ハマのニュー中華街、伊勢佐木町に、燃麺(ランメン)をたぐれるお店があるとの密告を受けてやってまいりました。
燃麺というのは、四川省の片田舎である宜賓(イーピン)という街の郷土料理で、いわゆる坦々麺の原型なわけです。
挽肉、野菜、ピーナツなどの具材と麺に、煮えたぎる激辛な油をかけるから燃麺だそうです。
この具材には、芽菜(ヤァツェイ)という高菜ともザーサイとも違う独特な漬物がガッツリ入っていて、箸が止まらないウマさを醸し出しているんだそうですよ。
こちら「杜記」さんは中華街で四川料理と刀削麺を出す名店ですが、「海鮮火鍋菜館」は姉妹店といった感じです。
実は、前々から店の存在は知っていましたが、なんとなく足が向かなかったお店の一つです。
このコロナ禍の中でも、かなりの賑わいようですね。それはよい事ですが、店内はタバコがすごいです。
禁煙店が増えて締め出されたお年寄りが、わずかなオアシスを求めて集まっている感じですね。
思っていたよりメニューはいろいろあり、気になるメニューもたくさんある中で、ここはやはり「燃面」(激辛燃える油面・800円)をお願いしまーす!!
粗挽き肉、高菜or芽菜、唐辛子味噌、ピーナツ、辣油がたっぷり。
麻辣はそれほどドギツくなく、比較的食べ易い辛さだと思いますよ。
よく見るとたくさん入っている黒っぽいものは、高菜?芽菜? ここまで混ざってしまうとよく分かりません。なにしろ芽菜を食べた事ないからな!!
芽菜がが入って初めて本格の味、という事ですが・・・密告には芽菜たっぷり、と書かれていて、先達者さんの口コミには芽菜が入ってない、と酷評されているんですよね。
どちらが正解なのかな?
麺は刀削麺でしょう。
本来、燃麺には刀削麺は使わないと思いましたが、これはこれでウマいのです。
モチモチピロピロな麺で、量はたっぷり。
食べ応えは充分。
思っていたより辛くなかったので、卓上の自家製の辣油の底に沈んでいた具を入れてみました。
なにやら油がスゴい事になっちゃったよ!!
スープは、優しい味の醤油スープです。
大きな豆腐がドスンと入っていて、ホッとする優しさ。
この店は「本格派の燃面」というこだわりを持ってしまうと色々とツッコみ所ありますが、これはこれで美味しいので、なんでもっと早く来なかったかなという感じです。
やはり中国5000年の歴史はダテじゃない。
思わず通ってしまいそうなウマさです。
本来は刀削麺と四川料理の店だし、他にも試してみたいメニューが多いので、また足しげく通わなくてはなりませんね!
御造作!!!
備忘録としてメニュー写真を載せておきます。
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杜記 海鮮火鍋菜館 (中華料理 / 伊勢佐木長者町駅、日ノ出町駅、関内駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0