チャイナタウン化著しい関内地区において、もはや多くを語らずともよかろう華隆餐館の姉妹店です。
以前は具材を自分で選んで麻辣な汁春雨に仕立ててもらう「寅馬」という店でしたが、どうも流行っている様子がないなと思っていたらまさかの大改装と相成りました。
この店は、早くも好事家たちから注目の的にされておりました。
正直、お世辞にも評判は高いとは言えませんが、そこは自らで確かめてみたいもんでのす。
店内は、広くてゆったりしたテーブルがたくさん。しっかし大陸の姐たちによる大陸な塩接客に加えて、店員さん同士のおしゃべりが賑やかなこと!!
なんと話してるかは全く分からないんだけどね。
まぁさすがに大陸のように釣り銭を投げて寄越すような事はないでしょうが、現地感はしっかりとあります。
あ、支払いにPayPayが使えるのは良い事です。
厨房には、華隆餐館の社長が直々に入ってました。刀削麺が儲かったから、いろいろと手を出しているみたいね。
壁には「酸辣泡椒烤魚」だの「檸檬酸菜魚」だの、仰々しいメニューが張られていますが、ランチは6種類に絞られるようです。
うん、ここは四川料理屋だけど、あえて浙江料理の「粉蒸排骨」(スペアリブのもち米蒸し・1000円)を頼んでみますか。
ご飯、小鉢、スープ付きで登場です。
他のレビュアーさんは、供されるまでだいぶ待たされたようですが。今回はそんな事は無かったです。
うーむ、濃厚な味付けの餅粉。
味わい深くて、なかなか好みではありますがクスクスのような、麺だか穀物だか分からないどっち付かずの食感。
じんわり麻辣が効いていて後を引きます。
けっこう、辛くて口が後からじんわりとヒリヒリしてきますね。
他のレビュアーさんがいうように、肉は確かに少ない。
こりゃあ、たくさん食べる人には満足感には乏しいだろうなあ。
一口大の骨が9個、その周りに指の爪先程度の肉がチョイチョイ付いてる程度です。
ダシガラか!!
ただ。みうけんとしては量的にちょうど良いのです。ですから人それぞれでしょう。
以前はジャガイモがたくさん入っていたようですが、今は餅粉に豆がたくさん入っています。
これも美味しいんですが、何となくネパール料理のようでもあるな。
小皿は、キクラゲと干豆腐をラー油で和えた物。
まぁ、あってもなくても。
スープはしっかり味付けされています。
普段減塩に努めている身にしてみれば、だいぶ濃い味かな。
具材は卵とわかめです。
ごはんは小鉢にちょびっと。
お代わり自由というわけでもなさそうですし、やはりたくさん食べたい方にはやはり物足りないでしょう。
ただ、砕かれた餅米が腹にドッシリ来ていたので、みうけんはご飯は全部は食べられませんでした。
粉蒸排骨というものは、本当は水餃子のように、これだけでオカズも主食も兼ねているから、ごはんのおかずに食べるもんじゃないってのもあるんでしょう。
ただ白いご飯が欲しくなる日本人のサガを、よく理解されての事かと思います。
確かに、こちらは軽くサックリ食べたければ良いが、ガッツリお腹いっぱい食べたいドカ盛り思考な方にはオススメできないようです。
また、全体的に珍しさはありますが、コスパ的にはよろしくないですね〜。中華定食で4ケタはダメあるよ!!
とはいえ、次回は酸汤猪肉や麻婆豆腐を試したいなぁと感慨にふけりながら、店を後にしたのでした。
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