すっかり春ですね。
みうけん家では、今年も夏みかんが大豊作です。
この夏みかんの木は我が家のシンボルツリーでもあるのですが、毎年たくさんの実を付けてくれるので、絞って果汁にしたり、そのまま食べたり、ヨーグルトに入れたりと、いろいろと活用しています。
今回収穫したのは、とりあえず15個くらい。
もぎたてなのでたっぷりと水分を含んで、ひとつひとつがズッシリとしています。
さぁ、こっからが大変なんですね。
ひとつひとつ、厚い外皮をむいていきます。
薄皮を写真のように削り落として、身を取り出していきます。
中にはたっくさんの種が入っていますね。
このまま種も使います。
種を煮込むことによってペクチンという物質が出てきて、トロトロなマーマレードが出来上がるんですね。
固めが好きな場合は、先ほどの薄皮もダシ袋などに詰めて一緒に煮ると、薄皮からもたくさんペクチンが出てきます。
外皮は、裏側の白いフワフワをこそげ落とします。
完全に取らなくてもいいですが、白い部分を残すと苦みの元となるので気をつけよう。
めんどくさいですが、ナイフで削り落としてから残った白い部分をスプーンでこそげば完璧!!
こんなにゴミが出ました!!
こと、ほとんど皮の白い部分と汚れが付いた外皮です。
これらは畑の脇の落ち葉箱に作っている腐葉土に埋めておくと、良い肥料になります。
夏みかん2.8キロ。
砂糖1.5キロ。
製菓用のラム酒100ccくらい。
見た目がすごい。
ザックザックかき混ぜていると、かなりの量の水分が出てきます。
よく、野菜に塩をかけると水分が出ますが、それと同じことが砂糖でも起こるんですね。
そのままグツグツ煮込んでいきます。
30分くらい煮込んだら、部屋じゅうによい香りが充満していきます。
これぞみうけん家の初夏の香りです。
30分くらい煮たら、だんだんトロミがついてきます。
そしたら、ひとつひとつ種をスプーンやお玉ですくって捨てていきます。
この時も火は止めずに。
なにげに根気のいる作業です。
一つ残らず取りましょう!!
さらに煮詰めていきます。1時間くらいかな。
見た目ではわかりませんが、だいぶトロミがついて来ました。
これで完成です。
別に煮沸消毒した新品の瓶に入れます。
今回使ったのはダイソーで買った200mlの瓶。
火傷には充分注意してね!!
蓋をキュッと閉めて、さかさまにして自然冷却。
これで瓶の中が真空になります。
今回できた、みうけんマーマレード。
飴色の濃厚な色。新鮮な香り。ほとばしるコク。
そして、均整のとれた甘味とほろ苦さ。
今年もなかなか良い出来です。
とりあえず、第一弾は12瓶できました。
夏みかん15個で12瓶ですから、1個で1瓶たりないくらいですね。
夏みかんの実はまだまだたくさんなっているので、また第二弾・第三弾と量産し、お世話になっている人たちのもとへと旅立っていく運命なのです。
みうけんが住む家を建て、この夏みかんを植えてくださったおばあさん(みうけんはそのおばあさんが建てた家を中古で買った)の仏前にも、お供えしたいなと思います。
今度売主さんちに持っていこっと!!
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