みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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交通安全の誓いもかたし 岡津町のヘルメット地蔵(横浜市泉区)

今日も楽しく、愛車シグナスXで原付ツーリングです。

原付ツーリングの良いところは、とにかくお金がかからないこと。

 

原付を買う初期費用や免許を取る費用は別として、かかる費用はガソリン代(満タンにしても600円くらい!!)と、お昼のラーメン代くらいです(笑

 

そして、みうけんが行くところはだいたい人込みではないので、密になりようがなく感染リスクも低いことでしょうか。

 

そんなアホな事を考えながら、泉区上飯田から緑園都市へと抜ける幹線道路を愛車シグナスXで駆け抜けていて、途中なかなか珍しいお地蔵さまを発見しました。

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阿久和川にかかる西田橋のたもと、石田サイクルという自転車屋さんの前に大きな自然石が据えられ、その上にお地蔵さんが立っています。

 

右手には錫杖、左手には宝珠をもつ典型的なお地蔵さまは建立年月日などの陰刻はないものの比較的新しいようで、日々この西田橋をわたる車や人々をじっと見守っておられます。

 

通常、お地蔵さまには赤い帽子やよだれかけが奉納されている事が多いのですが、このお地蔵さまには珍しいことに赤いヘルメットと赤いプラスチック板が奉納されています。

このプラスチック板はオートバイの部品のようにも見えます。

 

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きっと、もともとはこの地点で交通事故が起きて、誰かがお亡くなりになったのでしょうか。

 

その犠牲者の霊を慰めるために建てられたお地蔵さまに、誰かが赤いヘルメットをかぶせ、また赤いプラスチック製のよだれかけを奉納されたのかもしれません。

 

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みうけんは今まで神奈川県のいろんなところで、数えきれないほどのお地蔵さまを拝んできましたが、このようにヘルメットをかぶったお地蔵さまというのは初めてです。

 

そのお顔たるや、目はしっかりと平田橋の方を見据え、唇を固くかみしめたその緊張感あふれる表情は、まるでこれ以上の犠牲者を出すまいとするお地蔵様の固い決意をあらわしているかのようです。


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そんなお地蔵様の御心を知ってか知らずか、今日も西田橋の上には多くの車が列をなし、歩行者の隙間を縫うようにして自転車が失踪していきます。

 

みうけんのように原付やバイクで駆け抜けていく人も多く、物言わぬお地蔵さまは今日も橋の脇に立ち尽くしながら、道行く人々を見守っているのです。

 

 

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