サクッと揚がってキラキラ輝く衣にガブリとかぶりつけば、お口一杯に広がる豚肉の脂身の甘味、そして力強い旨味。
そう、お肉好きな方なら誰もが愛する「とんかつ」からあふれる旨味を味わいながら、ツヤッツヤに輝くご飯をお口に追加投入する瞬間。
まさに「嗚呼、生きていてよかった」と叫びたくなってしまう至福の時ですよね。
今回、そんな至福を味わいにやってきたのが東急東横線の日吉駅西口から徒歩1分にある、「とんかつ 和栗」さんです!
このお店は2024年の「食べログ百名店」(とんかつ部門)に輝かれたお店。
美味しいものが集まる横浜の街で、地域の方々から愛され支持されているお店なのです。
メニューはいろいろありますが、まずは入店してすぐに食券機で食券を買い求めるスタイル。
じっくり選びたい時には店頭にも店内にもメニュー表が張られているので、参考にされてみては。
店内は広々としており、カウンターが4席と、2人がけテーブルが8卓という構成。
特にテーブルはグループの人数によって、つなげたり離したりできるので汎用性が高いのが良いですよね。
今回はスタッフさんにニコニコと案内されるがままにカウンター席に着席。
卓上にはソース・一味・醤油・からしが並んでいると共に、フランスの「ロレーヌ岩塩」・パキスタンの「ピンクロックソルト」・ボリビアの「アンデスの紅塩」と3種類の塩が並んでいます。
そう、美味しいとんかつ屋さんは、肉にこだわり・油にこだわり・キャベツにこだわり・米にもこだわり、そして塩にもこだわるのです!
◆上ロースかつ定食(1700円)
今回いただいたのは、220gの重量感を誇る「上ロースかつ定食」(1700円)。
上ロースかつ・キャベツ・豚汁・ご飯・小鉢がセットになった豪華なセットです。
はやる気持ちを抑えて、まずは豚汁からいただきましょう!
しっかりと出汁が効いていて、ホッコリと美味しい豚汁さんです。
具材は豚肉がしっかりと入っている事はもちろん、大根や玉ねぎなどのお野菜もたっぷり入っています。
まさに大地の滋味あふれる味わいで、卓上の一味を入れて飲めば、なお温まる「ごちそう」に。
たっぷりと山積みにされたキャベツの千切りは、みずみずしくてシャッキシャキな食感が涼しいです。
これだけはソースをかけていただきましたが、良き箸休めになってくれました。
さぁ、いよいよとんかつを頂きましょう!
さすが220gだけあって、圧巻の厚みを誇るのロース肉。
揚げたての衣の表面はキラキラと輝いていて、見ているだけで食欲が倍増します!
箸で持っただけでずっしりと重みを感じる、重量級のロースかつ。
いざ何もつけずに食べてみると、元々ついている下味がしっかりしているし、お肉から溢れ出す肉汁の旨味と甘味がお口の中を駆け巡って、もうこれだけで大満足の嬉しさです。
とんかつにはソースはつきものですが、みうけんはつけません。
血圧を気にしてカラシだけをつける習慣がついてしまい、いつしかソースがなくても美味しく頂けるようになったのです。
しかし、ここのとんかつは是非とも塩で食べていただきたい。
こちらのお店は太古に海だったところが干上がって出来た「岩塩」を使っていらっしゃるので、それだけでもミネラル分をたっぷりと含んでいるのか、塩だけでも奥深い旨味をバシバシと感じます。
実は塩だけで食べられるとんかつというのは貴重で、旨味のある塩と、旨味のある豚肉がセットになればもう無敵。
毎回毎回不思議に思うのですが、とんかつ屋さんってなんでこんなに美味しくご飯が炊けるのでしょう。
あまりのツヤツヤかげん・ふっくらかげんに、ため息すら出てしまいます。
外はカリカリ・中はジューシーなとんかつと、この美味しいご飯との相性が最高なのは言うまでもないですよね。
ふっくらと炊けた炊き加減が実に良く、何杯でもお代わりしたくなります。
大盛りはプラス100円、おかわりは200円ですが、たくさん食べたい方は是非とも。
さらに、食後にお口をシャキッと清めてくれるシャッキシャキな小鉢。
どこかなつかしさを感じる大人のホロ苦さで、今回の素晴らしいお食事を見事に完結してくださったのでした。
◆◇◆後記◆◇◆
今回紹介したお店は、日吉駅西口を降りてすぐ近くの「とんかつ 和栗」さん。
さすが、2024年の食べログ100名店(とんかつ部門)にランクインしただけあって素晴らしさ満載のお店でした。
日吉駅近辺は大学もあって、ボリューミーなのにコストパフォーマンスが良いお店がたくさん並んでいる地域。
その中でも、ここ「とんかつ 和栗」さんは特にオススメしたいお店です。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【ほしいものある?】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
とんかつ 和栗 (とんかつ / 日吉駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.9