金沢の中心、香林坊の近く。片町交差点の脇にあるおでんが有名な居酒屋さんで、週末ともなれば行列必至と評されるお店です。
今回は事前情報を得ていたので、混みだす前の開店時間を狙って訪問しました。
とはいえ、開店から遅れること15分くらい。
なんとか行列は避けたものの、満席直前のすべりこみセーフでした。
なんとかお座敷に座らせていただいた瞬間、背後の入り口で聞こえる「すいませ~ん、満席なんですよ~」の声。
う~~ん、あぶなかった!!
ホッとしたところで、「菊姫」(1合530円)で乾杯です。
「天下の美酒」と賛辞を受けた加賀の菊酒だそうで、独特なアルミの器に入ってきます。古代中国の爵を思い出してしまいました。
まずは、「おまかせ盛り合わせ」(一人盛・1300円)。
基本的なセットなんですが、金沢名物の車麩がフワトロでおいしいの!!
どっかの横浜の野毛の真っ黒な大根とくらべて、しっかりとダシが染みていながら優しい味わいがホッとする大根もイ~~イ塩梅です。
続いての単品注文。
「大根」(290円)、「湯葉」(370円)、「かに真丈」(360円)、「金沢生麩」(360円)。
湯葉はポクポクした独特な食感が、金沢生麩はこれまた独特なプニプニ感がクセになります。
「たこ唐揚げ」(630円)は、おでんではないですがプリコリ食感がクセになる逸品。
大人のおつまみにも、子供のおやつにも、ぜひとも試して頂きたい逸品。
またおでんです。
「さつま揚げ」(170円)、「じゃがいも」(280円)、「がんも」(310円)、「フランク」(340円)。
じゃがいもはコリホクなメークイン。
がんも、さつま揚げは味も良く染みて食感もよし。
フランクはプリッとしていて肉汁あふれて、これはうまいと唸らせる逸品ですね。
日本酒おかわーり。
「宗玄」(1合530円)です。
「奥能登の秘酒、能登特有の豊潤旨口清酒」だそうで。
やはり日本酒はヒヤ。
「かぶら寿し」(780円)は、甘酸っぱいブリの香りと、カブの爽やかな味わいが口いっぱいに広がります。金沢のかぶら寿しは有名ですよね。
何年か前に琵琶湖のフナ寿司を食べて、あまりナレ寿司に良いイメージはありませんでしたが、この一品で世界が変わったかのようです。
「香箱ガニ」(1700円)
まぁ、カニですね。カニの身がたくさんだし、ダシも効いていてうまいんですよ。ただし小さいし、1700円払うなら他のおでんを試す方がよかったかな。
どこかの口コミで、絶対に食べるべきとあった「牛すじ煮込」(560円)。
なるほど牛すじがトロトロで、これはうまいな。
ここまでうまい牛すじ煮込みはなかなか食べたことがないです。
味付けも素晴らしいしね。
個人的にネギだくさんなのが嬉しくて、これは確かに食べるべき一品です。
「焼きおにぎり」(380円)は香ばしく焼かれています。
これは子供用に。
「赤玉風どて焼」(480円)。
どて焼きというのも関東にはない味なんです。
以前、名古屋でやたら塩辛いどて焼きを食べてからあまり良いイメージはありませんでしたが、こちらのは食感も味付けも絶妙なことよ。
これはどちらかというと、焼酎が欲しくなる味だと思いますねぇ。
お店のおばちゃんたちは忙しく走り回る中でも、どこか温かい接客と、丁寧に作られた美味しい料理、そして冷た〜く冷えた金沢の地酒で、とても楽しく美味しい夜を過ごせたのでした。
備忘録としてメニュー写真を載せておきます。
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