横浜を代表する観光地である、横浜中華街。
江戸時代末期の横浜新田居留地時代から150年をこえる歴史を誇る世界最大級のチャイナタウン(中国本土のものを除く)とされ、常時500点をこえるお店が入れ替わりながら多くの観光客を魅了しています。
では、横浜中華街は観光客以外はお断りなの?
否! もちろん、中華街近辺で生活する方や、働く方が日常的に利用されているお店も多くあり、種類豊富でボリュームも満点なランチなどは働く方々のオアシスとして愛され続けています。
と、いうわけで今回やってきたのは中華街のはずれとなる開港道のさらにはずれ、「加賀町警察署北」交差点のところにある「王家餃子」さんにお邪魔しました。
こちらのお店は、なんといってもランチメニューが豊富。
麺類にいろいろなおかずやライスなどがついたセット物が多く、平日の昼間ともなれば近隣で働く多くの方が訪れる光景を目にします。
店内はテーブル席がズラリで、この日は開店と同時に入店したので先客さんがまだいない状態。
しかし、さすがは人気店だけあって、この後にたくさんのお客様がいらしてアッという間に満席状態になりました。
このお店は観光客の方向け、というよりも地元の方向けの要素が強いお店。
そのため装飾はシンプルですが、端の一角がこだわりの賑やかコーナーになっており、たくさんの写真を眺めているのが楽しくて、待ち時間もアッという間に過ぎてしまいます。
◆水餃子セット(990円)
メニューは文字しかないので詳しい内容はわからずに注文しました。
きっと、水餃子と半ラーメン、それにせいぜい杏仁豆腐かな? と思っていたので、この豪華さに思わずのけぞるのけぞる!
やー、これで990円とは・・・正直申しまして、儲けが出ているのか心配になってしまいますが。
まずはスープから頂きますが、具材は玉子とワカメで食べ応えバッチリ!
スープは見た目で思ったよりも濃厚な鶏ガラの出汁が効いていて美味しいですねえ。
続いては小鉢も楽しみましょう。
手前にはザクザク!ジュワジュワ!な肉汁あふれる唐揚げがドドンと。
ガブッとかぶりつくとお口の中にジュワッと肉汁が広がり、これがまたピリ辛なのでご飯がススムこと!
その奥にはキンピラゴボウと冷奴があって、これがまた良き箸休めになってくれますねぇ。
では、いよいよメインの水餃子へ!
実際に目の当たりにするとビックリするくらい大きな水餃子で、まだホッカホカです。
箸で持ち上げてみると、なんとズッシリ。
アンはしっかり入っていて、肉汁もしっかりしていそうです。
ガブッと食べてみると、なんともむっちり・じゅわりな食感が素晴らしい。
アンにはセロリが仕込んであって香りが高く、お肉の旨味しっかりなのにサッパリと頂けます。
餃子はそのままでも立派な食事に、醤油やラー油を付けるとさらにオカズ力が高まりますねぇ。
本来は水餃子はそれだけで主食とおかずを兼ねているのですが、今回は定食になっていたので水餃子をおかずにご飯を頂きます。
水餃子セットのせいかご飯は少なめですが、他の方の定食をみると、他の定食はもっとテンコ盛りになっていました。
◆◇◆後記◆◇◆
この内容、このクオリティで990円。
スタッフさん、というよりママさん、というより「かぁちゃん」と呼んだ方が良さそうな女性マスターさんの接客も笑顔満開でガハハハと楽しくて、この女性マスターさんに会いにくる方も多いのではないかと思います。
中華街で、観光客むけの食事もいいけれど普段利用として通いたい一軒。
それが、ここ「王家餃子」さんなのです。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
王家餃子 (中華料理 / 日本大通り駅、石川町駅、元町・中華街駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0