山下町はチャイナタウン。
福富町はコリアタウン。
そして、ここ末吉町はタイタウンです。
まだ平成の始め頃。
脇を流れる大岡川の川向こうは、昼も夜も街がどピンクの照明で彩られ、その中では三畳あるかないかの小さな「小料理屋」が街を埋め尽くして、冬でもキャミソール着て日本語上手な娘たちが男の袖を引く、ロマンあふれるどうしようもない街でしたよね。
そこで働く何百何千人というタイ人女性のために、この界隈は飛行場の跡地を開発して無限に発展するタイタウンへと変わったわけです。
そんなステキな国際都市ヨコハマの中でも、みうけん家イチオシなのが、このJ's Storeというわけですよ。
このお店はもう何度でも来ているんですが、相変わらず店内には食材店が併設されているのね。
これはどういう意味かというと、大体の材料は常に大量にストックされているから、注文しても「アー、ソレ売リ切レーネ」なんて無慈悲な一撃を喰らうことがないのです。
料理ができるまでの間、アレコレと商品を見て回るのも楽しいもんよ。
まずは定番の「米の細い麺と豚透き通ったスープ」(900円)。
これは麺類大好きな子供達用に頼んでいるようなもんです。従ってみうけんはあまり食べた事は無いのですが、子供たちの食いつきが以上に良ので美味しいんだべな。
麺がそんじょそこらの中華麺じゃなくてビーフンというのもポイント高し。
こういった麺を使ってあるだけで、なんだか特別感が増してしまう凡人な舌です。
みうけんが特に好きなのが、「ナマズとハーブの辛みあえ」(1000円)。
これは毎回注文していますが、現代日本ではナマズを食べる事は減りましたよね。でもしっかりとした野性味あふれる味がして、またしっかりと仕込まれた大量のハーブによってナマズ特有の泥臭さは気にならなくなっています。
ナマズを骨ごとすり潰したのでしょう、時折そんな食感がしますが口に刺さるということもなく、快適にいただけます。
これは他のタイ料理店にはなかなかないので、是非とも試して欲しいな!!
次はタイ料理の定番「ソフトシェルクラブのカレー粉いため」(小1200円)。
脱皮したばかりで殻がまだ柔らかいカニを使ったメニュー。カニなんですが殻ごと頂けます。たっぷりの野菜と卵で炒めてあるので栄養価も抜群!!
全体に溶け出したカニの旨味がたまらんのよね。これを食べずして世界のカニを語ることなかれ、です。
色んなものを少しずつ食べたい時にオススメするのが「B set」(グリンカレー・生春まき・レモングラス焼き鳥・小ライス・1300円)です。
ほかにもAセット、Cセットとそれぞれあるのですが、内容も違います。
今回はこのBセットをチョイス!!
ここまで色んなものを食べてきましたが、賢明な読者諸氏はお気づきであろうか??
大人用の炭水化物が、ほとんどないという事を!!
ここまでゴハンのススムメニューを羅列しておいて、ゴハンはBセットについて来るごはんだけ。
これは失態ですよ。
という事にて急遽「もち米」(200円)お願いしまーす!!
竹を編んだようなオシャレなカゴに入ってきます。気分の問題、気はココロというやつよね。
こういった事にこだわるあたり、タイの文化の高さを感じるなあ。
やはりもち米だけあって食べ応えもあり、腹持ちも充分です。
これだけ食べて、お会計は5000円くらい。
やはりJ's Storeは味に対するコスパはピカイチです。
また家族で利用したいと思います。
御造作!!
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