横浜市で最大の観光地にして、中国本土のものを除いては世界最大とうたわれるチャイナタウン。
それが横浜中華街です。
横浜中華街のランチ時間帯は、観光客むけの食べ放題や食べ歩きなどが有名ですよね。
その反面、意外にも地元の方々が多く通うコスパ最強のランチも食べられます。
今回紹介するのは、その中でも人気が高い「黄山飯店」さん。
お店は関帝廟の脇から中華街大通りに向かって走る「中山路」にあります。
このお店はオーダー式の食べ放題もされております。
若い頃であれば「いくら食べてもかまわない」食べ放題にワクワクしたものですが、最近は寄る年波には勝てないようで・・・。
また、お手軽に「点心1個100円均一」「小皿料理180円から」というのもあり、かなりリーズナブル。
冒頭でも紹介したように、定食メニューも揃っています。
チャーハンに皿料理、チャーハンに麺料理などが選べて950円とは実にオトクですよね。
では、さっそく店内へ。
店内はフカフカなソファーがたくさん並んだテーブル席がズラリ。
他にもお客様がいらっしゃったので一部しか撮れませんでしたが、デートにも家族づれにも利用しやすい体裁ですねぇ。
数あるメニューの中から、どれにしようかアレコレ悩んで決めました。
◆海鮮焼きそば+半チャーハンセット(950円)
お願いします!
しばらくして一斉に運ばれてきた、実に豪華なワンセット。
これで950円はコスパが良すぎて、驚きを隠せません。
まずはスープから。
トロリとトロミがついたスープは、干し椎茸のような濃厚なコクがジンワリ。
コクもあって美味しいのに、優しい美味しさがしっかり。
この日は雨が降って少し肌寒かったので、このような温まるスープが本当に嬉しかったです。
続いては、メインの海鮮焼きそば。
具材が実に豊富で、エビ・イカ・キクラゲ・フクロタケ・タケノコ・シメジ・青菜・ニンジン・ヤングコーンなどなど、おそらく自宅ではぜったいにこんなに入れないであろう豪華すぎる具材たち。
具材の層がブ厚いので、麺を救出するのがなかなか大変です。
アンの味付けも素材の旨味を活かした美味しさで、そのアンをたっぷりまとった麺がまた美味しいのです。
焼き加減もよくて、しっとりと蒸されたところ、カリッと焼かれたところのコントラストが実に良いですよねぇ。
続いてはチャーハンです。
半チャーハンと言いますが、たっぷりと量があるので個人的にはこれで1食まかなえるのではないかと思うほど。
チャーハンはパラパラ派・しっとり派など、食べる方の好みが分かれる食べ物のひとつですが、このパラッとした仕上がりはさすがです。
さすが出来立て、ほっかほか、あっつあつ。
スプーンで持ち上げるたびにホワッと湯気が広がる温かさは、筆舌に尽くしがたいもの。
味付けも濃すぎず薄すぎず、パラッとした仕上がりなので実に美味しい模範的なチャーハンですねぇ。
・・・と、これで終わりかと思っていたらナント! 点心が3つも出て来ました。
しかも、しっかりとセイロに入って丁寧に蒸し上げられた状態。
さすがは中華街の銘店、一切の妥協を許さない姿勢はさすがです。
ハマっ子のアイドル、シウマイはエビを仕込んだむっちりタイプ。
豚肉の旨味もしっかりと活きていて、歯を弾き返してくるようなエビと豚の弾力は実に素晴らしい食感!
エビ餃子は、そのクリアでむっちりな皮が美味しさの秘訣ですよね。
中には旨味をギュッと凝縮したエビがたっぷり詰め込まれていますねえ。
プリッとした皮の中にエビのジュワムチッとした食感がたまらんのです!
小籠包は、もう言及するまでもない美味しさです。
個人的には醤油をつけなくても、中に閉じ込められたスープだけで充分楽しめる逸品。
モチッとした皮のなかにどっぷりと仕込まれたスープの美味しさは格別です。
個人的には、少し冷まして一口でパクッといくのが最上級の食べ方!
香の物としてザーサイ、デザートには杏仁豆腐が出て来ました。
むっちりと食感の良い杏仁豆腐は、甘さが実に爽やか。
もうかなりお腹いっぱいでしたが、これで950円とは・・・と感慨にふけりつつ、杏仁豆腐の最後のシロップまで飲み干したのでした。
◆◇◆後記◆◇◆
この場所は、中華街の中山路。
衝撃のコスパを誇るランチも、オーダー式の食べ放題も大人気の「黄山飯店」さんです。
このお店はディナーの逸品料理も評価が高く、いつ来ても美味しいとっておきのお店。
横浜中華街には美味しいお店は数々ありますが、その中でもここ「黄山飯店」さんは特にオススメできるお店です。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
黄山飯店 (中華料理 / 石川町駅、元町・中華街駅、日本大通り駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0