みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。

1944年(昭和19年)日本映画「加藤隼戦闘隊」

大河内傳次郎主演「加藤隼戦闘隊」(かとうはやぶさせんとうたい)観る。

 

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加藤隼戦闘隊とは、太平洋戦争中に活躍した加藤建夫陸軍中佐率いる大日本帝国陸軍の飛行戦隊(飛行第六十四戦隊)のこと。

 

国威発揚、戦意高揚の国策映画として物資も財力も乏しくなっていた1944年に陸軍省後援のもと東宝映画より公開され大ヒットした。


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帝国陸軍の古参の戦闘機乗りとして空に生き、性格は豪放磊落かつ部下思い、また洒落っ気のある名指揮官名パイロットたる加藤の人物像そのものは名優藤田進が演じている。

 

特筆すべきは国策映画として陸軍の各部、基地より全面的な協力により製作されたこと。

そのため、映画に映し出される飛行機は、この映画のためだけに大半のシーンで実際に本物の軍用機を飛ばしたんだとか。

敵機も、実際に太平洋戦争で鹵獲された実機が日本軍機と同じく映画のために用意され撮影に使用されている。


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そのため、映画中の空挺作戦なども実に迫力ある映像となり、陸軍空挺部隊の降下・戦闘の各描写は貴重な映像がふんだんに使われている。


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陸軍省がからんだ国策映画だが、そのぶん民間ではなし得ぬ豪華さ、贅沢さがある。


そして鬼畜米英の飲み物とされたコーヒーだが、将校がコーヒーミルを持ち込みコーヒーについて蘊蓄を語りながら嗜む光景は、当時の陸軍省がよく許可したものだと思う。

色々と考えさせられる名作である。