みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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実家の近くに眠る ゲジ穴と呼ばれた防空壕跡(神奈川県某所)

みうけんは横浜市北部の出身ですが、横浜市北部の中でも日吉には海軍地下司令部があり、また現在のこどもの国は弾薬庫だったりして、それを取り囲むように港北区の至る所に高射砲陣地や探照灯陣地、無線通信施設が築かれていたそうです。

 

敵の飛行機が空襲に来ると高射砲で砲撃するんですが、打ち落とした米軍機の搭乗員を、みんなでカマやクワを持って追い掛け回したと地元の古老が語ってくれた思い出があります。
(米軍兵は怖かったでしょうね^^;;; )

 

当然、いくつもの防空壕が作られる事となったのですが、丘陵が多い横浜市北部では崖に掘られた横穴式の防空壕も多く作られ、いまでは埋められてしまったり農家の方が倉庫にしていたりと様々ですが、これも貴重な戦争遺跡の一つであると思います。

 

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横浜市北部は丘陵が多く、崖に穿たれた横穴式の防空壕が多く作られました。
横穴古墳との見分けが難しい(横穴古墳を防空壕に転用したものも多い)ですが、実家の近所のものは奥の壁に小部屋(下記)が設けられている場合が多かったように思います。

これが、その防空壕の見取り図。絵がヘタでごめんなさい。

 

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横穴古墳についても過去にイロイロと研究しましたが、この奥の小部屋というのは横穴古墳にはあまり見られない特徴です。

さて、この写真は実家の近所の山林にひっそりと眠る防空壕です。

入口には木枠がはめられています。

 

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腰をかがめて入り口を入ると、中は6畳くらいの四角い部屋となっています。

洞内にはいろいろなゴミが散乱しています。入って右手には大量の干からびた里芋が置かれていました。何がしたかったのだろう。

 

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3枚目の写真は、奥の壁に穿たれた小部屋の入り口です。(わかりますか?)

この小部屋はさらに右に曲がっていく通路と、その奥にも小部屋があり、敵兵が外から発砲して来た時に奥に隠れる為のものなのか、はたまた中にツボなど置いてトイレにでもしたのか・・・。

 

最近になって子供の頃の懐かしさから訪れたのですが、中は巨大なゲジゲジがビッシリと張り付いていました。

奥のくぼみ、天井のあたりが黒っぽくなっているのは全て巨大ゲジゲジの群れです。

思い出しただけでも鳥肌が・・・ ゲジゲジって益虫なんですけどね^^;;;;;;

こいつらのせいで、この穴はゲジ穴って呼ばれてました。

 

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これらは、私たちの子供物頃の絶好の冒険の場でありました。
この防空壕も、語り部となる老人もいつかはいなくなり、誰からも忘れられてひっそりと埋もれていくのでしょうか・・・




 

 

 

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