なんとなくウマい「すば」が食べたいね、という事でフラリとやって参りました。
そばは「そば」ですが、沖縄そばは「すば」なのです。
以前にも書きましたが、この界隈は京浜工業地帯の発展に伴って、南米系住民や沖縄系住民の集住地となってきました。
当然、彼らを目当てにした飲食店も発展してきたわけで、この辺りには美味しいブラジル料理屋さんや沖縄料理屋さんも集まっているのです。
ここ仲通の「うちなーすばヤージ小」も、そのひとつ。
店内はこぢんまりとしていますが、実はこのお店はなかなかの人気店。
平日の昼時、土日の夕食時ともなれば行列は当たり前のお店です。
今回は座敷に座りましたが、運良く滑り込みセーフといったところか。
なので、ピークの時間を避けてくるのがイイですよね。
それでも店内には沖縄出身者っぽい人たちで席が埋まっていました。
メニューは沖縄すば、沖縄の定食がメインです。
値段もそれほど高くはない印象。
沖縄料理って食材に輸入印税かかるわけでもないのになぜかコスパが悪い場合が多いのですが、ここのお店は沖縄で食べたのと同じくらいの値段なので納得感がありますね(^ ^)
まずは「チキナーチャンプル」(単品はいくらかな? もし定食ならば800円)です。
チキナーというのは沖縄方言で、カラシナのことを言います。
食感は歯応えと食べ応えがしっかりとあって、まるで野沢菜のようですね。
まぁ、カラシナと野沢菜は親戚だから当たり前か。
ちょいちょいとポークと厚揚げも入っています。
ダシがしっかり効いていますが、総じて淡白な味わいで中年にはいいですね!!
「じゅーしぃ」(250円) は、沖縄の炊き込みご飯。
漢字の「雑炊」が訛ったもので沖縄ではもちろん、関東の沖縄料理店でもごくごく一般的なメニューで、みうけんの大好物です。
ここのじゅーしぃはちょうど良い炊き加減と具沢山な感じが素晴らしくイイ!!
昆布の佃煮もビシッとついて来ます。
さて、そろそろ「すば」を食べましょうか。
「沖縄そば」(550円+大盛り150円)です。
ホントに大盛りだなこりゃ!!
スープが見えないよ 笑
食べてみるとあっさりと優しいお出汁の味わい。
麺の独特なモギュモギュした食感、やはり沖縄すばの醍醐味です。
具はオーソドックスに三枚肉と島かまぼこ、ネギ。
この大盛り150円はコスパいいですね!!
「中味そば」(800円+大盛り150円+フーチバートッピング50円)は、豚の臓物煮込みを具材としたもの。
単に「中身」ではなく、「中味」というところに沖縄の食文化を感じます。
単に臓物を入れたから中身ではなく、内臓から醸し出される奥なる風味を味わうから中味というのか…。
これはみうけんの勝手な憶測ですが。
この臓物が、だいぶたっぷり入っていて食べ応えがモノすごいんですよね。
柔らかく煮込まれてあって、自らの柔らかな皮下脂肪にそのまま蓄積されて行きそうな勢いだぜ!!
フーチバーとは、ヨモギのこと。
なんと生ヨモギです!!
収穫地はどこだろう?? 普通はなかなか売ってませんよね。
フーチバーのほろ苦さと、おろし生姜のアッサリ感がうまくマッチしたステキな逸品で、これはコスパが抜群にいいですよ!!
こちらも麺はモギュモギュの美味しい麺。
臓物をすくって麺と一緒に食べるもよし。
麺だけを楽しむのも、いとをかし。
これも大盛りなのでずいぶんな量が入っていますが、子供がたくさん食べるのでズルズル無くなっていきました。
みうけん大好き、「てびちそば」(800円)!!
てびちはみうけんの大好物で、沖縄に行ったら必ず食べますし、自宅でもたまに煮込んでいます。
本当は痛風持ちはこういうの食べちゃいけないんです!!
コラーゲンが豊富な食材は総じてプリン体もすごい事になっていますから。
でもね。
このトロトロたっぷりなてびちを目の前にして、注文しないわけには行かないんですよ。
量もさることながら、味付けといい煮込み加減といい、今まで食べて来た中でいちばん旨いてびちです。
これは大満足の逸品です。
やはり、ウワサ通り評判通りの銘店です。
あれからコロナ禍を迎えてだいぶ空いてしまっているようですが、なんとかコロナ禍に負けずに頑張って欲しいと思います。
落ち着いたらまた必ず食べに行きます!!
御造作!!!
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うちなーすばヤージ小 (沖縄料理 / 弁天橋駅、浅野駅、鶴見小野駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5