住所的には長者町ですが、駅でいえば伊勢佐木長者町駅の6B出口を出てすぐの所にあります。
以前「恰幅の良い彼」にて紹介されていた時はキッチンカーでの出店でしたが、正式にこの場所で店舗営業を始めたようで、正直いってこのコロナ禍真っ最中に営業を始めてしまって大丈夫かなと心配しています。
店内はシンプルを通り越して閑散というか・・・
無駄に広い店内に、なぜか異様に高い椅子と、丸テーブルが雑に置かれただけの店内。
絵もなくBGMもなく、メニューすら貼られていない店内。
これはちょっとシンプルの域を越えていますよね。
注文口を兼ねたレジのところに、メニューがありました。
今のところ「宝宝煎餅」(500円)に絞られているようで、いわゆる中華風クレープですね。
「煎餅」というと日本ではごはんを搗いて、平たく丸く延ばして、醤油をつけて焼いたパリンポリンなアレですが、中国で煎餅(ジェンビン)というと緑豆の粉を薄くのばして焼いて、ネギや魚肉ソーセージを挟んだ中華クレープと言われるものが多いようです。
「トッピング」の所にある「ラーティアオ」って何ですか?
と姐に聞いたら「日本語でうまく言えないからアゲマス!! 食べてミテください!!」ってくれました。
中国の駄菓子なんですね。食感はギュムギュムして、魚肉で作った駄菓子のなんちゃってカツの、衣がないバージョンのような、分かったような分からないような食感です。
味は微妙にピリ辛でした。
でもこれヤヴァいね、絶対ビール欲しくなるわ!!
店内に積まれた袋には、中国語が書かれています。まさに現地仕様。
ここまで本格的な中華料理店は、中華街にもなかなかないんじゃないかな?
中華街も本格的ですが、どこか観光客むけの街ですからね。ネイティブな中国人を客層にとらえた、伊勢佐木界隈のニューチャイナタウンの方が、いろいろと面白い店が多いような気がします。
作っている様子を写真に撮らせていただきました!!
まずは粉を伸ばす!!
なんだかムラがある伸ばし方ですが、これが後になって部位ごとの食感の違いを生み出してなかなか乙なものでした。
食べるところ、削る厚みによって食感が変わる刀削麺のような発想でしょうか!!
溶き卵を載せて同じように広げて、タレを塗ってから刻んだタクアンや、揚げたワンタンの皮、ネギを載せました。
パクチーは大丈夫ですか? との事で大好きです!って答えたら、しっかり入れて下さいました。
トッピングに「台湾腸詰」(150円)もお願いします!!
さっそく実食。
うん、モチモチの皮の中にサクサクな揚げワンタンが入っていて、面白い食感があります。
大きなクレープを2つに切って供されましたが、食べ応えもけっこうありますね。
ただ元来こういうものなのか、それともお姉さんの技術と好みの問題なのか、キュッと締めて巻かれたわけでもないので、上手に食べないとどんどん崩壊していきます。
タレもそれほど主張していないので、現状は皮と揚げワンタン皮の風味、パクチーの香りだけで食べる感じかな。もうちょっと味付けがしっかりしていればさらに良いのですが、まぁこれが本場の味かどうかも分からないみうけんにとっては、評価が難しいところです。
正直言って、この商品が日本人にどれだけウケるかは分からない面もあるし、このお店の固定費を支えるだけの需要があるかどうかも未知数で、お店がいつまでもつのか不安な要素が満載なのも否めないのですが、それでもこの横浜においてこのような新たなジャンルが着々と増えているのは心強い事だと思います。
これからも新たなチャレンジを期待しています!!
頑張ってください!!
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