東京都北区にある街中華。
街中華というと何でもないようで、実はこのあたりでは有名な実力店らしいのです。
この日は都内の友人宅に遊びに行き、夕飯はどうする? ということで出前を頼んでもらいました。
中華の出前は、とてつもない速さで運ばれてくるからすごいな!!
これだけの料理を一気に作り上げて運んでくる手際の良さには脱帽です。
自分一人でこれだけ同時に作れって言われたら絶対ムリムリ!!
まずはオーソドックスに「特製麺のラーメン」(650円)です。
少し太めな縮れ面が、アッサリとしながらコクのあるスープをよく持ち上げる美味しいラーメンです。
出前なので出来上がってからけっこう時間がたっているはずですが、麺があまり伸びることなく美味しく食べられるのも高い技術のなせるワザか。
「春巻」(4本640円を10本)はサックサク。
そのままでは大きいので、友人が切り分けてくれました。切り口から見えますが、しっかりとエビが入っているなどとにかく具沢山。
具が豪快に入った春巻に、豪快にかぶりつくのがこんなにも幸せな瞬間だったなんてね!!
「華興餃子」(5個540円を10個)は、このお店の名物だそうです。
なんだか、街中華の餃子って大きく二つに分かれますよね。冷凍食品のような小さなものか、手作りのやたら大きなものか。
これは後者ですが、手作りと思わしき大きな皮に、ふんだんに包まれた具材からは肉汁があふれるあふれる!!
何といっても、箸で持つとずっしりと重いです。
これが本来の餃子だよねぇ。
王将!? へん、ちゃんちゃらおかしいわ!!
やはり餃子は皮とアンが決めてです。この餃子はどちらにしても美味!!
みうけんが好きな「チャーハン」(730円)です。
このチャーハンはパラパラしすぎずに、しっとりとした所も残して絶妙な仕上がり。
味付けもちょうどよくて、シンプルながらウデが光っている逸品です。
具材もシンプルなれど、これでいいのだ!! と通をうならせるチャーハンです。
野菜も食べたいですからね。
「野菜のタンメン」(750円)をチョイスです。実はタンメンって関東だけのものらしいね。桜木町などではすっかり顔馴染みの存在です。
カラッと炒められた野菜を煮込んだ塩味のスープに、少し幅広で太い麺が入っています。
この、あっさりとしながら野菜の旨味をしっかりと含んだ塩味のスープがまた絶妙!!
ついついスルスルとイケてしまうタンメンです。
横浜でもおいしいタンメンを食べてきたみうけんですが、なるほどこれは美味しいわ!!
「華興焼きそば」(800円)は醤油味の焼きそばということ。
一口食べて分かります。これは中国醤油「老抽」ベースの味付けですね。
やはり焼きそばは塩か中国醤油です。
今更ソース味には戻れませんわ。
ここの焼きそばは味付けもさる事ながら、シャキシャキな野菜もしっかり入って食べ応えも充分です。
極めつけは、「スープチャーハン」(930円)です。
トロトロのスープ、というよりもあんかけがたっぷりとかけられた炒飯で、それだけで食べ応えは充分です。
熱々のあんかけの下にはパラリと炒められた炒飯。
その中にはカニがたっぷり仕込まれていて、見た目よりも実に豪華な仕上がりです。
このカニは予想外の喜びです。
最後は「鶏肉サイノ目切りとカシュナッツ炒め」(1450~2900円)。
サイズによって価格は変動するようですが、けっこうな値段しますね!!
鶏肉とカシューナッツが、どうしてそんな値段になるのか・・・
大人の事情ってやつだよね!! まぁ、技術料ということで。
でもねぇ、この仕上がりはなかなかですよ。
柔らかで下味の良い鶏肉、シャキシャキなナッツ、サクッと炒められたタケノコやピーマンなど。
味付けはオイスターかな。
特別感はそれほどないのに、食べれば食べるほど箸が進んでしまうから実に不思議ですよね。
このお店は実に素晴らしい実力店。
また機会があったらぜひとも利用させていただきたいと思いました。
御造作!!
備忘録としてメニュー写真を上げておきます。
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