今日の大好きなマンガは、入江喜和著「杯気分! 肴姫」1~7巻 完結の紹介です。
東京の下町、東向島。
ここで細々と経営する、しかし料理は超一品な小料理屋さんと、そこに通い詰める粋な常連さんたちの物語。
や~ このマンガのいい所はですね。
飾らない人間模様と申しますか。
どこにでもいそうな人が、どこにでもありそうなシチュエーションをもって、また感動的な話を繰り広げて行くところにあります。
そこに加わって、板前イワオさんが心込めて作る料理のハナシ。
女将のあやさんは料理が全然できないんですが、このあやさんがまた
「い~~~~~~い味 出してやってるね」 ~って感じです。
なんだかね、このマンガを見ていたらいろいろと自分も考えるところありました。
自分も家族のためとはいえ、プロにはとうていかないませんが料理が好きなのでね。
100円ショップで買った包丁を黒打ちのいい包丁に変えたくなったり、ガラにもなく常連になりたくて近所の小料理屋なんか検索してみたり、このマンガに出てくる人見たいに粋に生きてみたくなってドラマの鬼平犯科帳なんか見てみたり。
でも、結局は100円ショップの包丁を愛用しつづけています。
だって、もう20年の付き合いですもの。
特に、この100円ショップで買った包丁がナマクラでナマクラでしかたありません。
そんなの100円だから分かり切った事なんですが、いったん愛着を持ってしまうと捨てられなくってねぇ。
なんだかんだ文句いいながら、研いで研いでもう20年も使っています。
あ、特に中村吉右衛門の鬼平犯科帳は、みうけんにとって料理のうんちくも楽しめ粋な生き方の手本ともなる神様のような存在です。
下の動画を見てみて下さいよ。
や~~~ 粋だねぇ~~~。
「鮎飯」【鬼平犯科帳 第1部 第4話「血頭の丹兵衛」から】最高に旨そうな時代劇食事シーン JAPANESE TV DORAMA EAT Japanese food
この「杯気分! 肴姫」を読んでいると、自分も粋な人になれた気分がします。
特に、植木屋だったが引退されて飄々かつ悠遊と生きる「秀さん」に、なみなみならぬ魅力を感じるのであります。