横浜福富町。
清く正しく美しい夜の横浜の中でも、一番ステキでキュートなところです。
いやね、夜になればうさんくさい呼び込みと、客引きと、パンチが効いた兄さんと、酔っ払いしかいないんだけどさ!!
街を歩いてると前からは福建語、後ろからは韓国語、左からはタイ語、右からはタガログ語(フィリピン)のネイティブな会話が聞こえるワールドワイドなヨコハマです。
そんな福富町でも、まったく日本人を意識しない本場な味付けを誇り、延辺朝鮮族料理の店からスタートして現在は東北と四川の料理に落ちついているのが、こちら「青香延」なのです。
この日も店内は大賑わい。
なかなか可愛い中国娘のグループが無心にカラをむいて食べているアメリカザリガニ?がやたらうまそうに見えてしまう件よ!!
そんな光景を尻目に、いつもの突き出しの塩ピーナッツ、キムチ、ザーサイです。
まずは「羊肉串」(羊肉の串焼き:130円)。これは外せませんよね。
「塩味」を2本、「延辺風味」を2本です。ほとばしる肉汁とスパイスの旨味、適度な塩気が(・∀・)イイ!!
一緒に出てくる唐辛子の粉?とクミン、ごまのスパイスをつけて食べると味わいもさらに豊かに。唐辛子の粉と書きましたが、実際は何だろう。唐辛子にしては優しい辛さだし、カイエンペッパーとも違うし。
これは使い残しても、下げさせずに死守してね!
水餃子や蒸し餃子につけるとウマいから!!
みうけん家大好きなメニュー、「夫妻肺片」(牛肉豚タンハチノス和え:880円)はもはや定番。
いろんなモツの和え物ですが、すっぱ旨いスープにパクチーやらピーナッツがたくさん入っていて実に旨い。
今まで色んな店で夫妻肺片を食べましたが、ここの夫妻肺片が一番旨いと思います。
「山椒肥肠」(豚大腸の山椒:1280円)は、メニューに載っていて気になった一品。この店ではお初に頼むメニューです。
まぁその名の通り豚のテッチャンを山椒を効かせて炒めたもの。
テッチャンはプリプリ、野菜はシャキシャキ、正直言って山椒はガツンと効いているわけではないけれど、普通にホルモン野菜炒めとして頂くならばアリでしょう。
ただこれで1280円なら、もう少し出して他のメニューを2品頼んだ方がいいのかな。
鉄板の「青香延水饺子」(青香延餃子:8個650円)。
これに、さっき注文した羊肉のスパイス三種盛りをたっぷりつけて食べるのがみうけん家の食べ方です。
ジュワッと溢れる肉汁と、モチモチの皮のコラボがただでさえうまいのに、このスパイスがかかることによって他では味わえない「深い」味わいになるのです。
デフォルトでついてくるタレもうまいんですけど、スパイス三種盛りも一度試してみて!!
「清炖牛尾汤麺」(塩煮込牛テール湯麺:1080円)はラーメン好きな子供たちのために、毎回いただいてます。快く麺大盛にも対応してくださいますよ。
これはスープが優しい味わいながら、しっかりとした牛骨のダシがたまらなくうまい!!
そこに香草や薬味のネギなどもたっぷり入っているのです。
これが美味しくないわけがないのですよね。
麺は、おそらくそんじょそこらのラーメンの麺。
ここまでこだわったスープなら麺もこだわって中国の麺とかにして欲しいところですが、まぁこれでも充分においしいのよ。
大盛にしてもらったのでたっぷりです。家族4人で分けてちょうど良い量でした。
デザートというか、おつまみというか。
「炸小馒头」(揚げ小饅頭:480円)はサックリふっくらな揚げパンに、コンデンスミルクをつけて食べるというもの。
パンを揚げるという発想が小学校の時の給食の揚げパン以来ですが、これにコンデンスミルクをつけるのですから完全にスイーツ扱いでしょう!!
アツアツでふっくら、外はカリッとしたパンに甘々のコンデンスミルク。
パン好きの子供たちにアッという間に食い尽くされたのは、言うまでもないことです。
このお店は、何度通っても、何を食べてもおいしいお店。
このお店はいつ行っても紫煙と笑い声が絶えず、大繁盛しているお店ですが、個人的にみうけん家も大好きなのでまた足しげく通わせていただきたいと思います。
御造作!!!
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