桜木町と日ノ出町駅の中間くらいにある、大正時代創業と言われる老舗のパン屋さん。
こちらは老夫婦で細々と頑張っていらっしゃる印象ですが、跡取り問題は大丈夫かな。
いろいろと心配になってしまうお店です。
店内はけっこう狭くて、家族連れで行こうもんなら満員御礼になってしまうようなお店ですし、売られているパンも今風のものでは決してなく、古き良き昭和の風情をそのまま残したパンたちが並んでいます。
ちなみに、大正創業ということで「古き良き大正の風情」を残しているのかもしれませんが、昭和・平成・令和しか知らない若造なもので昭和の風情とさせていただきますねw!!
ここで買うのは、もはや名物ともなったビッグな「シベリア」(350円)。
ふつうはもっと小さい、というか薄っぺらい感じがしますが、ここのはとにかく大きいです。昔はこれが標準だったのかな? 分からんけど。
食べてみると驚かされるのは、口の中で溶けていくような優しくやわらかなカステラと、まるで水羊羹のような優しい甘さと口当たりのあんこ!!
実際、これは水羊羹なのかもしれませんが、これだけ大きくてボリューミーなのに変なくどさや甘ったるさはみじんもなく、ペロリと食べられてしまいます。
これだけ1個で充分お腹いっぱいになりますが、お昼にこのシベリア一個ってのもまた楽しい気がします。
これだけ時代の移り変わりが激しい横浜ですが、このような古き良き横浜の原風景も、このままいつまでも残っていてほしいと思います。
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