昨年大晦日に訪問して以来です。
コロナ禍のさなか、予告もなく長期にわたってお店がガランとして、Twitter界では「あの華隆餐館までコロナ禍に呑まれたか」とひと騒動がありました。
しかし、看板が外されるわけでもなくしばらくそのままになり、どうやら長期休業らしいという噂が流れて来た頃に店内改装工事が始まって、何度かの延期を経ながらようやく!!
2020年9月18日に営業が再開されたのです。
この日は都合により、閉店ギリギリにおじゃましましたが店内は「この日を待ち望んでいた」マゾたちが席を埋め、真っ赤な刀削麺をヒィヒィすすっている懐かしい光景です。
運よくカウンターが一つ空いたので、前の方のぬくもりを味わいながら「高菜牛肉刀削麺」(900円)を「2辛」(100円)でお願いしましたよ。
良きかな。
このドロリとしたスープが、もはや懐かしいのです。
しかし、創業当初に比べてかなりスープのコクが落ちた様子。
みうけんの舌の好みが変わったのか、それとも味が変わったのか、その辺りはよく分かりませんが再開初日という事で味がブレブレという時もあります。
だいたい、味のブレというのは人が作っている以上当たり前ですから、これはまだ観察が必要ですね。
それにしても、これでも充分にうまいのよ!!
華隆餐館はスープがうまいですよね。
とは言え味が変わったのは先ほど書いた通りですが、それでも濃厚なコクがガッツーンと口じゅうに広がって、そこに容赦ない麻辣と脂が舌に叩き付けられるのです。
これが、昔はもっとコクが強かったように感じます。
どれだけ手間をかけて煮出したスープなんでしょう。
麺は、創業当初は名物店長が華麗に包丁で切っていました。
昔は、それを見るのも好きだったのですが2019年ごろから機械が麺を削るようになっています。
手で削っていたころは、断面がいびつで部位によって食感や茹で加減がかなり違っていました。それも一種の味わいだったのですが、現在は比較的均一たな食べ応えです。
そのぶん注文した商品がすぐに出てくるようにはなりましたけどね。
そして、相変わらず普通のラーメン屋の大盛り相当な麺の量です。
具材にも手を抜いていませんね。
このホロホロに煮込まれた牛肉たちよ!! 味付けもこってりしていて、しみじみうまいなぁ。
こんなのが、すくってもすくってもゴロゴロ出てくるんだからたまらないよね。
大量にぶち込まれた高菜も良い感じを出していて、これは本当にうますぎるよのう。
お土産に、「華隆餐館名物」の「麻辣ピーナツ」を頂きました。
家族にはちょっと辛すぎるので、翌日は仕事なので職場でみんなに振る舞いたいと思います。
創業当初に比べ、だいぶ味が変わったなという思いは確かにあります。
しかし、やはり横浜の名店である事には変わりはない!!
スープ、麺、具材、そして雰囲気。どれをとっても秀逸です。
若い姐が2人いたんだけど、この2人が仲良くて、たっのしそ〜にずっとキャピキャピケラケラ話しているのよね。(でも必要なときはちゃんと仕事してます)
日本語だったり、あっちの言葉だったりなんだけれど、これが微笑ましてくて、この会話を聴きながらすする刀削麺の味はなんとも嬉しい味だったのでした。
また行こう。
御造作!!!
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