みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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中区山下町・中華街の「湖南四川料理 湘厨」で激辛激ウマな中華料理

 

真っ赤な見た目に、お口の中にビリビリと爽快に響いてくる花椒の痺れ、そして鮮烈な唐辛子の辛味。

 

全身を駆け抜ける「麻辣」(マーラー:痺れと辛味)の爽快感は、季節が厳しい四川省や湖南省で生き抜いてきた、先人たちの知恵が詰め込まれている、まさに「辛味の芸術品」といっても過言ではないと思います。

 

そのせいか、個人的には疲れた時や、寒かったり暑かったりと体力を消耗している時に食べると体の奥底から元気になることができます。

 

と、いうわけで今回紹介するのは横浜中華街の香港路にお店を構える、本格湖南料理・四川料理が美味しい「湘厨」(シャンチュウ)さんです。

 

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湖南、四川ともに辛い物が美味しい地域で、中国では「四川人は辛さを恐れず、湖南人は辛くても恐れず、貴州人は辛くない事を恐れる」という諺があるほど。

 

看板が真っ赤なので、きっと内装も真っ赤! ・・・と思いきや、内装は白を基調とした辛さ控えめなもの。

 

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奥にドッドーンと貼ってあるのは、中華人民共和国であれば知らぬものはいないと言っても過言ではない、毛沢東さんの肖像画。

 

そういえば、毛沢東さんは現在の湖南省出身なのです。


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さて、本格湖南・四川料理のお店ですから、やっぱりオススメは「陳麻婆豆腐」!!

 

・・・である事はもちろんですが、今回はあえて「土鍋ごはん」を紹介してみようと思います。


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この「湘厨」さんはもう10回以上は通っていますが、その中でも特にお気に入りなのが、この「土鍋ごはん」シリーズ。

 

各950円で「豚足のかわ土鍋めし」「砂肝土鍋めし」「干し豆腐土鍋めし」の3種類があり、辛さは「控えめ」「普通」「激辛」の3段階が揃っています。

 

◆豚足のかわ土鍋めし(950円)

 

辛さは「普通と激辛の間くらい!」というオーダーでお願いしました。

 

待つこと10分くらいでバチバチと音を立てながら到着です!

 

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上に乗っているのはたっぷりの豚の皮で、プリプリな食感が最高な逸品。

 

バクバクッと食べてみると下味もしっかりとしており、噛み締めるごとに頭皮が汗ばむほどの辛さがガンガン伝わってきます。


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プリプリな豚皮の合間には、ザク切りのピーマンやタマネギもたっぷりです。

 

ピーマンは食感がザクザクで、いっぽうタマネギは優しい甘さが際立ち、一口でいろいろな食感といろいろな味わいを楽しむことができます。


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さすが、「普通と激辛の中間」だけあって頭皮がガンガンと汗をかいてきて、これが実に快適。

 

食べていると、時折まざるニンニク片が香ばしくて、実に良いアクセントになっているのです。

 

そして、特筆すべきは具材の下のご飯ですが、鍋にそってカリッカリなオコゲがたっぷりとついており、その香ばしさと食感は最高です。


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◆酸っぱい漬物と魚と湖南ビーフン(酸菜魚湖南米粉:950円)

 

続いて紹介するのは、濃厚な旨味のビーフン料理を紹介します。

 

このお料理はそこまで辛くなく、ピリ辛といった程度(感じ方には個人差があります)なので比較的食べやすい料理です。

 

・・・が、インターネット上ではとても辛いというレビューを見かけることもあるので、辛いものが苦手な方にはオススメできない料理でもあります。


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まずはスープをズズッといただきまーす。

 

うーん、一口飲むごとにお口の中にビシビシと響いてくる動物系のコッテリとしたうまみは、まるで豚骨ラーメンのスープを飲んでいるかのよう。

 

そこに後追いしてくるピリ辛な辛さは、体の芯からジワジワと温めてくれる「ごちそう」と呼ぶにふさわしいスープで、心底あたたまるスープです。


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麺はもっちりとしたビーフン。

 

中国語では小麦でできたものを「麺」、米でできたものを「粉」と呼び分けていますが、日本では「麺」が一般的なので「麺」ということにします。

 

断面が丸いビーフンで、驚くべきもっちりな食感。ストレートなので麺と麺の間にたっぷりとスープをまとって、このスープありてこの麺があるのだ! と叫びたくなってしまうほどの相性の良さです。

 

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具材はジャッキジャキな「酸菜」で、白菜の浅漬けを酸っぱくなるまで乳酸発酵させたもの。

 

漬物が古くなると酸っぱくなるのはキムチや日本の浅漬けでも同じで、韓国や中国ではその酸味を好む人も多いのだとか。

 

こちらの具材は白菜の酸菜に加えて高菜も入っているのが特徴的で、爽やかな酸味の酸菜と、ジャキジャキした食感と旨味がクセになる高菜で2倍以上のおいしさです。

 

さらに、白身魚の身もたくさん入っており、プリプリとした身からはしっかりとした旨味があふれて、まさにシアワセな美味しさです。


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◆◇◆後記◆◇◆

 

中国のいろいろな地方のお料理が一挙に集まった、横浜中華街。

 

中華街というと食べ放題や甘栗といったイメージがつきまといますが、よくよく観察してみると実にいろいろなお店が軒を連ね、お一人さまでも入りやすいお店はたくさんあるようです。

 

店内には電子ガイドブックの紹介などもあり、まだまだ発見できていない素晴らしいお店を探すのに役立ちそうですね。


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いつもお店のスタッフさんがニコニコされながら、間違いのない辛さと美味しさで人々を魅了してくださる「湘厨」さんのお料理。

 

辛い物好きな方であれば、是非とも一度は訪れていただきたいお店です。

 

お試しを!

 

 

 

再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい

 

 

 

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※食べログでは表示されません

 

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湖南四川料理 湘厨中華料理 / 元町・中華街駅石川町駅日本大通り駅
昼総合点★★★★ 4.5

 

 

 

 

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