山中湖畔にある、ほうとうやうどんなどのお店で随分昔からあります。
店構えはいかにも古き良きといった風情で、トイレなどは古さが目立ちますが全体の雰囲気がよくて外国人に人気があるもよう。
この日も日本人よりも中国人やインドネシア系?といった人たちが多く押し寄せていました。
メニューも観光地にしては、そこまで高いとは思いません。
アルファベットのABCもありませんが、みなさんスマホにメニューを読ませて自動翻訳して読み取っている様子。
会話に聞き耳を立てていたら、たぶん「ざる」がモンキーに訳されたようで、結局よく分からないことになっているようでした。
◆冷たぬきうどん(750円)
家族が注文したのは、冷たぬき。ツルッと涼しげな冷しうどんに、天かすがたくさん。
おおっ、天ぷら! と思って食べたら何だよ中身がないじゃん! だまされた! というのがたぬきうどんの由来なんだとか。
キツネがあるならたぬきも、という事なのでしょう。
このお店はうどんがしっかりとした麺で、硬すぎず柔らかすぎずの食感も良いですね。
お値段もお手頃で、観光地価格ではないのが本当にありがたい。
◆ざるうどん(700円)
モンキーではなく、ざるです。麺の美味しさを楽しみたいなら、やはりざる。
つるりと喉越しが良い麺で、おそらく富士山から湧き出したであろう水(というイメージ)で茹でられて、キリッと冷やされたのかなと思うと感慨もひとしおです。
◆豆乳ほうとう(1400円)
妻ちゃんは豆乳ほうとうをチョイス。
相変わらず変わったものを食べるなぁ! と思いきや、豆乳がまろやかでなかなか美味しいじゃないの!
豆腐大好きな日本人は昔から豆乳を飲む人がいたそうで、実はこの豆乳ほうとうも歴史があるものかもしれませんね。
◆味噌ほうとう(1350円)
みうけんは、とにかくオーソドックスに。
ほうとう大好きなので、この辺りに来たら1回は食べておきたいメニューです。
野菜の出汁が染み出したトロトロのつゆは、大好きな味噌ベース。これだけでたまりません。
さらにもっちりとした幅広の麺がこれでもかとたくさん入っており、いつ食べても豪華だなぁと思います。
具材はカボチャ、キノコ、根菜、葉物野菜などとにかく具沢山。
もともと山梨県は米ができにくく粉食文化が発達しましたが、その中でもここまで具沢山で豪華な粉食料理はなかなかないと思います。
◆◇◆後記◆◇◆
いつ食べても美味しい、甲州のほうとう。
この界隈では「小作」が人気ですが、休日などはとても近寄る気にならないほど混雑していますよね。
このお店は知る人ぞ知るお店なのでそこまで混んでいませんで、これからも利用させていただこうと思います。
ただ、外国人の方が多く訪れていたので、このお店もいずれはインバウンドの波に押されていろいろ変わっていくかも知れませんね。
お試しを!
再訪希望値:★★☆ 機会があれば
【ほしいものある?】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
三楽園 (海鮮・魚介 / 山中湖村その他)
昼総合点★★★☆☆ 3.6