横浜中華街がほぼ「観光客むけ」の街であるのに対し、伊勢佐木モール近辺のチャイナタウンは実際に居住している中国人向けのお店が多いです。
客層も7割が中国人、残り2割5分割がガチ好き日本人、さらに5分の客が何も知らずに入ってしまって本場の辛さにヒィヒィ言わされてるお年寄りだったりするのかな。
その中でも、今回は特に親しみやすい「和記食坊」にやって来ましたよ。
このお店は、唐揚げや青椒肉絲などの一般的な中華から、いかにもガチ中華好きが好みそうな中華までイロイロ。
お昼の定食は15時までライスもスープもおかわり自由という事もあって、多くのお客さんでひしめいているイメージです。
今回は、1階席はいっぱいだったので、初めて2階へ上がりました。
2階は姐は常駐していないので、注文が決まったら壁のピンポンボタンで呼ぶシステムです。
◆白身魚の四川煮込み定食(水煮魚片:980円)
ヨロシク!
まずはスープからですね。
こちらのスープは、豆腐・海藻・にんじん・玉子が具材の豪華なもの。
味付けはホッコリと優しく、トロッとトロミがあって、冬風にさらされた体が芯から温まりますねぇ。
さぁ、続いてはいよいよ水煮魚片です。
たっぷりの野菜を唐辛子で炒めて、カリフワに揚げた白身魚を合わせて、煮えたぎった油をジュバァーと回しかけた料理で、なーにが「水煮」だよって思います。
しかも、店の姐が顔おぼえてくれているのか・・・。
「辛イノ、好キデショ」と勝手に辛めにしてくれるので見た目がえんらい事になっていますよね。
でも、これくらいなら望むところですよ!
まずは魚から。
フワトロな食感の中から、白身魚の優しくも力強い旨味が溢れてきて、これはたまらない!
さらに、揚げた唐辛子が大量に仕込まれておりまして、この紅白歌合戦を同時にフワフワパキパキ食べていくと、優しい甘さと焦がした唐辛子の香ばしい香りが合わさって、素晴らしい美味しさですねぇ。
魚以外の具材もしっかりです。
もやし・干豆腐・キクラゲがたっぷり。炒め加減も絶妙でシャッキシャキ。
こちらも揚げ唐辛子が大量にブチ込まれており、胃が阿鼻叫喚の修羅地獄!!
やーーー、これはケシカラン。
もうたまらん! と、真っ白なご飯をバババとカッ込めば、あまりの尊さに「舎利」とまで呼ばれた白米の尊厳をガツンと感じます。
本当は3杯くらいお代わりしたいくらいよ! それくらい食がススむオカズなの!
しかし、あまりたくさんは食べられないお年頃なので、1杯のご飯をうまく運用せねばなりません。
あまりのウマさにむせび泣きながら、汁は残して完食です。
本当は汁をお持ち帰りして、夕飯にご飯を投入して激辛おじやにしたいくらい。
ほーんと、水煮牛肉といい水煮魚片といい「水煮シリーズ」の旨さは底無しだなと思います。
食後には杏仁豆腐。
ウマいウマいと言いつつも、なんとかギリギリ食べられる辛さだったので、その後の甘いものが、もう何とも言えません。
ちなみにザーサイもついていますが、ザーサイは食べませんでした。
◆◇◆後記◆◇◆
この日は一日、シアワセな気分。
ふつう、中華屋さんで水煮シリーズを注文すると2〜3人前あるから、一人ではなかなか注文できないんですよね。
それが、こうして1人ランチでサクッと頂けるのは至福!!
あまりの美味しさに胃も炎上して、夜の稽古も行けなくなりました(ノ∀`)
辛いもの好きさんには是非ともオススメしたい逸品です。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
和記食坊 伊勢佐木町店 (中華料理 / 伊勢佐木長者町駅、関内駅、日ノ出町駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5