今日の映画は1998年、アメリカ映画「プライベート・ライアン」。
もう20年以上も前の映画なんですよね、これ。
最初に言っておきますが、血を見るのが苦手な方には絶対におススメしません。
物語は1944年6月のノルマンディ上陸作戦から始まります。
フランス・パリをも征服したナチスドイツの戦力がソ連に向かっていたことを憂慮したスターリンの要請で、連合軍はナチスの後方となるヨーロッパ戦線へ介入。
その決定打としてフランスのノルマンディ海岸に上陸するんですが、この時の戦闘っぷりが悲惨きわまりない。
この写真はかなり優しい方です。
まー、腕は飛ぶわ内臓が落ちてるわ腕をもがれた兵士が自分の腕を持って右往左往するわ。
海は真っ赤に染まり、これが戦場だって感じです。内臓がほとんど飛び出した兵士が大声で泣き叫んでいるんですが、そんなこと可能なのかな。
今まで無線で交信していた通信兵が、気付いたら顔面が無くなっていたり。
みうけんも職業上、血を見ることは多いですがこの映画のシーンでは思わず「うひっ」て声をあげちゃいました。
なんとかノルマンディに上陸したアメリカ軍部隊でしたが、そのころにアメリカ陸軍参謀総長のもとに、ライアンという3人の兵士の戦死通知が届く。
この3人のライアンは4人兄弟のうちの上3人であったが、下の1人はノルマンディ上陸作戦の前日、空挺パイロットのミスにより部隊ごと敵地へ落とされて行方不明だという。
参謀総長は、この最後のライアン二等兵を何としても救出して家族の元へ返すよう命令し、それによりレンジャー部隊のミラー大尉率いる救出部隊が組織され、途中で敵のレーダーサイトを破壊したり、仲間を失い、仲間割れしながらようやくライアン二等兵を見つけて帰国を促します。
しかし、ライアン二等兵は戦場の兄弟を捨てては行けぬと帰国を拒絶。仕方なくミラー大尉率いる救出隊はライアン二等兵の部隊に合流してドイツ軍と戦いますが、物量豊かなドイツ軍との戦闘は当然生易しいものでありませんでした。
徐々に追い詰められ、仲間を失い弾薬も尽きていくアメリカ軍。そこに迫りくる、タイガー重戦車を先頭にしたドイツ軍たち。
彼らを待ち受ける運命とは何であったか。
印象的だったのが、アメリカ軍の狙撃手が、神への祈りを口にしながら、同じキリスト教徒であったろうドイツ兵たちを倒していくシーン。
また、戦闘経験がなきに等しい通訳の伍長。
当初は捕虜にしたドイツ兵にタバコを与え、友情まで芽生えたのか、周りを説得してなんとか逃してやります。
しかし、後で反撃してきたドイツ軍にそのドイツ兵が加わっていた事から、再度捕虜にしても彼だけ助けずにわ即座に銃殺されてしまうシーン。
もし戦争なんかじゃない出会い方をしていたら、この二人は仲良くなっていたかも知れません。
これだけの流血の惨事。
故郷から遠く離れた戦地で、祖国のために、家族のために。いったいどれだけの血が流されたのでしょう。
戦争とはなんなのか、いろいろ考えさせられる映画でした。
この映画のあと、「微々っ度アーミー」なるゲームの広告を見て、戦争の話でこんな風に遊ぶなよ、とイラッとしたのは内緒です。
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