みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのJog・CE50。時速30キロで見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。

三浦半島一周ツーリング。時速30キロで100kmを巡る

せっかく原チャリ買ったし、天気も良いし、どこいくか。

男は黙って海だべー、っとチャリチャリ出発です。

三浦半島あたりなら地図いらないしな!!

 

【ルート】

自宅〜逗子〜葉山〜秋谷〜子産石〜智回尼の石仏〜昼食〜三崎口駅〜引橋〜金田〜松輪〜日本軍の砲台跡〜日本軍の探照灯格納庫跡〜江奈〜毘沙門〜城ヶ崎入口〜三崎警察署前の夫婦地蔵〜和田義盛の碑〜スイカ購入〜葉山〜渚橋〜滑川〜鶴岡八幡宮〜長谷〜豆大福購入〜北鎌倉〜自宅。
しめて、約100キロ。

 

けっこう内容の濃いツーリングができました。

自宅を出て、逗子から海沿いを南下し横須賀市名跡「子産石」へ。

 

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磯の岩が波で洗われるにつれ、岩の中から真ん丸の石が出てくることから安産の守り神としてこの地域では篤い信仰を集めています。


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現代でも、安産祈願に来た人たちが残していった、小石に安産祈願の願い文が書かれたものがたくさん奉納されていて知る人ぞ知るって感じがします。

その子産石は、漫画「ヨコハマ買い出し紀行」に出てくるロボットを修理する医師(技師?)である老齢の女性が「子海石先生」と呼ばれています。やはり関係があるのでしょうか。

 

そこから近くに、異形の子産石がお地蔵様として鎮座されています。


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これは、昔むかしこの地域が飢饉に苦しんでいた頃、ひとりの智回尼(ちかいに)という旅の尼僧がこの地を訪れ、岩が子を産む子産石の伝承と風光明媚な環境を大いに気に入り、この地を旅の終わり、生涯の終わりの地と決めたことから始まります。

しかし、この時代は飢饉の最中で、一粒の米を巡って人々は争い、空腹の余り人の肉すら食らう、まさにこの世の生き地獄でありました。

そこで、この地の人々を哀れに思った智回尼は、人々の苦しみや悲しみをすべて引き受けるとして自ら穴に篭り、飲まず食わずのまま文字通り死ぬまで読経を続けて息絶えたとされています。

その後近くから出てきた異形の子産石を智回尼に見立て、実際に智回尼がこもった石室に眠る智回尼の墓とともに、ひっそりと祀られています。


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智回尼については、みうけんの旧サイトでも紹介していますので是非ごらんになってください。

子産石の伝説(神奈川県横須賀市)

 

さて、ここいらでお腹もすいたので林交差点の近くにあるラーメン屋さん「横田家」さんでお昼を頂きます。


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油がしっかり浮いた濃厚なスープは、クリーミーかつコクがしっかりでうまい!!
かなりガッツリなので重いのですが、なかなか食べごたえもあって疲れた日に食べたいラーメンです。

麺は、かなり太めでモチモチ。
デフォルトでも固めな茹で加減のようです。湯切り、量はしっかり。

具材はクタクタなほうれん草、うずら、チャーシュー。
チャーシューは下味がしっかりついていて、柔らかながら肉の食感もしっかり残っていてなかなか美味しい。

こういう言い方をしてしまっては何ですが、この不便な場所で長く続くわけがわかったような気がします。
味よし、接客よし、コスパよし。
機会あらばまた来たいお店です。

 

お腹いっぱいになったら、京浜急行の終着駅・三崎口駅前を通過。

よく見ると駅名の看板が三崎マグ口駅になっています。


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ここからは、ひたすら田園地帯を進みます。

三浦半島を西岸から東岸へと横断していきます。


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東岸に出たので、金田漁港で一枚記念撮影。

Jogくん、なかなかカッコいいじゃないか^^


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松輪の畑の中にある農道に入って行きます。

この道が本当に狭くて、軽トラがぎりぎり通れるくらい。脱輪したらJAFなどのレッカーも入れないので大惨事でしょう。しかも標識も案内看板もまったくないので、Googleマップをいちいち見ないと道が良くわからない。

セレナなんかじゃ絶対来たくない道です。

バイクでよかった!!


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こんな細い道をぐんぐん進んで行くと見えてくるのが、大根畑にぽっかり口をあけたコンクリート製の大きな丸い穴。

これは剱ヶ崎砲台跡(つるぎがさきほうだいあと)と呼ばれる砲台の跡で、1920年代に築造されたもの。

ここに据え付けられた大砲で、東京湾に侵入してくるであろう敵艦に備えたというわけです。


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大砲が据え付けられていた台座のわきには、指揮所か何かの入口が埋もれています。

中はいったいどうなっていたのでしょうか。


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剱ヶ崎砲台跡を後にし、また細い農道をぐんぐん進んで行きます。


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つる草に覆われたのは、同じくコンクリート製の「大浦探照灯格納庫」。

真ん中にぽっかりあけられた穴の中に大きなサーチライトが格納され、近づいてくる敵の飛行機や艦船を照らしたということです。


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もともとここは旧軍の敷地でしたが、旧軍が解体されると防衛庁の敷地となり、防衛庁防衛省に昇格した後も杭はそのまま防衛庁のものがつかわれています。


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再び県道215号線に戻り三浦半島を南下し、ここは松輪漁港。

松輪にもタッチャバの風葬塚、海軍特攻隊基地、隠れキリシタンの石灯籠など見どころは多いですが、お楽しみは次回ということで。


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県道215号線を西進していくとだんだん標高が高くなっていき、それまで近くに感じていた海を見下ろすようになっていきます。


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やがて三崎警察署までたどり着くと、その三崎警察署の向かいにある小さなお地蔵さんが目に入ります。

これが、三崎の夫婦地蔵と呼ばれ、かつて隆盛を誇った三浦一族と、当時を生きた名もなき老夫婦のゆかりの地であることを知る人は多くありません。


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三浦一族の治める三浦半島に北条一族が押し寄せ包囲しているとき、この地で茶店を営んでいた老夫婦は茶店に来た客が北条のスパイとも知らず、三浦のお殿様のことを自慢げにいろいろ話してしまいました。

三浦一族が滅亡してしまったあと、滅亡の一因は自分にもあると自責の念に駆られた老夫婦は三浦一族将兵の後を追い自殺してしまいます。

後世になり、その老夫婦をあわれに思った地域の方が茶店の跡に建立されたのがこの夫婦地蔵だそうです。

 

車であれば一瞬で通り過ぎてしまうような、こんな小さなお地蔵さまにもいろんな歴史秘話が隠れているんだなぁと感慨もひとしおです。

 

三浦一族ついでに、三浦一族の傍流・和田義盛が治めた和田城址にやってきました。

和田城址はよく見ないと城跡とは分かりませんが、近くには和田義盛の碑が建てられています。

和田義盛は文武に優れ和田合戦をはじめとする数多の戦で戦功を立て、鎌倉幕府に大いに重用された名将とされています。


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ふたたび三浦半島西岸を北上していきます。


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こちらは逗子海岸。ここまで来るといつの時期でもサーファーでにぎわっています。


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ついに鎌倉中心部へ到着。

鶴岡八幡宮に一礼。


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さすがは鎌倉、和服を着こなした女性がまぶしいですね。

やはり鎌倉には和服が似合います。でも和服って着付けとか難しくて気楽に着られませんよね。自分では着られない民族衣装ってのも希だと思います。


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今回のおみやげは三浦半島の直売所で購入した小さなスイカと、「旭屋本店」 で購入した名物の豆大福。


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豆入りもっちもちのお餅で、優しい甘さのあんこをくるっと巻き包んでいます。

これは甘党さんかつモチモチ好きなら、鎌倉に来たら是非試していただきたい逸品。


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これだけ移動して、距離はちょうど100kmくらいでした。 

この日のガソリンスタンドでの給油は3リットル、450円。安い!!

車だったら5000円とかいきそうです。(以前持っていた車は燃費があまり良くなかった)

 

時速30キロ&物見遊山で約6時間のツーリングでした(´Д` )