みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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中区福富町仲通の「青香延」で中国東北料理

 

ハマの不夜城、横浜福富町。

新宿の歌舞伎町に比べればだいぶ大人しい街ではありますが、それでもなお夜の顔はオトナの街として、幻想的に煌めくネオンと街ゆく人の多国籍な話し声が懐かしい街です。

 

この福富町はかねてから横浜コリアタウンとしても名を馳せており、何度か記事にもさせて頂きましたが、今回紹介するのは延辺朝鮮族料理に始まり、現在は中国東北料理から四川料理まで幅広く出してくださる「青香延」(せいこうえん)さんです。


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入り口の看板を見ると、中国東北地方の代表的おつまみである羊肉串の名を前面に押し出していると思いきや、下の方にはユッケジャンやカムジャタン、ビビンバなど韓国料理も掲載されているのが面白いですね。

 

このお店は、もう20年以上通っていますが開店当初は完全に「延辺朝鮮族料理の専門店」でした。長い時間をかけて中華料理中心にシフトしていきましたが、この看板の表記はその時の名残りなのでしょうか。


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階段を上がって店内に入ると、中は広く、掘りごたつ式のお座敷もあるのでお子様連れでもゆったりと座る事ができます。

 

この「青香延」さんはメニューも豊富で、全メニュー制覇にはなかなか遠い道のりですが、このお店に来たらコレ!! というメニューを中心に注文しているので、今回はいくつか紹介したいと思います。


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「羊肉串」(羊肉の串焼き:150円)

 

読んで字の如く、羊の肉の串焼きで塩味と延辺風味の2種類があります。

塩味はダイレクトに羊肉の旨味と香りを味わえ、延辺風味はフェンネルや唐辛子のスパイスが効いているピリ辛な味わい。

 

どちらも羊の旨みがしっかり、肉汁たっぷりな肉肉しい美味しさ。

このお店に来たら、とりあえずコレ!! という、これ無くしては始まらない鋼鉄のメニューです。

 


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「麻辣大肠串」(マーラー大腸串:260円)

 

個人的に好きなのが、「麻辣大肠串」(マーラー大腸串・1本260円)。

これはホルモン好きならば是非とも一度は試していただきたい。

 

焼くのに時間がかかるので、早めの注文が推奨されます。

油を落として外はカリカリに焼き上げ、しかして中はトロリとしたホルモンの旨味と食感を楽しめます。

 

これは麻辣味なので、お酒が恐ろしいほど進んでしまう逸品に仕上がっていますね。


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「夫妻肺片」(牛肉豚タンハチノスの和え:1200円)

 

この名前でビックリする方もいらっしゃるでしょう。

これは、いろんなモツを甘辛すっぱいタレで和えたもの。

 

「夫妻」というのは「違う種類のものを合わせた表現」。

肺辺というのは肺を使っているわけではありません。


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もともと捨てていたホルモンの切れ端(廃片)を使って作った料理だったから、この名前になりました。

後になってから「廃」の字がよろしくないので、同じ発音だった「肺」の字を当てた、という事らしいです。


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こちらの夫妻肺片は、牛の正肉とハチノスなどの内臓を、すっぱ辛いスープで和えたもの。

そこに、パクチーやらネギやらピーナッツなどの薬味がたっぷり混ぜ込まれた料理です。


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この夫妻肺片はお店によってレシピさまざま、味もさまざま。

やはり、個人的にはここの夫妻肺片がいちばん美味しくて大好きです。


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「牛腩汤面」(牛サーロイン湯麺:1000円)

 

こちらは野菜と牛肉がたっぷり乗ったラーメンです。

こってりとした牛ダシと中国醤油がきいた甘めのスープに、柔らかな牛肉がたくさんはいっていて食べ応えは抜群です。 


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麺はシコシコな茹で加減で、ちょっと縮れているのでスープとの相性も抜群。

こってりとしたスープによく絡んで、食べ応えも充分です。


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「蟹肉炒饭」(蟹肉チャーハン:880円)

 

カニカマとレタスがたっぷり入った炒飯で、優しい味付け。

適度にしっとり・適度にパラリとした炒め加減がちょうど良く、技術を感じるチャーハンです。


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食べてみると、ホッカホカな温かさの中から、しっかりと旨味が。

シンプルな味付けなのですが、あまりの美味しさにスプーンが止まりません。

 

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「青香延水饺子」(青香延餃子:8個650円)

 

中国の東北菜(東北料理)といったら、水餃子は外せませんよね。

ちなみに、12個だと1000円になります。


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もともと、中国の餃子という食べ物は、肉・野菜・炭水化物のバランスが良く出来上がっており、それだけで一食が成り立つ食べ物でした。

パクッと食べるごとに、もっちもちの手作りの皮から、ジュワッとあふれる肉汁!!

肉の旨味、野菜の旨味をしっかりまとったスープがたっぷり入っていて、絶妙な美味しさです。

 

自家製のラー油は黒酢の酸味を感じるピリ辛なもので、この餃子とも相性がピッタリです。

 

◆◇◆後記◆◇◆

 

今回はこんなオーダーでしたが、やはりこの青香延さんはいつ、どのメニューを食べても非の打ち所がないお店です。

すでに顔馴染みとなってしまうほどに通っていて、いつ行ってもなんだかホッコリする温かいお店です。

 

たいして宣伝もしてないのに、いつも中国のお客さんが訪れて賑わっている光景も目にすることができます。

飲食店にとって未曾有の危機であったコロナ禍のなかにあっても力強く生き抜いてきた実力は確かなもので、今日も福富町の夜は美味しくふけていったのでした。

 

お試しを!

 

 

 

再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい

 

 

 

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青香延中華料理 / 日ノ出町駅桜木町駅関内駅
夜総合点★★★★ 4.0

 

 

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