横浜には激辛なお料理を食べさせてくださるお店が数々ありますが、それも多くの需要があっての事だと思います。
今回オススメするのは、伊勢佐木モールの中にあるお店。
麻婆豆腐やワンタンがオススメの「寅騰」(いんとう)さんです。
容赦ない麻辣の効いたスープにモチモチな刀削麺がたっぷり入った料理が名物の「華隆餐館」の系列で、華隆餐館の王社長肝入りのお店です。
店内に入ると、ズラリとテーブル席が。
店内は清潔感があって照明も明るく、居心地の良い雰囲気です。
中華系のお店ではよく見かける、神棚(?)。
日本のお店では神社仏閣のお札を置いているお店が多いですが、中国の方が経営されているお店ではこのような神棚が飾ってあることが多いという印象です。
壁には手書きのメニューが4枚。
まとめて1枚の画像にさせていただきましたが、やはりメインは麻婆豆腐と饂飩(ワンタン)のようですね。
他に、炸醤麺や重慶小麺といったメニューもあります。
今回いただいたのは、「麻婆老王丼」(みどり:980円)。
姉妹店である華隆餐館の四川麻婆豆腐は、「真っ赤」を通り越して「真っ黒」に近い色合いですが、こちらの麻婆豆腐は「みどり」という事もあって優しげな色合い。
写真では分かりにくいですが、ものすごくアッツアツ。
鮮烈な香りもしっかり効いていて、鼻をスッと抜ける花椒の香りがたまりません。
さっそく、麻婆豆腐の上の部分のみを実食。
まず襲いかかってくるのは、ジワンジワンと響いてくる花椒のシビれ!!
うーーん、これは美味しい。
辛さもしっかりと主張しているんですが、赤唐辛子の「あか」の燃えるような情熱的な辛さに比べて、「みどり」はスッと通るような涼しい辛さがあると思います。
ご飯はちょっと硬めの炊き加減で、この麻婆豆腐にピッタリ。
量は250グラムあって、食べ応えもしっかりです。
ちょっと汚い画像ですが、縦に半分に割ったものを片方だけ食べてみました。
断面を見ると、ご飯の層の厚みがお分かりいただけますでしょうか?
シビカラだけではなく、コクのしっかりした麻婆豆腐にたっぷりの白米。
この組み合わせは最強です。
食べても食べても飽きることもなく、エンドレスでいつまでも食べ続けることができる美味しさ!!
挽き肉や豆腐もガッツリ入っていて食べ応えも充分です。
今回は特別にワンタンスープをサービスしていただきました。
お茶碗にたっぷり入っていて、こちらもアッツアツ。
白濁したとんこつベースのトロトロなスープに、大きなワンタンがビシッと入っていました。
ワンタンのアンは、プリッとしたエビともっちりした国産豚100パーセントという肉のアン。
皮は厚くてもっちりとしており、食べ応えのあるワンタンです。
◆◇◆後記◆◇◆
麻婆丼は、ご飯が250グラムとかなりたっぷり入っています。
一口目からバシバシくる麻辣はさすが、華隆餐館系のパンチ力だなぁと思います。
しかし、ただ辛いだけではなく青唐辛子ならではの爽やかな涼しい辛さが後をひきます。
このたっぷりの白米と、シビカラウマウマな麻婆豆腐との相性は最高で、かなりの量があるにも関わらず、汗をかきかき無心に食べて、なんとか完食したのでした。
最後に、お店のスタッフさんに「インターネットに掲載していいですか?」と聞いたら、近くに華隆餐館の王社長がいるから、そちらに聞いて、との事で系列店の「小青椒」へ。
王社長に「ネットに寅騰と王社長の写真あげていいですか?」と聞いたら、喜んでいろいろなポーズを見せてくれました。
厨房で大きな牛肉煮込んでるのを見せて頂けて楽しかったです。
この牛肉でいろいろ新商品の構想を練ってるそうで、そちらも楽しみですね。
本当は家族で小青椒にも行ってみたいんですが、激辛な魚料理が名物なのが小青椒。
家族は辛すぎるのダメだし、1人だとランチがせいぜいな量なんですが、今はランチはやってないようで・・・
この「小青椒」も、次回の宿題となったのでした。
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
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