に塩味で、お肉の本来の味をしっかりと味わえます。

焼き加減が丁度よくって、歯を通じて伝わってくるお肉の弾力と、お口に広がる肉汁がたまりません。


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▼夫妻肺片(牛肉と豚タン、牛ハチノスの辛味和え:980円)

 

名前を聞くとギョッとしますよね。

「夫妻」は元々全く違ったもの=この場合は牛と豚が合わさったもの、という表現。

 

肺片は、もともと捨てる部位で作ったので「廃片」だったのが、文字が良くないからと「肺片」に変えたのです。

肺片とは言いますが、肺(ホルモン屋さんではで「フワ」といいます)は入ってないのが面白いところ。


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ギュムッギュムッと力強い食感の牛肉!!

噛みごたえのよい豚タンやモツ!!

 

これらをピリ辛のラー油タレで和えたもので、そのレシピはお店によってさまざまです。

ここのは野菜もパクチーも入らない、お肉で一本勝負。これはこれで美味しいです。


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▼老虎菜(パクチーのピリ辛サラダ:780円)

 

生の青唐辛子がビシバシ入っていて、ちっとも「ピリ辛」ではないですが、カラいはウマい。

たっぷりのパクチーとネギが良い組み合わせです。


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そこに唐辛子の辛味が加わって、食欲がすごい上がります。

パクチーが好きな方、辛いのが好きな方はぜひ!


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▼羊肉蒸饺子(ラム肉入り蒸ギョーザ:980円)

 

やはり、ここに来たらコレでしょう。

でっぷりと大きな手づくり餃子で、しっかりと蒸してあります。


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やはり餃子は蒸し餃子か水餃子が大好きです。

注意しながらそっとお皿に乗せて皮を破くと、中から肉汁がジュバァします。

 

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羊の風味がほのかに香るので、苦手な方もいらっしゃるかもしれません。

ピリ辛なタレにつけて、肉汁をすすり、もちもちの皮と肉肉なアンをモギュモギュ。

 

こんなに大きな餃子が10個も入って980円は安いなぁと思います。

 

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▼韩式冷面(冷麺:950円)

 

韓国式、となっていますが味が全然違います。

いわゆる水冷麺は北朝鮮・平壌の名物料理で、ドンチミと呼ばれる浅漬けキムチのタレにソバやドングリを合わせた黒い麺を入れたもので、さっぱりした味付けです。

 

こちらの冷麺は、どちらかというと冷やし中華のような味わいかな。

醤油と酢の味付けが鮮烈、麺も白っぽくて平壌冷麺に比べれば軟らかい物でした。


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旧ソ連時代、中央アジアに連行された朝鮮族の末裔や、中国の延辺朝鮮族自治州の延吉冷麺も醤油味が効かせてあると聞いことがあるので、その血統でしょうか。

 

もともと中華の「拉麺」から派生したラーメン、「餃子」から派生したギョウザ、またインドのカレーやイタリアのピザなどと同じように、冷麺も周囲の国々で独自の進化を経て、今なお愛されているようです。


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本来は辛い料理なようですが、辛い調味料は小皿に別添えにしてくださいました。

こんな小さなところに、スタッフさんの優しさが垣間見える、ホッとする夕ご飯でした。


◆◇◆後記◆◇◆

 

このお店は客層は中国の方が多くて、もちろん本場の味。

個人的には福富町の青香延も好きですが、この蒸し餃子は唯一無二の味わいです。

 

また、呼び出しベルを押すとテーブル番号が中国語でアナウンスされるのにグッときます。

本格の中華を愛する方、横浜で海外気分を楽しみたい方に、オススメできるお店です!

 

お試しを!

 

 

 

再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい

 

 

 

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延明中華料理 / 関内駅伊勢佐木長者町駅日ノ出町駅
夜総合点★★★★ 4.5

 

 

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