JR神田駅から、徒歩30秒の好立地にあるお寿司やさん。
ここ、おいしいんですよ!! とご推薦をいただきまして、行ってまいりました。
極上の天然物を使用し、四季折々の食材を惜しげもなく使い・・・。
ミシュラン出身の大将が、丁寧に握る正統派江戸前寿司の銘店。
神田 鮨 近松さんです!!
(*´ω`*ノノ☆ パチパチパチパチパチパチ ★
お店は、カラオケ「まねきねこ」などが入るビルの3階。
エレベーターを降りると、そこはすぐに格式高そうな入り口です!!
カラオケあるんだって? 騒がしくない!? と思ったけど、そんな事を忘れるくらい店内は静かでした!!
店内はカウンターを中心に、個室もあり。
今回はカウンターでお願いしました!!
大将が握っている、その姿を見ながらのお食事はいいものですよねぇ。
今回予約していたのは、おまかせ握りのコースから。
◆◇◆おまかせ握り(上)コース◆◇◆(税込15800円)
お願いしまーす!!
お酒は日本酒もいいけど、スパークリングワイン。
このお店は、何気にワインの種類も豊富すぎてビックリ!!
今回は、クレマン・ド・ブルゴーニュ。おフランスはシモネ・フェブル社のもの。
シャルドネなどをベースとした親しみやすい味わいと、繊細な泡立ちが特徴的ですねぇ。
▼▼▼一番出汁▼▼▼
愛知は知多半島の沖しじみを、3時間煮出したもの。
汽水域のしじみなので、塩気もあるようで。
味付けは、しじみが含んでいる塩気だけだそうです。
しじみのダシがしっかりしていて、お口に香りが広がりますねぇ。
▼▼▼前菜5種▼▼▼
なんだか、すごい豪華なのが来ました!!
これぞ、この近松さんの渾身の作品・前菜5種盛り。
▼京都のとろゆば
甘みが強く、口当たりも柔らかです。
ちょいっと乗ったイクラとの相性も抜群。
▼琵琶湖の天然稚鮎
鮎の油だけで唐揚げのようにして南蛮仕立てにしたそうで、実に香ばしい!!
シャクシャクした食感がよく、トロッと焼かれたネギとの相性も良し。
▼石川県能登の新物の岩もずく
サッパリとしていて、ツルッといただけます。
酸味と食感が爽やかで、夏に涼しい逸品。
▼広島の牡蠣
有馬山椒で炊いた大粒の牡蠣。
身がふっくらしていて、噛むごとにお口の中に広がる牡蠣の旨味がたまらんね!!
▼伏見万願寺とうがらしと伊豆のシラスとの炒り和え
シャグシャグっとした食感。
万願寺とうがらしのこってりした味わい。対比が良い!!
▼▼▼ガリ▼▼▼
これは品数には含まれていませんが、このガリも美味。
やはり、美味しい寿司には美味しいガリは欠かせませんね。
▼▼▼トロタク手巻き▼▼▼
秋田のいぶりがっこを細かくきざんで、混ぜ込んであります。
なーんと、上にはキャビアが乗ってますよ!!
海苔で巻いて食べると・・・濃厚な海苔の風味とパリパリ感。
トロける甘みがお口の中に広がって、そこにいぶりがっこの歯応え・・・
キャビアは醤油漬けなので、しっかりした味わいです。
赤酢をキメた舎利がよく合って、実にこたえられない美味しさですよ。
▼▼▼握り4種▼▼▼
▼宮城は塩釜産の本マグロ・中トロ
これは間違いのない美味しさ。
包丁の入れ方も美しく、ずいぶんズッシリしています。
噛むごとに、上アゴを突き抜けて脳天まで届く美味しさったら、もうね・・・(´Д` )
この美味しさは、食べてみないと分かりませんよ!!
▼三宅島天然のシマアジ
5日間寝かせたものだそうです。あえて皮目を手前にして撮影。
シャグッシャグな食感の中に、強烈な甘みがついてきて美味しいなぁ。
▼アオリイカ
やった、イカ大好き!! 塩とスダチで仕上げています。
コリッコリな食感、奥深くていつまでも続く甘み。
これも、長い時間寝かせたりして柔らかくしているんだそうで。
なるほど、この美味しさは他の追随を許さない!!
▼大阪湾のとり貝
貝は内海が美味しいのです。
木更津あたりのアサリが美味しいのと、同じ理屈でしょう。
みうけんは貝も好きなので、嬉しいな!!
噛むごとにシャグシャグッと伝わってくる、貝ならではの食感が楽しいね!!
▼▼▼茶碗蒸し▼▼▼
ズワイガニのあんかけ茶碗蒸しです。あんかけは吉野の本葛を使用。
なるほど、あんに変な臭みもなく、ガッツリとカニの美味しさを閉じ込めてますね!!
出汁も、余計なものを入れずにカニのダシだけだったかな。
カニだけで、こんなに優しい美味しさが表現できるのか・・・
具材も、椎茸や銀杏なども入っており、飽きさせません。
これこれ。これが本当の茶碗蒸しってぇもんだよ!!
▼▼▼逸品料理▼▼▼
あわびをふっくらと蒸し上げて、肝のソースでいただく。
身は思ったより柔らかく、これがあわびなの!? って思います。
肝のソースは、あわびの香りがしっかり。肝のこってり加減がガッツリ。
あわびの甘みと塩けを活かし、酒、みりん、ミルク、バターで仕上げたんだとか。
この肝ソースを少しとっていて、イン・ザ・ライス。
なんと、こんなゼイタクなご飯の食べ方があるとは・・・
もう、あわびの美味しさを余すところなく堪能です。
日本人でよかったなぁ、と食べながらしみじみ思いました(ノ∀`)
▼▼▼小丼▼▼▼
またまたゼイタクなものが!!
いくらの醤油漬けの小丼ですってよ!!
いくらがツヤツヤキラキラで、まさに小さな宝石箱です。
半分はそのまま食べて、残り半分は海苔で巻いて。
もう、お口の中がイクラの旨味、海苔の香り、ご飯の甘みでいっぱいです。
ご飯と、のりと、イクラ。
こんなに相性が良い組み合わせも、なかなかないですよね。
▼▼▼握り3種▼▼▼
▼赤身の漬け
マグロはトロもいいけど、赤身も美味しいのよね(ノ∀`)
食感もよく、マグロならではの旨味がギュッと濃縮した最高の一貫。
▼下田産・釣りキンメ昆布しめ
あえて皮をこちらに向けて撮影しました。
金目鯛は大好きなので、嬉しいです!!
身も厚〜く切ってもらえて、実にシアワセ。
この金目鯛独特の甘み。味わい。そして、脂のノリ。
どれをとっても秀逸です。
噛んでいるあいだじゅう、ずっと天井を見上げてしまいました(ノ∀`)
▼ぼたんえび
まさに、海老の王さまです。
甘みが強く、食感もプリプリしていて至極の一言。
さらに、ボタンエビの玉子を漬けにして載せているんだそうです。
この細かく、妥協のないお仕事ぶり。
大将の心の込め方、手のかけようが、そのまま味に反映されていて素晴らしい!!
▼▼▼穴子▼▼▼
穴子は妻ちゃんの大好物。よって、妻ちゃん大興奮。
長崎県対馬の穴子をふっくらと蒸し上げたんだそうです。
塩柚子は、サッパリしながら穴子の本来の風味をしっかりと味わえる。
ツメ(タレ)は、ふっくらした穴子の甘さと柔らかさをしっかりと引き立てる。
どっちに転んでも、ものすごく美味しいのです。
この穴子は、穴子嫌いな人を穴子好きにさせる魔力を持っているな!!
▼▼▼巻物▼▼▼
カンピョウ巻きを、なんで鉄砲巻きというんだろうか?
そんな話を妻ちゃんとしていたら、大将が教えてくださいました。
普通、カンピョウ巻きは辛くない。しかし、鉄砲巻きはワサビがしっかり入っていて、みんなびっくりする。鳩に豆鉄砲くらわした、ということで鉄砲巻きという「説がある」だそうで。
なるほどーーーー!!
ほっほーう、なるほど。たしかにワサビがピリッと。
カンピョウ巻きは甘い!という先入観で入ると、確かにびっくりします。
でも、カンピョウとワサビって相性がいいのね!!
甘くてダルダルな味というイメージのカンピョウが、驚くほど斬新に美味しいです。
▼たまご
これは寿司の品数には入っていませんが。
「出汁巻き玉子」ではなく「出汁蒸し玉子」ですね。
最近、こういうのよく見るけど流行ってるのかな。
裏ごしが大変そうです。こんな小さな一品ですら手がこんでいる!!
▼▼▼椀物▼▼▼
いろんなエビのガラを煮込んで、じっくりとった出汁で仕上げた、おみおつけ。
味噌汁なんて言ったらバチあたります。まさに、「御味御付(おみおつけ=敬語)」です。
飲むごとにお口に広がる、優しくも強い出汁。
味噌の風味が効いて、ネギがお口をサッパリさせてくれる。
まるで、日本の全ての美味しさが詰まっているような一杯。
この、たった一杯の「御味御付」に、この「近松」さんの底力を見た気分です。
▼▼▼甘味▼▼▼
夕張のメロンでした。
ここでフルーツというのは嬉しい。
ここまで、天然の美味しさを活かしたお料理を食べてきたんですからね。
アイスやクリームの人工の味で壊したくないなぁと思っていたので、果物はうれしいです。
果物を別名「水菓子」とも言いますが、まさに言い得て妙なり。
デザートに水菓子というのも、考えに考え抜かれた、真のグルメのチョイスだと思います。
◆◇◆後記◆◇◆
今まで、食いしん坊将軍と呼ばれるほどにいろんなものを食べてきました。
「お寿司」だって、平日1皿88円から、ン万ン千円のコースまで。
その中でも、ここ「神田 鮨 近松」さんのすごいところ。
天然の味わいにこだわり、余計なものを一切入れないというこだわりよう。
最初の1番出汁から水菓子に至るまで、その精神は徹底されています。
さすがです、本当に。
そして、食べながら思ったのが大将のお話がすごい楽しくて勉強になるのね。
引き出しも豊富だし、常日頃から研究されているのが随所に見えてきます。
まさに、努力をと研究を怠らないお店であることが、味にもしっかり出ています。
そんじょそこらのお寿司屋さんもいいけれど、せっかく同じ値段を出すなら!!
間違いなく、美味しいお寿司を食べたいですよね!?
だったら、まずは神田 鮨 近松さんです!!
1も2もなく、近松さんはオススメできるお店ですよ!!
お試しを!!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★