今回もやって来ました、福富町の青香延。
もとは延辺朝鮮族料理のお店で、最近は四川料理も出しています。
この朝鮮族料理と四川料理という組み合わせが不思議に多いのですが、この何千キロも離れた地方の料理が組み合わさる理由はなんだろうかと、いつも不思議に思います。
こちらは毎回毎回変換がめんどくさい店名ですが、みうけん家のお気に入り&行きつけです。
この日は雨がしのつく日曜日の夜でしたが、いつものご夫婦が笑顔でお迎えです。
「ヒサシブリネー」と満面の笑み。いやぁ、こちらも笑みがこぼれちまいますな!!
まずはいつもの突き出し。
塩ピーナッツ、キムチ、ザーサイです。
中華料理でキムチかよっ!! とたまにツッコミが入りますが、いいんです。
このお店はあくまでも延辺朝鮮族料理のお店が原型だったのですから。
今回の注文、まずはいつもの「羊肉串」(羊肉の串焼き:1本130円)です。
毎回、2本は塩味&もう2本は延辺風味という注文をしています。
延辺風味はフェンネルやら唐辛子やらのスパイスが効いていますが、どちらも羊の旨みしっかり、肉汁たっぷりで、これ無くしては始まらない鋼鉄のメニューです。
忘れちゃいけない「夫妻肺片」(牛肉豚タンハチノスの和え:880円)。
牛のハチノスなどの内臓を、すっぱ辛いスープで和えたもの。
そこに、パクチーやらネギやらピーナッツなどの薬味がガバガバーした料理です。
これも、店によって全然味が違う料理の代表格ですが、やはり個人的にはここの夫妻肺片がいちばんうまいな!!
子らのリクエスト、「扬州炒饭」(揚州チャーハン:800円)はパラパラリとした仕上がり。
具材はキュウリ、ニンジン、ハムなどシンプルかつ口をサッパリさせてくれるラインナップで、味付けもドぎつくなくホッとするヒトサラです。
次に頂いたのは「青香延饺子」(青香延餃子:8個650円)。
餃子というか、もはや小籠包。
不意にかぶりつくと肉汁バビューして服を汚すから要注意な!!
モッチモチな手作りの皮に包まれた、つゆだくな逸品よ。
ともに供されるすっぱ辛いタレにつけて食べますが、羊肉串についてくる別添えスパイスをつけるのも、またいとをかし。
「蒜苔回锅肉」(ニンニクの芽回鍋肉:880円)。
本来の回鍋肉はキャベツは使いません。
ニンニクの青い葉なんですね。
ニンニクの葉がなかなか流通しない日本でも作れるように考え出されたのが、いま日本で見かける回鍋肉です。
これは中国人にとってはなかなか理解しがたい料理で、ジャガイモが手に入らないからってサツマイモで肉ジャガを作るくらいあり得ない料理だとか。
こちらの回鍋肉はニンニクの葉ではなくニンニクの芽ですが、まぁそれでもキャベツよりは本場の味に近づけようと努力したのでしょう。
これはこれでうまいな。
白米が欲しくなるわ!!
炭水化物も欲しいよね。「清炖牛尾汤麺」(塩煮込牛テール湯麺:1080円)もいつものメニュー。
牛のテールをじっくり煮出したスープに、ホロホロのテールが入った豪華なラーメンです。あっさりした塩味と牛骨の優しいダシが、くどさを感じさせないのでスルスルいけちゃうラーメンです。
デザートに、揚げ物の「炸小馒头」(揚げ小饅頭:480円)です。
饅頭といっても、具は入っていません。もっちりして密度が高い揚げパンに、コンデンスミルクをつけて頂くメニューで子らの大好物です。
揚げた炭水化物に甘いコンデンスミルクをかけるなんてさ・・・幸せしか感じないな!!
このお店はいつ来ても店員さんは優しく、料理はどれも美味しい。
毎回同じメニューを頼んでしまうのも、毎回頼むメニューが美味しいのでまた食べたくなってしまうゆえんですね。
なかなか新しい料理まで手が回らないのよ!!
このお店は家族そろって好きなお店なので、また機会があればちょくちょく再訪したいと思います。
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
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