横浜から相鉄に乗り、三ツ境駅で降ります。
南口の緩い坂を降りていくと見えてくるシルクロード料理のお店です。
シルクロードといってもなかなか広いですが、こちらは中国に侵略された新疆ウイグル自治区のお料理だそうで、ウイグルといったらトルコやイラクと同じで文明と交易の要衝であったから、いろんな地方の料理の良いところを受け継いでいるのです。
これが、美味しくないはずがないのです。
一階は狭いスナックか何かを居抜きにした感じで、一見したら家族連れでは使いづらい印象があります。
しかし安心してほしい。
2階にはしっかりとテーブル席があって、なかなか広いですから!!
まずは駆けつけ「ナン(シルクロード風焼きパン)」(1枚200円)を。
漫画「乙嫁語り」に出てきそうなナンですよね。
サイズ的にはピザのMサイズより、微妙に小さいくらいかな。
思ったよりギュッと締まっていて、どっしりと食べ応えがあります。
パララッと振られたゴマが、また香ばしくて良いアクセントだね!
お次はシルクロードやアジアを代表する炊き込みご飯「ポロ(新疆風ピラフ)」(普通盛り・680円)です。
ちなみに小盛は480円、大盛は880円となります。
ポロというのはピラフの原型となった料理。
国や地方によって、ポロ、ポロウ、プロフ、プラーォなどいろんな呼び方があります。
こちらは肉の旨味たっぷりなご飯に、人参と柔らかい羊肉を炊きこんだもの。
じんわりした旨さとコッテリ感がじつにいいですね!!
辛くはないので子供たちにも大ウケです。
「ジャオマージー(鶏肉と長ネギの唐辛子山椒炒め)」(580円)。
これは麻辣な感じがたまりません。
鶏肉と長ネギとの事ですが、長ネギはあまり感じませんでした。
鶏むね肉を麻辣であえたもので、どちらかというと漢民族の影響を感じますが、これはこれで実に美味しいです。
「シシカバブー(ラム肉の串焼き)」(2本360円)。
これは、福富町あたりの中国東北料理の店などでも一般的になってきましたよね。
こちらは「普通の辛さ・辛口・激辛」と選べますが、辛さなしの塩だけ、が通っぽい。
こちらも冷凍などでやっつけではなく、1本1本焼き上げてくださいますのでジューシーさがとても素晴らしいです。
やはり羊串は欠かせませんね。
「羊肉と白菜ラグメン」(880円)。
野菜がたっぷり入っているのは実にうれしい。
焼うどんのように見えなくもないけれど、実は底のほうにスープが隠れているので混ぜ混ぜして食べます
これは、これで実は1本の麺なんですね。
なので取り分けにはハサミが必須です。
手延べした麺をゆでてから冷水で〆ているので手間もかかっています。
その代わり、ものすごいコシに思わず笑顔になってしまいますよ^^
具材やスープとの相性も上々です。
「汁なしマーボー羊麺」(880円)です。
これも「普通の辛さ・辛口・激辛」と選べます。
これは普通の辛さかな。
こちらはきしめんタイプですね。
これも手打ちとは、手が込んでいます。
しっかりした豆腐と香り高い羊肉に、麻辣の旨味が合わさって・・・
これが美味しくないわけないでせう!!
平打ちの麺とも相性が良くて、スルスル頂けてしまいますよ。
最後に「サムサ(羊肉パイ生地のオーブン焼き)」(1個230円)です。
これは思ったより小さいので、コスパ的にはどうでしょう?
でもパイ生地ですからね、作るのにけっこうな手間をかけてるんじゃないかと心配になってきましたね。
中は肉汁がたっぷりな羊肉がたっぷりでおいしいです。
ただ、この値段なら「ボーズ」(3個280円)という選択肢もあったかな。
次回はボーズにしよう!
このお店は出来立てできれいだし、子供連れには言わなくてもお取り皿や、倒してもこぼれないふた付きのジュースを出してくれるし、お姉さんはニコニコしていて穏やかな接客です。
ちょうど1周年だそうで、これからもこの三ツ境に根を張ってもらい、いつまでも栄えていってほしいお店です。
また必ず再訪します!!
備忘録としてメニュー写真をあげておきます。
↓↓↓食べログもごひいきに願います↓↓↓
シルクロード料理 ブドウエン (アジア・エスニック(その他) / 三ツ境駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.7