一之宮の街、寒川の寂れた駅前に燦然と光り輝く沖縄料理の銘店、「具志堅の家」。
これで「ぐしけんち」と読むのですが、ここは店員さんが気さくだし、あぐらかいてゆっくり食べられるし、お値段も手頃で味も良いとあってみうけん家のお気に入りのひとつです。
駐車場も完備しているから訪問しやすくもありますね。
まずは「海ぶどう」(520円)から。
沖縄にきたら、これは外せませんよね。って寒川か。
これは海藻の一種ですが、さっぱりしたプチプチな食感が大好きで、沖縄料理のお店や沖縄食材店に来たら必ず食指を伸ばす一品です。
沖縄に行った時は安かったので、大人買いして毎食にわたり食いまくるほど。
「カーリーフライ」(380円)は、どちらかと言うと子らが大好きなメニュー。
ハインツのケチャップが添えられてやってきます。
マスタードも欲しいな!!
くるくるにカールしたポテトフライです。
特別な道具でグルグル回しながら削り取っているのかな。
食べた感じは、ちょっと味濃いめな普通のポテトフライですが、見た目が面白いので特別感がありますね。
「紅イモコロッケ」(1個180円)は2個。
食べやすく切って供されました。
ホックホクな紅芋の甘さと、独特な香り。
この旨味と滋味をギュッと詰め込んでパン粉をまぶし、カラッと揚げてあるんだから、これが美味しくないわけがないんですよね。
「ポーク玉子」(480円)は、イギリスのA1ソースと一緒に供されます。
このソースは初めて見たなぁ!!
沖縄だからアメリカのソースを使うのかと思いきや、そうではないのが意外でした。
これは単にポーク(スパム)を玉子でとじただけの庶民的なメニューですが、これだけでお酒も白米も行けちゃうメニューです。
「豚モツ野菜炒め」(600円)は、思ったよりもピリ辛ですね。
キャベツ、もやし、玉ねぎといった野菜をシャキッと炒めて、柔らかなモツと合わせたもの。
モツは柔らかくて、実は下ごしらえに相当な時間をかけているであろう事が予想されます。
味付けはしっかりしているが、辛いのがダメな人にはちょっと向かないかもしれないですね。
「沖縄ソバ」(480円)は大盛りで頂きました。
紅生姜と刻みネギは別ぞえで。
大盛り代金がいくらなのか、ちょっと失念しましたが。
こちらは3枚肉がペッペッと乗った沖縄そばでごくシンプルなもの。
優しげなダシがスルスルと飲めてしまいます。
「ソーキソバ」(580円)も大盛りです。
基本は上の沖縄そばと変わらないのですが、3枚肉の代わりに軟骨ソーキが入っています。
このソーキもじっくり煮込まれていて、ホロホロになっています。
何時間煮込んだのでしょう。
昔は、今のようにガスなんかなかったので調理は薪を拾って来ては火を焚いて調理していたと思うのですが、この一杯を作るために昔の人はどれだけの薪を拾ってきたのか。
今となってはスイッチひとつで火が付くのですから、良い時代となったものです。
このお店「具志堅の家」は、何度来てもホッと落ち着くお店です。
店頭にはコロナ禍であえぐ食品業界、とりわけ農家の方や卸売業者さんを応援するメッセージも書かれていたりして、こういう所に好感が持てるお店でもあります。
これからも家族揃って応援していきたいと思います!!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
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