このところ、ネットを通じてよからぬ噂が聞こえて来ていました。
ハマで1、2を争う、本格的で激辛を誇る人気店、「華隆餐館」。
容赦ない麻辣でドMたちをヒィヒィハァハァ言わしめていましたが、
最近すっかり味を変え、一般向けの味になってしまったというのです。
これは検証せねばなるまいよ、とさっそく訪問です。
平日の夜時だというのに、客が一人もいないとは・・・。
さて、今回の注文は?
「麻婆刀削麺(汁あり)」(990円)です。
どうやらスープも味が変わったらしいので、スープも検証。
いつもの日本語が通じないコックさんに注文して、5分ほどで着丼です。
スープから。
一口すすって、・・・むぅ。
もう一口。
なんだこりゃ。
以前の、ガッツリ煮出された牛骨の出汁はどこへいった。
スープは深みとコクが全くなくなり、ただ水っぽい。
塩気すらなく、本当にお湯みたいで、正直まずい・・・
気を取り直して麻婆豆腐へ。
もうね。
見ただけで想像ができますけどね。
以前のドス黒さはまったくありません。
まぁ、綺麗な赤色・・・スイートチリソースかよ!! って外観です。
食べてみても、やっぱね、って感じです。
麻も辣も感じない、ひき肉すらほとんど感じない、普っ通〜の日式麻婆豆腐。
そこいらでおじいちゃんがやってる街の中華屋さんで出てくるような・・・
ただピリ辛なあんかけに豆腐を入れただけのものでした。
いやぁ、ここまで別物とは思いませんでした。
正直言って、うまくないです。
それなのに麺の量ばかりある。
麺は以前と変わってないんですけどね。
なんでこんな事になってしまったのでしょう。
尋ねてみても、相変わらずコックさんは日本語が通じなくて要領を得ません。
後から入ってきたお客さんが頼んだ牛肉高菜刀削麺も見たけどさ〜。
あれも、明らかに具が少なくなってるなぁ。
ダメもとで、コックさんに「味変わった。麻辣、ない。前の方がよかった」と言いました。
そしたら笑顔で「カライノ好キカ!? コレ50円デイレル」と辛味噌を見せられたけど、そうじゃないのよね。
もともとのベースのスープも味付けも美味しくないのよね。
そんなものに、辛味噌いくら入れたって・・・
あの、なつかしい日々が走馬灯のように思い浮かびます。
食後の、爽快だった口のビリビリ感。
体がほてって熱を全身に感じたこと。
たっぷりの汗を拭き拭き辛い刀削麺をすすったこと。
そして、後悔しながらトイレにこもりつつ、「次は何を食べようか」なんて食べログのメニューを眺めていた、あの日々。
全ては過去のものになってしまったかのようです。
スープも、盛りも、基本の味付けも元に戻してほしい。
コロナで経営苦しいなら、値上げしていいからさ。
華隆餐館が開店した頃から10年以上にわたってずっと通ってきましたが、今はただ、昔を懐かしむばかりです。
再訪希望値:??? もう1〜2回は検証しなきゃね
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
★☆食べログもごひいきに願います☆★