本牧の夜の闇にひっそりと佇む、知る人ぞ知る台湾料理店「百鶴楼」。もう、このブログをお読みくださる方にはよく知られた店だと思います。
とりあえず、外観だか内観だかわからないけれどパチリ。
この日は4人でお邪魔しました。
百鶴楼好きな4人ですが、寒くて忙しく、疲れ果てた心に灯をともすようなホットなお肴が食べたいね、という発案から、いつもは食べられないメニューをという事で1週間前から予約して訪問。
まずは軽くビールで喉を潤し、紹興酒を頂くとしますか。
ツマミに「焼き餃子」(600円)。
こちらで餃子って初めて食べたかも。
カリッと焼かれていて食欲をそそります。こりゃビールのツマミにちょうど良いな!!
餃子で600円、とだけ聞くとお高いように思います。しかし1個1個が大きい上に、具材もしっかりした餃子が6個。
まぁまぁ、これならば妥当な金額とも言えるのではないでしょうか?
続いては「唐揚げ」(単品1000円)。
サックサックな衣に、これでもかっ! とかけられた課長さん。一緒に揚げたネギが良いアクセントになっています。
肉もジューシーですが、これは衣とネギだけでごはんいけちゃいますね!!
結局、この後でもう一皿追加しちまいました。
そして、いよいよです。
ちなみにメニュー写真はこちら。
この写真だけ見せられたら、本当に何だか分からんな! ふつう、中国のメニューは漢字を見たらどんなメニューだか想像ついたりするんだけど、紅焼甲魚って言われてもいまいちピンと来ないし!!
その実態は、「スッポンの香味醤油蒸」(紅焼甲魚・10000円)です。おそらく、この百鶴楼で一番高いメニュー。
1匹約1kg、4〜5人分、スタミナの絶品!!
出てきた瞬間、思わず皆で「うわっ」と声をあげちゃいました。いや、青菜の量のすごいこと。
真ん中に置かれた甲羅をどけると、大量に仕込まれたタケノコと椎茸のウマ煮。
椎茸は干し椎茸をじっくり戻したものかな。
このウマ煮がね、やったらウマいんですよ!!
そう言やウマ煮ってのはウマいからウマ煮っていうんだそうです。まったくヒネりのないネーミングですが、なるほど納得。
この下にはプルプルなスッポン肉が大量に仕込まれていますが、少々骨が多いので注意が必要です。
スッポン自体に味はあまりなくて(全く無いわけではない)淡白なものです。そこに椎茸をふんだんに使って味を染み込ませてありますから、滋味溢れる優しい味わいでありながら、しっかりした力強さを感じます。
こちらは血をお酒で割ったもの。(1人500円)
見た感じ薄いトマトジュースのような感じ。
味は・・・とにかくお酒は強いです。
血の方は、いかにも血のような味わいはあまり感じません。なんだか不思議なコクがありますが、果たして美味しいかと言われると・・・むぅ。
次に出てきたのはピータン豆腐です。
価格は失念。これが具沢山!!
最後の〆に「ルーローハン」(800円)。
やはり百鶴楼は唐揚げとルーローハンです。
柔らかな豚肉、味の染みた玉子、よく煮込まれたそぼろに、タレの染みたごはん。
ホッとするお味ですねぇ。
今回のメインはスッポンだったわけですが、振り返ってみれば味もよくボリュームもあり目新しさもありました。
しかし1万円という価格を考えると、毎回食べるかどうかは・・・また微妙なところです。
お会計は2万円ほど。
うち1万2千円はスッポン代、3千円近くは酒代でしたから、妥当なところでしょう。 唐揚げも2皿食べたしね!!
会計では1万円札1枚と千円10枚出しましたが、また名物クーニャンの「いー、ある、さん、す、うー、りゅ、ちぃ、ぱっ」とお札を数えてくれたので、それを聞けただけでも行ったかいがあったのでした。
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