みうけんは普段は東京で中華なぞ食べることはなかなかないのです。
しかし、この時ばかりはと頂いたお食事券を握りしめて、なごり雪とも言えるのか、3月中旬の遅すぎる雪の中、湾岸線を車でカッ飛ばしてやってまいりました。
やって参りましたのはお台場のお高いホテル、「ヒルトン東京お台場」2階の中国料理、「唐宮」。
普段は絶対来ませんね、こんなところ!!
ネクタイしてないけど大丈夫かしら~なんて、貧乏人丸出しの顔でドキドキしながら入りましたが、まったくもって大丈夫でした。
でも、後で公式サイト見たら「Tシャツ、半ズボン、サンダル不可」だって。
夏じゃなくてよかった。あっぶねー!!
やっぱ、地元のナンチャラ飯店だのホニャララ軒だのなんて街中華とは違うね!! なにこの柱!!
店内もピカピカで、気を付けて内観を撮らないと壁に顔が写ってるから、顔バレ要注意だ!!
やっぱ街中華の方が居心地がいいな!!
タキシードだか喪服だか分からんような、いっちょうらなお洋服を着た男性が厳かにメニューやらオシボリやら持ってきてくださいました。
いきなり箸を落とした子供に、超笑顔で新しい箸を持ってきてくださいました。
いやホント、ふだん体臭食堂ばっか行ってる庶民なんで慣れてなくてすいませんって感じです。
で、今回はランチオーダースタイルビュッフェ。
食べ放題じゃありません。ビュッフェなんです、ビュッフェ。
表現がオシャレなんです。
点心はもちろん、海老のチリソースや四川風麻婆豆腐など人気の料理をあわせて約40種類。90分制ですが、充分でしょう。
大人は6712円、子供は4351円です。
3人で1万8000円越えです。(税やサービス料込)
子供一人分で、いつもの外食1回ぶんだわ~なんて計算は、この際やめましょう。
まずは指定のお料理が3品出てきます。
「山海の幸を盛り込んだ前菜」は、干豆腐・くらげ・辛い豆腐だか湯葉だか。
よく見たら、くらげはレンゲ入れのような器に入ってくるのは、気のせいか。
「蟹肉入りつばめの巣のスープ」。
蟹肉はかろうじて見つけましたが、つばめの巣がどれなのか、よくわかりませんでした。プルプルしてるから、すぐわかるんだけどな。
実感は蟹肉入り玉子スープって感じです。
「北京ダック」は定番の逸品ですね。
皮はもちもち、皮はパリサク。甘めのタレがイ~ィ感じです。味わい深くて食感もよくて至極の一品。
ここからオーダーバイキングです。
「牛バラ肉の煮込み」は、箸で切れるほどにトロトロで食べやすい。味つけもなかなか!!
「海老のチリソース煮」はけっこう辛いですがエビのプリコリ感がたまらんですわ。
「四川風麻婆豆腐」は、期待したほどではなく四川風にしては麻辣は控えめ。下味は悪くないんですけどね。
「小籠包」は食べなれた味です。特筆すべき事はなし。
「干し貝柱焼売」は、普通においしい焼売。このモチモチ感はうまいけどね、それほど特筆すべきでもないかも。
「あんかけかた焼きそば」は具材が白菜とキクラゲと肉程度なので、これも満足感はいまいちです。
「葱と叉焼の汁そば」は普通にあっさりラーメンですが、麺が独特で美味し。
「チーズ入り春巻」もよく中華街で食べる味ですね。
「叉焼と高菜入り炒飯」は普通にチャーハン。
「鶏出羽のスパイシー揚げ」は、唐揚げに唐辛子主体のスパイスをかけたもの。辛くないのもできます。
「中国粥」も中華街の方がおいしいかな。
「海老のマヨネーズ煮」は初めて食べたけれど、やはりエビのプリプリ感が活かされていて、これは美味しいです。
「海老の蒸餃子、ニラ入り蒸餃子、可愛いアンまんじゅう」。アンまんじゅうは食べてないですが、海老とニラも中華街ではお馴染みの一品です。
「プチタルト」は子供用。子供が気に入ってました。
「もちもち水餃子スープ」は、確かに皮のモチモチ感がおいしい。水餃子は北京~東北料理の基本なのでお店の実力がよく出ます。
「牛肉オイスターソース炒飯」はガッツリめです。これも普通に美味しいけれど、老抽での味付けのほうが好みかな。
総じて無難においしいですが、中華街や横浜各地で食べ慣れてしまっているせいか、どれも新鮮味は感じませんでした。むしろ品数少なくてう~~んって感じです。
でも基本的なメニューは押さえてるし、接客も丁寧で雰囲気もよくさすがは高級店。
値段と立地からして、なかなか再訪は難しいですがよい経験になったと思います。
備忘録としてメニュー写真をあげておきます。
↓↓↓食べログもごひいきに願います↓↓↓
中国料理 「唐宮」 ヒルトン東京お台場 (広東料理 / 台場駅、東京国際クルーズターミナル駅、東京テレポート駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0