日暮里駅前にある商業ビル、日暮里ステーションガーデンタワーの3階にあるミャンマー料理店。
SSRなんて略されていたりするけど、「Spring Revolution Restaurant」が正式名称です。
ここは、もともと「ニーハオ麻辣湯」があったけれど、まぁ続かなかったようで。
ここに入るお店は、マニアックなエスニックが好きな方にはグッと来るようなお店が多いけれど、今回はいつまで営業してくれるかな。
横浜にもミャンマー姉さんの経営するミャンマー料理店があって懇意にしていました。
しかし、惜しまれつつも閉店してからはこちらにシフトするようになりました。
高田馬場にもミャンマー料理店がたっくさんあってリトルビルマの様相だけど、こっちの方が安いのよ!
土・日・祝はランチバイキング(1500円)だけど、普通にグランドメニューから注文できるとの事です。
ミャンマーといったらこれ。
「မုန့်ဟင်းခါး」(モヒンガー:500円)
ヨロシク!!
モヒンガーはナマズでとった濃厚な出汁のスープに、ビーフンをブッこんで頂くミャンマーの国民食。
ラーメンのように汁麺として出すお店が多いけれど、こちらでは麺と汁を別添えにしてきました。
スープを一口飲むと、濃厚な魚介の出汁!!
味もバッチリついていて、でもしょっぱくないのよね。
出汁の濃厚さで勝負しているのでしょう。
麺には茹で卵半分と、豆のかき揚げのようなものがついてきます。
そのまま麺の具にしました。
強烈な魚介の出汁に、塩気と酸味がわずかに主張しています。
これに、麺をドバドバ投入。
麺を入れると完全に汁麺になりました。
これが、みうけんがよく知るモヒンガーの姿。
ちょっと柔らかめのビーフンはそうめんのような食感。
出汁がガツンと効きつつ、優しい味わいのスープとの相性は抜群です。
途中でライムを絞って酸味と香りを足して。
その後はミントを噛んでほろ苦さを味わって。
最後に唐辛子の粉末を入れて辛味と香味を足して。
この唐辛子、鮮烈な辛さでなかなか美味!
ナマズの濃厚な出汁をベースに、次々と変わっていく味がモヒンガーの魅力。
麺もスープも、他の国にはない独特な美味しさです。
これは本当に美味しくて、ついついスープを飲み干してしまいました。
血圧を気にせず、しっかり楽しみたい美味しいお出汁です。
◆◇◆後記◆◇◆
この日はランチバイキングの日だったけど、もうバイキングでお腹いっぱい食べる年齢でもないしね。
1500円のバイキングより、500円のモヒンガー。
これで充分にお腹いっぱいになりました。
他にもオンノカウスェなどミャンマーのお料理が揃っているので、近隣のエスニック好きならば一度は訪れてみても良いお店だと思います。
店名は、すなわち「春の革命」。
永らく軍事独裁国家のなかで抑圧に苦しんだミャンマーの人たちが、真の民主化と平和、そして自由を取り戻すためにおこした一連の抗議行動の名前をそのまま店名にしています。
これは、「SRR」と略してしまっては分からない、とてもとても深い意味がある店名だと思います。
スタッフさんの接客もニコニコで一生懸命だし、ミャンマーの民主化とともに応援したくなるお店です。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★