若葉町タイタウンから少し外れたところに、いつの間にか出来ていたお店。
ここってかつては、営業してるのかしてないのか分からん中華食材店でした。
食材店というのは表の顔で、実は違う窓口だったかもというウワサもたっていたほどです。
かつての怪しげな外観とは裏腹に、中は綺麗にリニューアルされていました。
しかし、どこか手作り感もあってなかなか居心地の良い店内に、中国のテレビがダルダルと流れている長閑な空間です。
結局、このお店も横浜の他のお店と同じく羊串肉と四川料理を得意とするお店のようで、店内にはやたらポップな兄ちゃんが羊肉串を振り回してる絵が貼られていました。
せっかく雲呑のお店を名乗っているんだから、ここは雲呑を振り回して欲しかったぜ!!
今回は、横浜でも有名なる恰幅の良いグルメブロガーさんが「味自体は悪くありません。フツーにイケます」と評されていた「台湾魯肉飯+雲呑」(980円)にしてみました。
とりあえずサラダを消化。
うん、普通にキャベツの千切りです。
これは最後に食べるよりも先に食べておいた方が良い。
次に雲呑スープからです。
塩味でアッサリと仕上がっているスープには、しっかりと海苔、ネギ、干しエビが入っています。
これでもかと煮出された干しエビの風味が素晴らしくて、ついついすすってしまうスープよね。
雲呑は、こちらも具材にエビがたっぷり入ってプリプリな食感のワンタン。
数は5個入っていました。
雲呑は皮が命だと思っていますが、皮もしっかりとツルツルした食感が生かされていて、なかなか食べ応えのある雲呑です。
雲呑スープは総じて「海の旨味」と表現するにふさわしいかな。
次は魯肉飯へ。
ほろほろのそぼろ肉はコッテリとした味付けで、煮込みも柔らかです。
黒糖をしっかり使って煮込んでいるんでしょう。
このコッテリトロトロあまあまな肉そぼろに、ピリッと辛い高菜が良いアクセントになっていてなかなか旨いな!!
時々入っている皮付きの豚の角煮も、八角をビシッと感じる現地の味がして、こんなところでも日本人に忖度しない味付けが嬉しいです。
半分だけ入った味玉は、こちらも味付けが良くて、しっとりとした食感。
これは是非とも混ぜ混ぜして食べて欲しいな!!
こちらは総じて「山の旨味」といった感じです。
うん、ここは美味いわ!!
他にお客さんがいないのがもったいなくて、もう少し繁盛して頂いて、いつまでも長く続いて欲しいお店です。
雲呑のお店なのに、メニューには水煮牛肉やら刀削麺やらもあるので、いろいろ試してみたいお店がまた一軒増えてしまいました。
備忘録としてメニュー写真を載せておきます。
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
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一碗雲呑 (中華料理 / 日ノ出町駅、黄金町駅、阪東橋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5