横浜コリアタウンの中核、福富町。
まぁこの街ならではの雰囲気と街並みで、いろいろとどうしようもない感満載なダークな街なんですが、ここで働く外国人向けの店が満遍なくできていて本格的な現地料理を頂ける地域でもありますね。
韓国料理屋の老舗、「李さんの台所」もこの界隈では有名な老舗店で、この地域を根城とする韓国ファンには旧知の間柄でもあります。
今回は「カムジャタンランチ」(1050円)。韓国に55回通ったうち、必ずカムジャタンは食べるほどカムジャタン好きですが、それが日本でも開花した感じですね。
まずはお決まりのパンチャン。いわゆる一つのおかずです。
カムジャタンは大人数で食べるもので、一人用のものは正式にはピョへジャングクと呼びます。
以前こちらで食べた時にはきちんとアツアツの鍋に入ってきてグツグツ煮えたぎってましたが、今回のカムジャタンは煮えたぎってません・・・というか、店のおばちゃん普通に器を手で持ってるし・・・
見た感じは具沢山。
味も悪くはありません。しかしね、ヌルいのよね・・・出てくるのも早かったから鍋で保温していたのを、冷たい土鍋に入れて持ってきたんでしょう。すっかりさめていて、かなり残念です。
肉も、韓国のカムジャタンには肉がごっそりついていますが、ここのはほとんど骨ばかり。
まぁ、豚骨をダシ用にしか使わない日本と、カムジャタンとして食材にする韓国では、豚の解体方法に差がありますから仕方ないは仕方ないんですけどね。
食べるところはほとんどありません。
ただし野菜がたっぷり入っているのは嬉しいです。ウゴジ大好き!!
細君は「スンドゥブチゲ」(800円)にしました。こちらはきちんとグツグツ煮えたぎっていますが、見てわかるとおり多量の黒コショウが打ち込まれています。
ベースは決して悪くないのに、大量の黒胡椒が味を台無しにしていますね。
以前、韓国人の弟が「安い店や美味しくない店は、味をごまかすためにコショウをたくさん入れるんですよ」と言ってましたが、まさにそんな感じなのかな。
ごはんはふっくらで美味しいです。
やはり韓国料理はご飯が一番よく合いますよね。
李さんの台所は、昔はもう少し仕事が丁寧だったし老舗店、人気店ならではの味の良さがウリでした。
以前書いた食べログの口コミの写真を見ても、カムジャタンランチは昔は土鍋で煮えたぎっていたし、盛り付けも今の倍くらいあったので、骨ばかりとはいえそこそこお肉も食べられました。
この10年で、明らかに質が落ちているように思います。有名になって、ほっといてもお客さんは来るからアグラをかいてしまったのでしょうか?
これからはカムジャタンランチではないにしても、他店に行く事になるでしょう。
これからは、もっと素晴らしい他店の紹介にページを割いていく事にしたいと思います。
備忘録としてランチメニュー写真を載せておきます。
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