みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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中区伊勢佐木町・伊勢佐木モールの「大東北」で東北農家鍋

 

横浜で中華と言ったら山下町の「横浜中華街」が有名ですが、筆者であるみうけんはもう一つ中華街があると思っています。

 

それは関内駅前を起点にして伸びている伊勢佐木モール界隈で、ここには日本人に阿らない「ガチ中華」とも形容される本格的なお店が多く軒を連ねます。

 

中国語を勉強していないと店名やメニューを見ても何が何だか・・・というお店も多く、個人的には「伊勢佐木中華街」と呼んでいます。

 

さて、そんな「伊勢佐木中華街」の中でも、今回やってきたのはこのお店。

 

伊勢佐木町4丁目でひときわ目立つ「大東北」さんです!

 

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店頭にもあるように、この「大東北」さんのウリは「農家菜」(のうかさい)。

 

呼んで字の如く、中国の農村部でお野菜をたっぷりと使って作られるお料理で、料理で日本でいう「田舎料理」といったところでしょうか。

 

「菜」は野菜のことというよりも、四川料理=四川菜または川菜、上海料理=上海菜というように「料理」という意味で使われます。


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店内の内装も凝っており、紅くてニギヤカな提灯の合間にはトウモロコシやジャガイモが干してあり・・・(もちろん模型です)

 

みうけんも中国の田舎(広東省でしたが)に行ったことはありますが、ここもなんだか懐かしい店内でホッとしますねぇ。


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さて、「東北菜」にもある中国の東北地方(黒竜江省・遼寧省・吉林省・内モンゴル自治区の一部)は、とっても寒い地域。

 

寒い日に食べたいものといったら・・・そう、鍋料理で、ここ中国東北地方でも鍋料理をよく食べます。

 

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◆東北農家鍋(大:6580円)

 

こちら、小サイズであれば4580円です。

 

中国で鍋といったら「火鍋」が有名ですが、もともと「火鍋」とは鍋料理全般を指した言葉。

 

その中でも東北料理で食べられるものは鉄鍋炖(てっかとん)と呼ばれ親しまれています。

 

そんな話をしているうちに、お料理がやって来ました!

 

テーブルに据え付けられた巨大な鉄鍋に、タライに入ってやって来た大量の野菜や肉をドバァーと入れる瞬間は、いかにも豪快! いかにも素朴!

 

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続いて、スタッフさんが取り出しましたるは黄色いモチモチ。

 

これは何ですか? と聞くと、トウモロコシの粉を練ったものだそうです。

 

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スタッフさんがビニール手袋をはめて手際よくクルクルと丸め、ピタンピタンと鍋肌に貼り付けていきます。

 

これは「大餅子」(ダァピンズ)と呼ばれるもので、鍋から出る蒸気で熱されて蒸しパンになるという画期的な調理法です。

 

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日本の鍋料理がそうであるように、これは大人数で囲んでワイワイと楽しみながらつつきあう、まさに鍋料理。

 

今回は「お店」で食べるので色々な鍋料理がメニューに並んでいるものの、本来は「手元にある食材をなんでも入れて煮込む」のがこのお料理の特徴なんだそう。


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鍋に木のフタをして、煮込みつつ待つこと10分。

 

野菜が煮えて、大餅子がぷっくりと膨らんで来たら食べごろです。


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この日の具材は豚肉のスペアリブ・じゃがいも・とうもろこし・そして豆でした。

 

とにかくたっぷりと量があるので、大サイズであれば大人6人くらいで食べてもいいのではないか、と思えるほど。

 

しかし、野菜が多めである事に変わりはないので、お茶碗に何度おかわりしても胃にもたれかかって来ないのが嬉しいところ。


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鍋から大餅子を剥がしていただきます!

 

これは基本的に鍋の中の汁に浸して食べるものですが、そのまま食べても素朴で優しい美味しさがあってホッとしますよ。


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とうもろこしの蒸しパンなので、小麦粉のものよりもどっしりとした食感があり、しっかりと腹にたまる感じがします。

 

中国では南部は米、北部は小麦を主たる主食としていますが、さらに北の東北部ではトウモロコシやコーリャンも重要な主食のひとつとして挙げられます。


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個人的に気に入ったのは、なんといってもお豆でしょう。

 

日本で売っているお豆と同じかどうか・・・お豆はものすごい種類があるので断言はできませんが、豆そのものはもちろん、豆を包んでいるサヤもトロトロに煮えていて甘くて、実に美味しいです。


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豚肉は軟骨コリッコリ! 骨付き肉なので、しっかりした美味しさがあります。

 

ギュムギュムと噛んでいると脳内からアドレナリンが出てくるのが分かって、やっぱり肉を食べないと元気になれないなぁと思います。


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この日は大人3人でひたすら食べて、お腹いっぱいになっても少し残りました。

 

少しとはいえ、お持ち帰りしたらラーメン丼に軽く1杯山盛り分くらいは残ったと思います。

 

そう考えると、この鉄鍋がいかに巨大であるかが分かりますよね。


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◆◇◆後記◆◇◆

 

横浜で中華料理というと、横浜中華街をはじめ、地域で親しまれてきた「町中華」のお店、より本格を求める人や日本で暮らす中国人たちに愛される「ガチ中華」のお店など、さまざまお店があります。

 

横浜で愛される崎陽軒のシウマイ弁当ですら元々は中華の点心ですから、横浜でいかに中華が愛されて来たかが分かります。


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そのような横浜に、数ある中華の中でも中国東北地方の鍋料理を楽しめるお店は限られてきます。

 

より本格的な中華でしっかりと栄養をつけたいとき、大人数でひとつの鍋を囲みたいとき。

 

伊勢佐木町四丁目・伊勢佐木モールの「大東北」さん、オススメのお店です!

 

お試しを!

 

 

再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい

 

 

【ほしいものある?】

※食べログでは表示されません

 

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大東北中華料理 / 伊勢佐木長者町駅日ノ出町駅黄金町駅
昼総合点★★★★ 4.1

 

 

 

 

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