うららかな陽気の平日のお昼前。
この日はフラッと池袋に来たので、前々からブックマークしていた羊料理専門店へ!
このお店は池袋駅西口の9番出口を出て少し歩いたところなんですが、このあたりはガチ中華が多くて横浜に引けを取らないチャイナタウンと化しているので楽しいのよね。
横浜中華街、伊勢佐木中華街に加えて最近は池袋中華街もお気に入りです!
そのお店の名は、「羊大厨」さん。
中華料理といったら鳥か豚が多いように思われがちですが、実は羊料理はポピュラーかつ実に美味しいです。
日本では羊の肉はあまり出回らないのでマイナーですが、中国の特に華北地帯の料理には羊は欠かせないでしょう。
お店じたいは雑居ビルの4階にあり、エレベーターで登ると・・・なんだこれは。
今までにない入りづらさに、さすがのみうけんもドアを開けるのをためらいました。
しかし、ここで諦めてはもったいない。意を決して入店すると、意外と広くて明るくて居心地よかったです。
そして、おしぼりやビールが雑然と積まれているのはガチ中華あるあるですね。
注文はQRコードを携帯で読んで注文するスタイルなので実に楽チン。
◆羊拐筋煲(ラムの関節鍋定食:880円)
ヨロシク!
まず出てきたスープは極々あっさりしていて、本当に骨を煮出しただけという感じがします。
そのため塩を入れたり酢を入れたり、ラムの関節のタレを入れたりと味変をして食べるのも楽しいかと。
ご飯はお茶碗にたっぷり入ってきて、これは食べ応えがありますねぇ。
ふっくらと炊かれていて、これは日本米でしょうか。やはり日本人はご飯がないと生きていけません。
そして、ドドンと土鍋に入った羊のスネ。
1つ1つが人間のコブシより一回りくらい小さいくらいで、けっこう食べ応えありそう。
このスープ自体も美味しくて、醤油ベースに麻辣を効かせた東北風味。
キリッと効いた塩気、しっかり煮出された羊の出汁、そして後からジワジワと響いてくる麻辣の美味しさがたまらなくて、ついついレンゲが進んでしまって本日も塩分過多ですよ!
ラムの足は半分以上は骨ですが、食べる部分もしっかりついています。
これだけ大量に入ってご飯もスープもついて880円って、あまりに安すぎませんかねぇ?
ラムの骨付き肉、というか肉付き骨はホロホロに煮込まれていて軟らかくて美味。
飛び散らないように関節をパキッと外すにはコツがあって、ワキをしめてやれば飛び散らずに割ることができます。
関節についたトロトロな軟骨、むっちりホロホロなお肉、そしてプルップルにコラーゲンを感じる皮が美味しい事よ!
忘れてはならないのが、骨髄ですよ。ツウは決して見逃しません。
運が良ければ骨髄が入っているので、箸でホジホジして食べましょう。お口の中でトロッとトロけて、しっかりと味も出ていて最高です。
◆蚕蛹(280円)
個人的にたまに食べたくなるカイコさんのサナギ。
韓国に入り浸っていた時は紙コップに山盛り入ったサナギさんだけで焼酎を飲んだものですが、豆粒サイズのコリアンサナギさんに比べて、チャイナサナギさんは親指サイズで食べ応えもしっかりです。
しっかり麻辣の粉がかけてあるので、そこまでサナギさん独特のクセを感じないのかな。
好きな人は、そのクセがないと始まらない終われないらしいけどね。
サクッと噛むと中からブシュブシュ出てくるナニがトロトロしていて、実にアレな味わいです。
なかなか言葉では的確に表現できない食材ですが、気になる方は横浜でも食べられるお店があるから試してみては。
◆◇◆後記◆◇◆
今回は「ラムの関節鍋定食」をチョイスしました。
麻辣味をホンの少し効かせた醤油味でトロトロに煮込まれた羊の関節は、お口の中でトロけるトロける!
ほーんと、これで880円はあまりにコスパが良すぎます。
池袋中華街には美味しいお店がいくらでもありますが、やはりガチ中華はいくら食べても飽きません。
このところ四川だの湖南だの、辛いものばかり食べていたのでたまには東北風味も良いのかなと思います。
池袋駅西口の「羊大厨」さん、おすすめのお店です!
備忘録としてランチ定食あたりのメニュー写真を載せておきます。
実際はもっともっと、いろんな種類のメニューが揃っています!
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【ほしいものある?】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
羊大厨 (中華料理 / 池袋駅、要町駅、東池袋駅)
昼総合点★★★★☆ 4.3