みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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渋谷区宇田川町の「渋谷 鮨 スブリム TOKYO」で華コース

 

最近、渋谷にちょいちょい来るようになりました。

渋谷も美味しいものがたくさん集まる街で、そして町中がインバウンドで潤っているようですね。

 

さて、渋谷で妻ちゃんと待ち合わせしてやってきたのは、道玄坂のドン・キホーテの裏手。

その名も「渋谷 鮨 スブリム TOKYO」さんです!!

 

(*´ω`*ノノ☆ パチパチパチパチパチパチ ★

 

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場所的には、まさに渋谷センター街のド真ん中。

まさかこんなところに、こんな静寂な地があったとは・・・


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★−「渋谷 鮨 スブリム TOKYO」さんの三大おすすめポイント−★

1、世界で著名な光のアーティスト集団「チームラボ」渾身の作品を眺めつつ、熟練の大将による渾身のお寿司をいただける!

2、ネタはどれも極上の天然もの。四季折々の旬を意識した正統派の江戸前本格寿司!

3、チームラボの芸術と大将の芸術のコラボは、ここだけの必見の組み合わせ!

 

そう、カウンターの奥にはチームラボが手がけたアートが波を描いています。

これが、AIによって計算され、一度出た波は2度と出ないようになっているんだとか!


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店内は意外と広くて、カウンターの他に個室もあります。

2人くらいでちょうど良い個室から、家族連れでもいけそうな個室まで。


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さて、この日いただいたのは大将渾身のおまかせのコース。

全16品という豪華ラインナップの「華コース」(12000円)でお願いしました。

 

まずはスパークリングで乾杯!

炭酸のスッキリさとフルーティな味わいで、一気に胃にエンジンがかかります(ノ∀`)


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▼はまぐりの濃厚スープ

 

こういうお店では「シジミ」の出汁である事が多いんですが、こちらは「ハマグリ」。

ちょっとお酒が香っていて、はまぐりの味わいが優しくて柔らかい!!

 

三重のハマグリがちょうど旬を迎える時期。

このお出汁は、この旬のハマグリの美味しさをふんだんに活かしたんだそうです。


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▼キジハタのお造り

 

なんと、1週間かけてゆっくり熟成されてしまったキジハタさん。

こぼれたり跳ねたりしないよう、醤油はジュレにしてあるとのこと。


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ねっちりと甘く、旨味の凝縮された身に醤油のジュレをからめていただく・・・。

そして、大葉とミョウガの爽やか、かつ力強い香り。

 

魚、醤油、薬味たちの、なんという相性の良さ!!

特に醤油はジュレなので、ベッタリと付く事もなくサッパリ頂けるのが良い!!


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▼酒菜3種盛り

 

L字型、というと雅ではないですが、そういう器が楽しい3点盛り。

これらも大将みずからが趣向を凝らした一品たちです。


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●栗・シメジ・ホタテのもみじ和え

 

それぞれの素材の味がしっかり生きて、お互いに補完しあっています。

シメジとホタテの濃厚な旨味と、栗の甘味、そこまで辛くないもみじの風味がベストマッチ!

 

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●クリームチーズの西京漬け

 

西京みそに白味噌を合わせ、甘酒を入れたものにクリームチーズを1週間漬けて西京漬けにしたもの。

クリームチーズがバスクチーズケーキのように濃厚でねっとり。

 

砂糖がなくても充分に甘くて、本来の酸味とのバランスも良いです。

プリプリなエビの食感も、良いアクセント。


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●湯葉

 

湯葉とイクラの和え物。

ポン酢のジュレが乗っていて、濃厚なのにサッパリといただけますねぇ。


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▼ガリ

 

ここでガリ登場。白酢なのでサッパリしていて好み。

ゴーヤはカツオの旨味と醤油の旨味が活きています。


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▼絶品の鮨の数々

 

ネタは最低でも3日かけて熟成させているそうです。

お料理を頂きながら、作り方を教えていただいたりするんですが、どれもこれも手間がかかっていて簡単に真似のできないようなものばかりでした(ノ∀`)

 

シャリも炊く時に一晩かけて浸水し、30分かけて水きりして炊いてるんだとか。

炊き加減がすごく難しくて、新米や古米によっても水加減が変わってくるんだそうです。

 

●本マグロ

 

なんと美しき・・・。食べるのがもったいない美しさ!!

シャリを温かめにしてあるので、脂がじゅわっとトロけます。

 

お口の中がもうトロットロで、あまりの美味しさに言葉がない・・・(T ^ T)

強めに効かせたワサビも良い仕事しています。


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●ヒラメ

 

ヒラメの軟らかさは秀逸! 上にはエンガワと玉ねぎ醤油が乗っています。

エンガワの甘さとコリコリ食感、玉ねぎのシャクシャク感と風味が良い相性。


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●アオリイカ

 

波に見立てての飾り切りに、すさまじい技術力を感じる逸品。

海の香り・竹炭の炭塩・すだちの酸味が全体をキュッと引き締めます。

 

見た目だけではなく食感も良くて、プリッと柔らか!

こんなに口の中で踊るイカは初めてで、これは見ても食べても嬉しいなぁ!


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●イワシ

 

やったー、イワシ大好き!!

上にはしょうがとネギをペーストにした「あたりねぎ」が乗っています。


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これがね、もんのすごく肉厚なので・・・持った瞬間にズッシリ。

お口の中で噛んでいくたびに、イワシの香り旨味が弾け飛んで、これは至福ぞ!


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●伊豆下田の金目鯛

 

まず、この皮目の美しさと肉厚さに圧倒されますねぇ。

これぞ金目鯛! っていうビジュアルです。

 

すだちとトリュフ塩で、全体を良く引き締めているなぁと思います。

噛むごとにお口に広がるねっちりとした食感と、上品なのに力強い旨味がすごい!


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▼蒸物

 

茶碗蒸しでしたが、これがまた斬新でした。

具材はトマトとアボカド。味はコンソメと生クリーム。

 

上にはオリーブオイルとブラックペッパー。

なんと斬新な茶碗蒸し!!

 

まるでフレンチのような逸品ですが、これがまた美味しいのよ!!

トマトの酸味とアボカドのクリーミーさ、アボカドの香りとオリーブオイルの香り、トマトの酸味とブラックペッパーの香り、どれも相性がよくて複雑に絡み合い、ここでしか食べられない美味しさになっています。


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●大将いちおしの煮ハマグリ

 

3時間くらいかけて低温調理された煮ハマグリさん。

普通は抜いてしまう肝をつけて、プリップリに仕上げてあります。

 

カタくならず、味も濃くなく、貝の旨味をギュッと閉じ込めた技法はさすが。

肝の味わい、ツメの味わい、ワサビの三位一体が素晴らしいです(T ^ T)


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●五島列島のイサキ

 

炙っているから、皮目の香りが素晴らしく、皮目の脂がすごく美味しい!!

貝の後だから甘味と香り、食感がすごく引き立つ逸品です。

 

イサキって、こんな美味しいんだ・・・

イサキの概念を変えてくれる、ねっちりアマウマな一貫です。


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●赤貝

 

見るからにツヤッツヤで、なんと美しい!

ワサビを効かせて、風味が立つように工夫されているんだとか。

 

食感も素晴らしくて、プリッとコリッと。

嗚呼、今まで食べていた赤貝はいったい何だったのか。

 

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●〆サバ

 

美しいピンクの身、血合の紅色。サバの香りがしっかり立っていて味わい深い!

浅締めなのでそこまで酸っぱくなく、酢の優しさとサバの濃厚さが幸福の味ですねぇ。

 

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●ホタテバター

 

北海道を応援したくて、の逸品です。まず、このホタテの厚さに注目ですよ。

少し炙ってバターを乗せるんですが、高級なお鮨やさんでホタテバターを食べるのは斬新ですね。


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バターと酢飯、そしてホタテの甘味と炙った香りがものすごく合う!!

しっかり温めてあるので、バターもお口の中でトロけるの!!

 

ものすごく良く考えてあるなぁと感動しきりです。


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●豊後水道のアジ

 

こちらも、「あたりねぎ」つき。

食感はシャックシャク!! ・・・と思ったら、思ったより柔らかでビックリ。

 

飾り切りも綺麗ですが、やはりアジの風味は他の追随を許しませんね。

光モノが大好きなみうけんにとって、やはりアジとサバは魚の中の魚!


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●追加で赤身

 

他のお客さん用の赤身に、粒マスタードを乗せているのが気になって・・・ついつい追加です。

茶碗蒸しやホタテバターもそうですが、これは新しい体験だー。

 

マグロの鮨にマスタードは人生初の味わい。「美味しんぼ」の海原雄山が鼻血を出して卒倒しそうな発想です。

しかし、食べてみるとその意外性にビックリ!!

 

まずは軟らかくて濃厚な美味しさの赤身、それだけでももちろん美味しい。

そこに、赤身の酸味とマスタードの酸味と、酸味同士がコラボするのでカルパッチョのような洋風の装いです。

 

後から後からシャリの酸味と甘味が追いかけてきて、実に相性がいいんですねぇ。

これは、熟成しているマグロだから美味しいんだそうです。まさに、ここだけの味か!


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▼イクラの小丼

 

醤油がしっかりかかっているので、そのまま食べるようです。

プッチプチで甘く、醤油の風味も豊かなイクラが、ものすごくたっぷり!!


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むしろシャリよりもイクラが多くて、「イクラの舎利ぞえ」状態です。

これを食べて、シアワセを感じない人はいるんだろうか!?


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▼黒毛和牛と生ウニの手巻き

 

鹿児島県産の黒毛和牛サーロインと、北海道産バフンウニの手巻き寿司ですって(ノ∀`)

まさに日本の北の味と南の味の組み合わせです。こんな豪華な手巻き寿司がこの世にあるのか!


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さっそく巻いて頂きましたよ・・・

お肉の甘さによって、ウニの甘さがいっそうひきたって・・・。もう、お口の中から全身が甘い!

 

和牛とウニはものすごい組み合わせだが、これは間違いがない贅沢な味わいです。

ウニも新鮮だから粒が立っているし、海苔も香ばしくてさすが間違いがないですねぇ。


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▼赤出汁

 

赤味噌に京都白味噌を合わせ、山椒を隠し味にしたんだそうです。

出汁にドンコ椎茸を使い、優しい出汁に仕立ててあります。

 

大将が京都出身とのことで、なるほど優しく出汁を効かせた味わいが多いですねぇ。

 

 

▼甘味季節のソルベ

 

ラ・フランスのジェラートでした。脇にメロンとベリーが沿えられています。

お口の中をサッパリさせたなと思いきや、お抹茶も出てきました。

 

食後に抹茶でホッコリしてから帰るという、まさに気分は千利休。

本当に、本当に、最初から最後まで結構なお点前でございました。


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◆◇◆後記◆◇◆

 

場所は渋谷。センター街のど真ん中。

街頭ではタトゥー輝く外国人がビール片手にウェーイして、下の階ではピザ食べ放題で若者がウェーイする街です。

 

正直、こんなところにあるお寿司屋さんって、どうなのか・・・騒々しくないのか。

かなり不安感もありました。

 

しかし、実際に入ってみるとその静寂さと大人の空間は素晴らしいの一言!!

さらに、眼前に繰り広げられるチームラボの光の波アートが、良いアクセントになっています。

 

大将も気さくで、知識豊富でお料理の事を全て把握して、的確に管理されているの頼もしい。

お料理の説明も、長すぎず簡潔すぎず、ちょうどよいボリュームで落ち着いてお鮨を楽しむこともできました。

 

正直、この内容でコースが12000円・・・(赤身とドリンク、サービス料は別)

驚異的なコスパの良さだと思います!!

 

渋谷駅からも近く、喧騒の中にあって静寂なひととき。

まさに、大人のための空間。

 

そこが、渋谷の銘店「渋谷 鮨 スブリム TOKYO」さん。

是非とも、オススメしたいお店です。

 

 

 

再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい

 

 

 

【みうけんさんおススメの本もどうぞ】

※食べログでは表示されません

 

★☆食べログもごひいきに願います☆★

 

渋谷 鮨 スブリム TOKYO寿司 / 渋谷駅神泉駅
夜総合点★★★★ 4.8

 

 

 

 

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