みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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あこがれの「餅茶」を格安入手!! 中国茶をたしなみ始めました

みうけんは中国茶が大好きです。

ウーロン茶、プーアル茶ジャスミン茶、緑茶、etcetc・・・

まぁ、だいたいはペットボトルで飲みますよね。冷たく冷やして飲むことが多いです。

しかし、季節は夏から秋へと変わり、だんだんと温かい物も欲しくなってくる季節になりました。

 

みうけんは前々から「餅茶」が気になっていたのです。

中華街や横浜の中華食材店でよく見かけますが、高いものですし、なんだかマニアックな物らしくて敷居も高く、なかなか買う勇気がでないのですよね。

 

ところが、最近メルカリで「布朗山古茶」というプーアル茶(熟茶)が実に手ごろな価格で出品されているのを見つけました。

しかも餅茶を崩す茶刀、茶盆までついて3500円。

ついつい衝動買いしてしまった次第です。

 

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布朗山というのは、広大な中華人民共和国の中でも、ほとんどミャンマーに近い山深い辺境地帯であり、雲南省のシーサンパンナ・タイ族自治州というおよそ中国らしくない名前の自治州にある著名なプーアル茶の名産地です。

 

 

この近辺では古くから茶葉を栽培してきた歴史をもち、少なくとも今から1000年以上も前には、この地域に土着していたブーラン族によって茶葉が栽培されていたそうです。

 

一時期中国茶文化大革命の際に古い因習であるとして徹底的に弾圧されましたが、今に至るまでも舗装されていない山道を何時間もかけて通わねばならない陸の孤島であること、中央政府から遠く離れた辺境地域であったことから、今なお茶の古木を多く残しているところです。

 

そんな布朗山で作られた(らしい)餅茶。

餅茶というのは、まだ輸送手段が発達していなかったころ、かさばるお茶を少しでも効率よく運ぶためにギュッと緊圧してカチカチの塊になるまで圧縮したもの。

中国では丸い物を指して「餅」の漢字をあてるので、この名前になりました。

北斗七星にあやかって七枚を1単位としたので、今でもその名残で、七子餅茶などと呼ばれたりしています。

他にもレンガ状のもの、真ん丸のもの、一口サイズのもの、いろんなタイプがあります。

 

ただ、このようなお茶は高価な物、安い物、ピンキリであり偽物も多いらしいのです。

当然、餅茶を初めて買ったみうけんにはそんな物を見極める眼力はないので、これは「布朗山古茶」であると信じて飲もうと思います。

 


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包をほどいてみると、こんな感じ。フワッとお茶の香りがしてきます。

昔、中国人の友人が「お茶はこうしてほぐして飲むのがうまいよ!!」と餅茶をザクザク割って、淹れてくれました。

その時の香り高さ、優しい味は今でも忘れられませんが、こうして手軽に餅茶が手に入るというのは有難い事です。


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お茶は実にデリケートな飲み物ですが、こうして緊圧されることで、余計な空気に触れて劣化するのを防ぐ、という事もあるようです。

しかし、保存条件が良ければ徐々に熟成していき、だんだんと深みのある味が楽しめるようになるという事で、これからの成長が楽しみです。

 

中央の紙は内飛といって、四角いラベルです。

「飛」とは広東語で票と言う意味だそうで、この言葉を使うという事が広東においていかに古くからプーアル茶が愛されていたかが分かります。


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セットになっていたプーアル刀で、徐々にほぐしていく瞬間。

ほぐすたびに芳香が鼻をつきます。

本来、餅茶、茶刀、茶盆は別々に買うらしいですが、一度プーアル茶を飲んでみたかった売主さんが一式そろえては見たものの、それで満足してしまって結局保管したままとなり、セットで格安販売したんだとか。

買っただけで満足するのはみうけんだけの悪いクセかと思っていましたが、他にも同じような方がいてホッとしますね(笑


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ちなみに、茶刀はアマゾンでも売っています。

買うとけっこう高いのよ。

でも、買うなら刃を覆うサヤがネジ式となっているものが断然オススメです。

使いやすさ、安全性、見た目、全てが満足いくものです。

 

 

ほぐした茶葉。

この中からゴミを取り除きます。まぁ、何しろ中国製ですからね・・・

色んなものが入っています。

この時はビニールひもの破片、木の枝が出てきました。

時には髪の毛や虫が出てくることもあるそうです。髪の毛はちょっと嫌ですね・・・

そのあたり、中国産だからって割り切るしかないのかもしれません。

きっと、ペットボトルで売られている中国茶の茶葉にだって・・・。断言はしませんけどね。

 

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本来は真っ二つに割って、表面から削った茶葉、深層から削った茶葉を混ぜて頂くものだそうです。

しかし、今回は初めてなので、表面の部分だけで・・・

次回からは均等にほぐしながら使っていこうかと思います。

茶盆は一部が欠けており、ここからこぼすことなく茶壷(みうけんは急須)に入れることが出来ます。


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一回目は洗茶します。

お湯を注いで、すぐにお湯を捨てる。これで茶葉のなかのゴミを洗い流します。

再度お湯を注いで、器に入れて飲むのです。

これはまだ1煎目なので色は程よいながらも、実に香りが立っている印象。

2煎目、3煎目と回を重ねるごとによって色にも味にも深みを増してきます。

5煎目くらいまで美味しくいただけました。


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なにしろ、みうけんは餅茶を初めて買った素人です。

しかも、みうけんに売ってくれた方も初めて買ったんだそうです。

ですので、この記事が全て正しいとは思っていないですし、お茶の先輩方がご覧になれば噴飯ものの素人さばきであることは重々承知ですが、ようやく昔からのあこがれだった餅茶を飲み始めた記念に、この記事を書かせていただきました。

 

これからの寒い時期、この餅茶から入れた香ばしいプーアル茶で、身も心もホッコリした日常を送りたいなと思います。

 

この記事をご覧になられた先輩方、もし「こんな飲み方がいいよ!」「このお茶がおすすめだよ!」などとご教示くだされば、初心者にとってこんなに嬉しい事はありません。

 

 

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