このところ、コロナ禍によりなかなか行く機会がありませんでテイクアウトばかりを原付で買いに行っていた、タイタウン末吉町の「J's Store」。
ハマの裏の歴史とともに発展してきた横浜のタイタウンにおいて、特に日本人に忖度しない味を出す店として、クァクンティムと並んでお気に入りの店です。
今日はほぼ満席!!
久々に賑わっている姿を見ました。
なんちゃらイーツや、なんちゃらパンダの配達の方も次から次へとやって来ます。
商売繁盛は良いんだけどさ、ちょっと調理やお会計がてんてこ舞いな気がします。
みうけん家は、まずは「イサーン(東北)セット」(1390円)。
ソムタムプララー、サイコロック、ラープムー、カオニョウのセットです。
えっ、なんだか分からないって?
大丈夫さ!! 注文してる本人が何だか分からずに注文してやがるんだから!!
まずはソムタムプララーです。
ソム=酸っぱい
タム=叩く
プララー=小魚の発酵調味料 という事らしい。要は「プラーラー入り青パパイヤサラダ」という事らしいな。
これは本場でもかなり辛い部類に入る、イサーン地方の代表的な料理。
一見してキンピラゴボウに見えるほど茶色い青パパイヤはシャキシャキと食感がよい!!
これに使われる「プラーラー」はナンプラー顔負けの臭さですが、しかし一度食べるとハマってしまいます。
こいつぁ、ごはんが欲しくなるな!!
サイコロックは、イサーン風のソーセージ。
こちらはさして辛くありませんが、素朴な味わいとポクポクとした食感が特徴的なソーセージ。
おかずというよか、おつまみなイメージです。
ショウガの薄切りとピーナツが添えられて、ショウガと一緒に食べれば思いのほかあっさりと頂けます。
ラープムーは、豚の挽き肉などを唐辛子、ミント、ライムなどで和えたスパイシーでさっぱりとした料理。
この絶妙な香草遣い!!
しっかりとした肉の旨味、バシッと効いた香草の香り、全体をキュッと引き締めるライムの酸味。
これはナマズのハーブ和えくらいにごはんが進みます。
これはタイ料理の中でも、特にお気に入り!!
やー、ご飯が欲しくなるねー、と叫んでいると出てきた、セットのカオニョウ。
漢字変換が最悪な変換しかされないこの単語ですが、要はもち米です。
このセットに白いもち米か・・・ 分かってるじゃないか!!
もち米はもっちもち、あっつあつ。
セットの料理の味をしっかりと受け止めます。
「米の麺と牛黒いスープ」(900円)は、いつも注文している定番メニュー。
細めのビーフンが、甘黒いスープに入っています。
牛肉は柔らかくて食べやすい!
パクチーもしっかり、野菜もたっぷりで食べ応えあります。
パクチーたっぷり、と書いたところで極め付けの「パクチーサラダ」(900円)。
やはりパクチーはみうけん家の友。
賛否両論分かれる食材ですが、お好きな方ならこのモリモリのパクチーを見て心が躍らないはずがない!!
パクチーだけではなく、具材もしっかり。
酸味、辛味、甘味、香り、いろんな要素が渾然一体となってまさに官能的な味。
そういや「水と犬」という本で、タイの警察官が「タイ料理は世界で最も官能的な味だ」と表現されていましたが、まさにその通りだと思います。
このお店は何度来ても、いつでも幸せになれるお店。
また本格的なタイ料理が食べたくなった時は再訪したいと思います。
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
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