夏といったらエスニック! 冷房の効いた部屋で、汗をかきかき食べるカラ〜い食べ物が欲しくなる季節ですよね。
エスニックといったらカレーやタイ料理を思い浮かべますが、今回紹介するのは伊勢佐木モールのお店。
この近辺には中華街のお店にも負けず劣らずの本格的な中華料理屋さんが軒を連ねており、個人的に「伊勢佐木中華街」と呼んでいます。
その中で、黄色い看板がひときわ目をひく「君臨楼」さんにお邪魔しました。

店内はテーブル席がズラリと並び、お昼過ぎだったのでけっこうな賑わいぶり。
着座してまず出てくる、塩気の効いたピーナッツにホッとします。

この日は暑い日だったので、ドリンクは定番の「王老吉」(ワンラオヂィ)を頂きました。
紅茶のような香ばしいハーブティで甘味があり、身体の熱をスッキリと鎮めてくれる効果があります。
暑い日の飲み物としてはもちろん、辛いお料理との相性もバッツグンですよ!

◆香辣烤鱼(焼き魚の四川風煮込み:3980円)
大きい四角い鍋にドッドーンと入ってやって来た、巨大なお魚さん!
スズキなどの大きな魚を開いて揚げて・または炭火で焼いて、たっぷりのお野菜と一緒に麻辣スープで煮込んだ鍋料理です。
(作る人によってレシピに違いがあります)

グツグツ煮えたスープには、しっかりと麻辣(マーラー:花椒のしびれる「麻」と、唐辛子の辛味の「辣」)の味わい。
辛さは最初に聞かれるので、「辛さ控えめ」や「激辛」にも対応していただけます。
ふんわりとした身を大きなスプーンでこそいで頂くと、お魚の身はふんわりと、揚げた表面はカリッと香ばしく、時間が経つにつれて味わい深い麻辣スープがお魚の身に染み込んでいって、これは美味しいです!

一緒に煮込まれた具材はピーナツ、にんにく、キクラゲ、椎茸、えのき、ジャガイモなどさまざま。
これもお店によって内容が異なってきますが、どこのお店で食べてもそのお店のスープにビシッと寄り添った内容の具材が使われています。

たっぷりのお魚、コクとシビれとピリ辛な麻辣スープ。
これは白いご飯がいくらでもススんでしまう「ご飯泥棒」で、一緒に行った知人は3杯くらいお代わりしていました。

お肉も美味しいけれど、やっぱりお魚が好き。そして、辛いものが大好き───。
そんな方には是非とも試していただきたい、大きなお魚さん「烤魚」。
この1品でライスを食べると、3〜4人は大満足できる量なので、それくらいの人数が集まる時は是非とも試してみては。

◆蒜泥黄瓜(キュウリのにんにくソース和え:580円)
夏だから夏野菜を食べましょう! そんな意見が一致して注文した逸品。
叩いたニンニクがバシッと効いて、これまた包丁で叩いて柔らかくしたキュウリによく絡んでいます。
暑い夏を涼しくしてくれる、まさに夏まっさかりな冷菜。

◆凉拌土豆丝(ジャガイモのシャキシャキ和え:700円)
ジャガイモの和え物ってあまり想像できませんが、ジャガイモを細く切って水に晒すのでシャキシャキな食感になります。
赤いパプリカやピーマンが合わせてあって彩りも豊か。
スッキリと爽やかな味わいのタレにからめてあり、噛むごとにシャックシャクとお口の中に響く軽やかな食感が美味しいです。

◆夫妻肺片(ハチノス、牛タンの四川風和え:880円)
名前を見るとギョッとしますよね。
もともとは肉の切れ端を集めて作ったもので、「夫妻」とは「もともと違っていたものが一つになった」ことのたとえ。
「肺片」はもともと「廃片」(切れ端のたとえ)でしたが、食べ物としてはかわいそうな名前なので、いつしか同じ発音の「肺片」になったのだとか。
牛のタンやモツをピリ辛のタレで和えたもので、しっかりと麻辣が効いており、パクチーもたっぷり乗っていて、これは紹興酒が欲しくなってしまう味わいですねぇ。

◆◇◆後記◆◇◆
今回紹介した「君臨楼」さんは、本場四川の本格的なお料理を出すレストランとして、この界隈に住む中国の人から根強い人気を誇るお店です。
そのため、メニューには日本の「町中華」さんではお目にかかれないような、本格的なお料理がズラリ。

しかし、日本人には入りづらいお店かというと、そんな事はありません。
ランチメニューなどは日本人に寄り添ったメニューが多く、お手軽に利用できるメニューも色々と揃っています。

横浜中華街の美味しい中華料理も良いけれど、地元民が足繁く通うのが観光地化されていない「伊勢佐木中華街」の中華料理。
少人数でお手軽なランチでも、大人数でガッツリ宴会でも、ぜひとも色々な使い方をされる事をオススメします。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【ほしいものある?】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
君臨楼 (四川料理 / 伊勢佐木長者町駅、日ノ出町駅、黄金町駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
