みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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渋谷区渋谷の「鮨 ゆきなり」でおまかせコース&新政

 

この日は妻ちゃんと渋谷へやって来ました!

渋谷っていつぶりだろう!

 

来るたび来るたび、たくさんのビルが出来てどんどん発展していく未来都市。

多くの外国人も訪れる、世界から愛される街だなぁと思います。

 

さて、今回やって来たのは銘店「鮨 一(はじめ)」さんの店舗を分割して開店された、「鮨 ゆきなり」さん。

2023年4月1日に開店されて半年くらいですが、多くのグルメたちの舌をとらえて離さない丁寧な仕事ぶりは海外のお客様からも高い評価を得ています。

 

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店内は階段を降り、まずは「鮨 一」さんの店内へ。

ここが「鮨 ゆきなり」さんの入口も兼ねていて、まさに隠れ家といった感じですよね。

 

メニューは完全予約制の「おまかせコース」(22000円)のみ。

その日その日によってネタも変わってくるので、いつ来ても違った美味しさを楽しめるのも魅力的です。

 

そして、店内は満席!

こんな分かりづらい隠れ家なのに! 予約制でよかった!!

 

なので、今回は内観の写真はコレだけね(ノ∀`)

 

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さて、まずは大将と女将さんにご挨拶。

カウンターに案内していただき、まずはファーストドリンクから。

 

◆コスモス2022(時価)

 

これは、新政酒造さんのプレミアムすぎるお酒!

なんと360本しか製造されていないうちの1本で、まーーー超貴重です。

 

スッキリと涼しげで、まさに「秋の桜」(コスモス)の名にふさわしいフルーティーさ。

一口目からお口の中に抜けていく香りは、まさにライスワインと呼ぶにふさわしいエレガントな味わいです。


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◆ガリ

 

ガリはもちろんメニューには入っていませんが、こちら「鮨 ゆきなり」さんのガリは特別。

竹生姜という珍しい生姜を使い、スジっぽさがまったくないのでサクサク食べられます。

 

真ん中の部分は口当たりが良い!!

フルーティで味が濃く、強烈なショウガの風味を楽しめます。

 

いっぽう、端切れの部分はより柔らかい口当たりが楽しめますねぇ。


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◆スッポンの茶碗蒸し

 

まぁ、すっぽんぽん(ノ∀`)!!

一品目から、どんだけ精をつけさせるのかと!!


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うーむ、寒い中を歩いて来てからの食事の始まりなので、温かいモノが沁みますねぇ。

スッポンがたっぷり入っていて、皮のプリプリな食感と濃厚な出汁がいい!!

 

スッポンの身もたくさん入っていて、プルプルで優しいのに旨味が力強いですねぇ。

噛むごとにギュムギュムな歯触りで、噛み締める毎にあふれるシアワセがお口に広がります(ノ∀`)


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◆アン肝

 

なんと、アン肝をツケダレにしてしまおうという贅沢すぎる逸品!!

アン肝をコブ出汁で軽く炊いて、出汁で割ったポン酢が添えてあるものです。

 

その上に1週間ほどしっかり寝かせたシマアジ・・・。

これでアン肝を包んで、パクリ!


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シマアジを食べ終えた後は、アン肝とポン酢を混ぜて飲むと、実に美味! 

アン肝の旨味と舌触りがすごく良くて、日本酒がグイグイ進んじゃうなぁ(´Д` )


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◆スッポンの春巻き

 

スッポンのほぐし身に、醤油を効かせた出汁のアンを仕込んだ春巻き。

揚げたてでアッツアツなので、食べる時に注意が必要です。


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最初はパリッと食感で、しかし持っただけで伝わってくるアンのアッツアツかげん!!

気をつけながら少しずつ、少しずつアンに辿り着くと・・・。

 

これは・・・(ノ∀`)

 

なんと旨味が炸裂するスンバらしいアン!

アッツアツなので食べるのが大変だけど、これは絶対に食べて損はない!


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◆アワビの肝ソース 

 

ビックリするほど大きなアワビさん、大将に見せていただきました。

煮た後なに、この大きさを維持する大きなアワビさん。

 

いったい、いくらするんだろう(´Д` )

 

アワビを水と酒で煮て、アクをすくったら蒸し器で蒸し煮に。

仕上げるまでに6時間かかっているそうです。

 

アッツアツなので、ちょっと湯気が(ノ∀`)


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ブ厚いアワビの下の肝ソースは、肝に玉子と油を合わせたもの(たまもと)。

よく炊いてあるので、柔らかくてむっちむちで食感がすごくいい!!

 

やー、こんな厚切りアワビなかなか食べられないです。

すごい贅沢!!


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アワビを食べた後のソースには、舎利玉を入れて舎利の酢でマヨネーズ風味にして頂きます。

肝の味わいが濃厚で、でも意外とワサビが効いていてスッキリしているのよ!

 

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これを、「鮨 ゆきなり」さんでは「舎利ボナーラ」と呼んでいるとか、いないとか(ノ∀`)

ほんとうに、逸品逸品が実に洗練されていて、考え抜かれているなぁと思います。

 

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◆アオリイカ

 

イカの王様、アオリイカ。

包丁を細かくいれてあって、芸が細かいです。

 

その切れ込みのおかげで、最初はシャキッと・後からねっちりに変化していく食感がすごくいい!

この一口にすごくイカの良さが詰まっている感じがします。


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◆カンヌキ

 

サヨリの大きいものを閂(カンヌキ)と言います。

力強い食感が特徴の、キラキラ光る中に大葉が入っています。

 

サヨリは柔らかい食感が特徴ですが、カンヌキはシャクシャクな食感が素晴らしい!!

捌く前は30センチくらいの大きさだそうです。これは高級な一貫だわ〜(ノ∀`)

 

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◆ホッキガイ

 

貝好きにはたまらない一貫です。

貝にしては軟らかくて、これはすごい食感!!

 

オープン直前に剥いて、一瞬お湯に浸けて磨いて、臭みぬきをしているんだそうです。

すごく甘くて、磯の香りがガンガン響いてきます!


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◆サワラの漬け

 

中にネギのペーストが入っていて、噛んだ瞬間にネギの香りがお口に広がる逸品。

これはお酒がガンガン進んでしまうわ!!

 

旨味がものすごくって、優しい香りとネギの風味がすごく相性が良いです。

サワラの甘さとネギの風味が、フワフワとお口の中に広がっていきますねぇ(ノ∀`)


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◆大トロ

 

2週間寝かせた大間のトロットロ(ノ∀`)

香りがすごくよくって、お口の中に旨味が押し寄せるのよ!!

 

噛むたびに、全身がマグロの旨味で覆い尽くされるわ〜。

トロけるとかの次元をはるかに超えて、全身でマグロを主張してきます(´Д` )


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◆涅槃亀(にるがめ:時価)

 

涅槃とは、仏教の用語で「全ての欲や煩悩を捨て去った境地の世界」をいいます。

涅槃のことをニルヴァーナというので、そこから来ているのでしょうか?

 

スキッとしてちょっとカドがある味わいは、特にこってりしたお魚に相性がいいですねぇ。

 

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◆海老しんじょ

 

まずは、おつゆからです。

エノキダケ、マイタケ、ホンシメジが入ったおつゆは、あっつあつ!!

 

特にホンシメジから出された出汁は、ブナシメジとは違った旨味の濃さがスゴイのです。

三つ葉の香り、キノコの香り、そしてキノコの出汁とガッツリ引かれた1番だし。

 

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海老しんじょは、芝エビのペーストにブツ切りのクルマエビを合わせ、さらにサワラのペーストも入れた贅沢な逸品。

箸でさっくり切れてフワッフワで優しい味、その中にプリッとしたクルマエビの食感がたまりませんわ(ノ∀`)


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◆ブリ

 

あえて背中だけの部位を使っているから、脂がサッパリとしていて食べやすいです。

しかし、サッパリ一辺倒ではなく、お口の中でジュワジュワとトロけるのよ!!

 

これは、切り出して常温にしてあるという細やかな配慮の果てか。

ほんと、一品一品に対するこだわりがハンパないです。


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◆ヴィリジアン・亜麻猫 飲み比べ(時価)

 

こちらも4合瓶で360本だけしか生産されていない超プレミアムな逸品。

樽の中の上澄みだけを汲み取った「直汲(じかぐみ)」なので、爽やかな旨味が素晴らしくって、やっぱ他とは違うなぁって思います。


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ヴィリジアンはスッと抜ける爽やかな甘さ、香り。

亜麻猫はお口にまったりと広がる甘酸っぱいシアワセ。でも柔らかい。

 

やー、同じ新政でもこんなに違うものかと思います。

白こうじのクエン酸由来のほのかな酸味といい、木桶由来の醸造による木の香りがフワッと広がる事といい、これぞジャパニーズワインだなぁと思います。


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◆カツオ

 

サワラと同じく、ネギのペーストが仕込んであるのでスッキリとした味わい。

こちらはどちらかと言うと、香りを楽しむカツオですよね。

 

血合の生臭さもなく、かつおにしては程よい油分がお口に広がります。

やっぱり、カツオはカツオ。カツオならではの特徴的な美味しさです。


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◆イクラの小丼

 

これまた、実に豪華な逸品で泣けてくるわ(T ^ T)

さっそく軽く混ぜて頂くと、イクラの皮が柔らかくて、プッチプチ!!

 

これは甘くて、海苔と舎利との相性がすごくいいです。


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軽く火を通した事でトロトロな食感が楽しめますねぇ(ノ∀`)

ヅケるのも出汁醤油なので、濃すぎないのもいいですねぇ(ノ∀`)

 

海苔の香りとイクラの香り、この組み合わせがいい。

実にいい!! ホントにいい!!


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◆ウニ

 

バフンウニの塩水ウニ。

お口の中でトロトロとろける、高級な味!!

 

バフンウニは寒い海で昆布を食べて育っているので、昆布の風味がしっかり感じられます。 

シャグシャグと噛むごとに、海苔とウニの香りが鼻の全体に襲いかかってくる素晴らしさよ!


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◆コハダ

 

サクッと締めてあって、爽やかな風味がすごくいいです。

脂ののり加減、3日間〆たという〆加減がちょうど良くて、今までのコハダの概念を変える味。

 

これは江戸前寿司の中でも、最古参のネタ。

江戸っ子って、こんな美味しいものを食べていたんかい、べらぼうめ(T ^ T)!!

 

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◆クルマエビ

 

お披露目された時点では、まだ生きていたキラッキラなクルマエビさん!

身は13秒・頭は2分ゆでて、そのまま熱い状態で握るという・・・

 

まさに、大将の根性にかかった一貫ですねぇ(ノ∀`)

・・・というわけで、茹で上がるまでに箸休め。


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◆玉子

 

そんじょそこらの玉子とはワケが違うんです!!

中に芝エビを入れ、甘さは和三盆で仕上げた渾身の玉子焼き。

 

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食べてみると、ふんわりしていて伊達巻のような食感。

玉子焼きを見れば寿司屋のウデが分かるというのはよく聞きますが、なるほどなぁと変に納得の美味しさです。

 

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◆クルマエビふたたび!

 

ようやっと握って来られたクルマエビさん。

 

シャクッと食べてみると、中からあふれてくる味噌!!

これがまた濃厚なアクセントでトロトロとした旨味です。

 

食感は半生なので、外はプリッと・中はトロッと。

甘味と食感とバランスが良くって、実に感動的な美味しさよ!

 

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◆ウナギとキュウリの手巻き

 

パリッと海苔、柔らかなウナギ、ジャキジャキッとキュウリ!!

備長炭から下ろしたばかりのアッツアツのウナギと、冷たいキュウリの対比がいい!!

 

ウナギ自体だって、もちろん美味しいんです。トロトロです。

このお寿司の良さは、この太切りのキュウリの食感の楽しさが抜きん出ていますねぇ(ノ∀`)


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◆昆布とシジミ出汁のラーメン

 

茨城のシジミを、ヒタヒタの水で煮出した出汁だけで作られたラーメン。

もはやラーメンのスープではないんです。お出汁なんです(ノ∀`)


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お寿司屋さんの〆がラーメンとは、なかなか意外。

しかし、かなり濃くて美味しい出汁のラーメンなのでグイグイ食べられてしまうの!

 

麺の茹で加減も適度にシコシコで、ラーメン専門店に引けを取らない茹で加減です。


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◆デザート

 

下にココナッツプリン。生クリームと牛乳を合わせ、ココナッツチップの香りを乗せたもの。

その上には抹茶で、トロッとやわらかな食感は実は「飲み物」と呼ぶにふさわしい!!


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意外な感じがしましたが、抹茶とココナッツって合うのね!!

黒豆も乗っていてホックリ。

 

お寿司の後にココナッツは意外性があるがすごく美味しい!!


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◆◇◆後記◆◇◆

 

今回いただいたのは、渋谷駅徒歩5分、並木橋交差点わきの「鮨 ゆきなり」さん。

 

全国の美味しいネタ、福島県産のお米を使用した舎利、そして独創性のある発想と斬新な調理で多くの食通を魅了する、本当に素晴らしいお店です。

 

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このお店は出来てまだ間もないけれど、是非とも!

食べログ百名店や食べログアワードに入ってもおかしくない、銘店の中の銘店だと思います。

 

完全予約制のシアワセが、コース代22000円で味わえるというぜいたく。

 

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人生の記念日に、大切な人とのデートに、商談での接待に、ぜひとも多くの方に愛していただきたい、本当の銘店だなと思いました。

 

お試しを!

 

 

 

再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい

 

 

 

【みうけんさんおススメの本もどうぞ】

※食べログでは表示されません

 

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鮨 ゆきなり寿司 / 渋谷駅代官山駅
夜総合点★★★★★ 5.0

 

 

 

 

 

 

 

 

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