【韓国旅行記51回2日目ー1】 朝早く起きてバスと船で島へ渡る(平成26年5月24日(土)) - みうけんのヨコハマ原付紀行の続きです。
韓国本土からバスと渡し船を乗り継いで、ようやっと席毛島(ソンモド)に到着。
そこからさらにバスに乗り、停留所からしばらく歩いた所に出てきたのが、この看板です。
보문사 입장료 안내(普門寺 入場料 案内)。
まぁお寺マニアにはお馴染みの拝観料ですね^^
すぐ脇の詰所でお支払です。大人ひとり、2000ウォン。
さてさて~~ ようやっと華麗なる山門をくぐる時が来ました!!
扁額には漢字で「洛伽山普門寺」と書かれています。
この柱の彩りが、いかにも韓国らしい。韓国のお寺は決まってカラフルです。
山門をくぐると、しばらくゆるい坂を登りますが、これが意外にもきつい。
日頃の運動不足が、ここに祟っているようです。南無!!
途中、瓦を積み重ねて作られた壁がありました。
瓦を使って作った壁は日本にもあるけれど、ここまで瓦ばっかりというのはなかなか見た事がありません。
坂を上っていくと、鐘楼・・に見せかけて鼓楼がありました。
こちらもかなりカラフル。近づいて見てみると、実に精緻に描かれています。
鼓楼に上がってみました。
大きな太鼓、そして木魚。 太鼓までもがカラフルです。
こちらは鐘楼。
残念ながら鐘をつくのは禁止されていました。
こちらは本堂でしょうか。
中では数人のお坊さんが朗々とお経をあげ、十数人の信心深い老若男女が五体投地の礼を繰り返し行っていました。
そのお経の声はマイクとスピーカーを通して、建物の外まで高らかに流されていました。
その奥にはキンキラキンの仏像が祭られており、仏教の尊者と思わしき絵も絢爛に描かれていました。
堂内は撮影禁止なので写真はありません。
こちらは積み上げられた瓦に鎮座される、玉(ぎょく)の仏様。弥勒菩薩かな?
他にも、数々のお堂があり、それぞれ熱心な人々が一生懸命に祈りを捧げていました。
こちらは仏塔。
たくさんの達磨大師?が仏塔をぐるりと取り囲んでいました。
ひっそりと、意外と目立たない所にあるのが懐正(フェジョン)大師が普門寺を創建した当時、寺院の近くの海辺で漁師の網にかかって引き揚げられた22体の仏像と羅漢像を奉安したという石穴仏殿です。
ひっそりと言っても中にはたくさんの信徒がひしめきあい、お経に合わせてお祈りを捧げていました。
さて、本殿と思われる建物の脇にある階段を登ってみましょう。
この階段は422段あり、この頂上には1928年に彫られた高さ9.2メートルの磨崖仏があります。
息を切らせ、たまにすばらしい景色を眺めつつハァハァ言いながら登っていく。
ありました、磨崖仏!!
思ったよりも大きかったです。こちらは階段の上であったり作られたのが新しいためか、あまりたくさんの人がいませんでした。
この磨崖仏は「神秘的な力を持っている」とされ、受験シーズンや国家公務員採用試験のシーズンには合格祈願をするために大勢の人が訪れているそうです。
ここは特に撮影禁止ではないようなので、お参りをしてからコッソリと撮らせて頂きました^^
磨崖仏から眺める眼下の、眼下の海。
なんという素晴らしい眺めだろう。この感動は、写真ではなかなか分からないものです。
さて、階段を下って戻り、階段わきのお土産屋さんをのぞいてみました。
色々な仏教グッツが売られています。数珠や念珠ブレスレット、壁にはるポスターから耳かきまで、実にいろいろ!!
さて、階段を下りきってまっすぐ行くと「종무소」(宗務所)があります。
御朱印はここで頂く事ができます。
韓国33観音には、納経所や御朱印の窓口がありません。
お寺の事務室のようなところに言って、御朱印帳を見せて、ここにハンコを押してくださいと言わなくてはなりません。
宗務所の事務机に座っていた可愛いお姉さんに声をかけ、御朱印帳を見せてページを指さし、「ヨギ トジャンウル ジュセヨ」(ここにハンコを下さい)と言ってみました。
幸いにもお姉さんはすぐに分かってくださり、ニコニコしながらハンコを捺して下さいました^^
その間、御朱印帳が閉じてしまったりしないようにずっと押さえていましたが、日本から自分の力で33観音を巡っている人は、ほとんどいないとの事でした。
ここで、「オルマエヨ?」(いくらですか?)と聞いたら、「ア~、オプソヨ」(あぁ、ないですよ)とおっしゃって下さいました。
感謝感謝!!
・・・で、頂いたのがこちら。
あらかじめ「普門寺」の字が印刷されていて、そこにハンコを3つ捺すだけです。
日付も入りません。でも、大満足。
お礼を言い、お寺に一礼して坂を下り、元来た山門をくぐってトイレのある駐車場まで降りて来ました。
さて、来たはいいが帰りのバスはどっから乗るんじゃい。
駐車場にはバスを止めるスペースはあるが、バスチケットを買うのはどこなんだろう。
さてさて、そう言えば往きにはコンビニの前で降ろされたな。
もしかしてコンビニで切符を売ってるのかな? と考え付く。
そこで、坂をずっと下ってコンビニへ。
ついでに水を買い、お店のおばちゃんと以下の会話。
み「ヨギョ、ソンチャクジャンカジ ポスル タゴシップンデヨ、オディソタルスガイッナヨ?」
(すいません、船着き場までバス乗りたいんですけど。どこで乗れますか?)
店「イ オンドグル オルラガミョン、チュチャジャン イッチャナヨ、コゲソタセヨ」
(この坂を上がって行くと駐車場があるでしょう、そこから乗ってください)
み「ア、クレヨ。ピョヌン オディソ サミョンデヨ?」
(あぁそうですか。切符はどこで買えばいいですか?)
店「チュチャジャン ヨッペ メジョム マニイッチョ。メジョメソ パラヨ」
(駐車場の脇に売店がいっぱいあるでしょ。売店で売ってるわよ)
み「ネ~カムサハムニダ~」
(は~い、ありがとうございます~^^)
・・・ということで、再度駐車場へ上がり、売店へ。
真ん中にあるコンビニ(富士フィルムの看板があるところ。コンビニとは名前ばかりの個人商店)に入ったら、番台みたいなところにお婆さんが座っていたのでバス券を購入。帰りも1200ウォンでした。
位置関係はこんな感じですね^^
よ~~く見たら、この「コンビニ」の入口に手書きで訂正しまくりの時間表が貼ってありました。
こりゃ分からんわ。
(この写真の記載は撮影当時のものです。変更になる可能性もあります)
ふむふむ、1時間に1本しかないのか~~~
なんて思いながら写真を撮っていたら、バスが到着!! すぐ発車するというので慌てて飛び乗りました。
くそ~、高麗人参マッコリの試飲できなかったㅠㅠ
あっという間にバスはソクポリの船着き場へ。、
チョッカルという、オキアミの塩漬けが名物のようで大量に売られていました。
家が近ければ買うのにね^^;
ちょっとお腹が空いたけれど、オキアミの塩辛だけでは食事にはならない。
よし、船着き場前商店街(なんだそりゃ)にでも行ってみましょうかな^^
続きは次ページで・・・