たまーには、美味しい焼肉!食べたいですよね。
そんな事を妻ちゃんと話していたら、耳をすませて聞いていた子らが肉を食わせろとうるさいので、第三京浜を飛ばして三軒茶屋へ。
みうけんは最近まで渋谷の繁華街で仕事をしてまして(今は異動して違う街へ)、実は三軒茶屋も良く来たのです。
そこで、是非ともオススメしたいプレミアムな焼肉をいただけるのが、三軒茶屋駅北口を出て西友の脇にある、「焼肉うしゆき」さん!
このお店は隠れ家的なお店で、知る人ぞ知る名店。
店内はテーブル席が並んでいて、家族連れはもちろん、カップルや仲良し同士でも利用しやすいお店です。
このお店は、なんと言ってもその肉質に定評あり。
みうけんのような中年になると、よくありがちな真っ白いサシの入った肉が苦手になってきますよね。
こちら「うしゆき」さんは、都内で数店舗しか提供されていない日本で最高峰の赤身肉を扱う「純但馬血統神戸牛専門店」。
都内では銀座などでしかお目にかかれない、黒毛和牛の祖先とされる血統の牛さん。
そんな牛さんを1秒たりとも冷凍せずにチルドで直送された、鮮度にも肉質にも徹底してこだわったお店なのです。
そんなお肉の美味しさを損なわないように、肉の筋の角度や厚みを1枚1枚計算しながら手切りした逸品たちを格安で楽しめるというお気に入りのお店なのです。
◆キムチ盛り合わせ(880円)
まずは、焼肉屋さんなのにお肉ではない代表メニュー、キムチ。
カクテキ・白菜キムチ・きゅうりキムチの3種盛り合わせで、食べてわかる手作りの優しさ。
カクテキは柔らかく漬かっており、ザックザックとワイルドに感じる大根の食感がステキ!
韓国ではやたら大きく切ってあったりするカクテキですが、こちらのカクテキは食べやすい大きさで子らも大絶賛です。
白菜キムチも、作るレシピによってだいぶ味が変わりますよね。
こちらの白菜キムチは辛さ控えめなので、うちの子も気に入ってザクザク食べてました。いきなりライスが欲しいとか言い出すほどの、ごはんの友。
きゅうりキムチも、優しい味わいながらもシッカリと漬け込んだ感じがします。
キュウリの爽やかな味わいと、コクを活かした優しい味付けで、いっくらでも食べられる美味しさ。
◆チョレギサラダ(990円)
キレイなガラスのボウルにドッサリと入ってきたフレッシュなサラダたち。
4人でたっぷりと食べられて、これで990円はコスパが良いなぁと思います。
レタスのみならずキュウリ・トマト・韓国海苔なども入っており、ドレッシングもしっかり美味しい。
キュウリなどは皮を剥いてからスライスしてあるなど手もこんでおり、野菜がキライな子どもたちも喜んで食べていました。
◆ナムル盛り合わせ(990円)
ほうれん草、もやし、ゼンマイ、にんじんなどのナムルで、なんと全て混ぜて1つになっています。
ナムルって食材の種類ごとに分かれて盛り付けられる場合が多いけれど、なるほどこういうのもアリだなぁ。
ジャキッと、トロッと、いろいろな野菜の食感がそれぞれ調和していますねぇ。
また、味わいもほうれん草の野生味ある美味しさや、もやしのタンパクな旨味、ゼンマイの大地の香り、ニンジンの甘味などがそれぞれ主張しています。
味付けも優しくて、それぞれの素材の美味しさを引き立てているのが良いですねぇ。
◆国産黒毛和牛 生たん元(青皿:3190円)
◆国産黒毛和牛 生たん下(黒皿:1980円)
◆心臓(はつ)(白皿:990円)
一気にドドンとやってきた、豪華すぎるお肉さんたち!
どれから焼こうかワクワクしながら、やはり最初はタンから行くべきですかねぇ。
子らが待ちきれなくて、先を争うように焼き始めました!
やはり焼肉屋さんに来たら、お肉を食べないと! と豪語する子ら。親の分も残しておけよ!
まずは、美しいピンクとお皿がバエる、「国産黒毛和牛 生たん元」から。
やはり焼肉で一口目に食べたいのは牛タンですよね。
表面をサッサと炙って、パクリといくとお口の中にジュワジュワとあふれる旨味と、脂の甘味!!
噛むごとにキュッキュッと響いてくるきめ細やかな弾力は、この1口で牛タンの真価を発揮してくれますねぇ。
続いては軟らかさの中にお肉の旨味を凝縮させた「国産黒毛和牛 生たん下」へ。
紅白のキレイなコントラストが美しくて、これはワクワクしますよ。
こちらはよく焼いてパクリ。タン本体とはまた違った、トロけるような食感が嬉しいです。
赤身が中心なんだけれど、全体がサシのように柔らかくて食べ応えも充分。
続いて「心臓(はつ)」ですが、これはれっきとした希少部位。
なにしろ1頭からは1つしか採れませんからね!
よく焼いてシャグシャグと頂くと、タンパクな味わいとしっかりとした食感。
噛むごとにハツならではの力強い香りがあふれて、これぞハツぅ!! って感じです。
◆純但馬血統神戸牛 ともさんかく(1980円)
真っ赤な筋肉に綺麗に並んだ、美しいサシのゴーカなお肉がやってきました!
これは希少部位トモサンカクで、美味しい焼肉ではメジャーな部位でありつつ、中年に優しい赤身肉です。
トモサンカクは牛さんの後ろ脚の付け根のお肉ですね。
筋肉質ながら適度にサシが入って軟らかく、しっかりとしたコクがあるのが特徴的。
ジュッジュッと焼いて食べると、お口の中に一気に広がる濃厚な旨味が素晴らしすぎて!
噛むごとにジュワジュワあふれる脂の甘味、お口の中にガンガン広がる赤身の旨味が濃厚で、牛肉の美味しさと実力を改めて感じさせてくれる珠玉の1枚!
◆ライス(中:385円)
かつては焼肉=おビールでしたが、みうけんはお酒をやめたので焼肉=おライスになります。
ライスは大・中・小がありますが、このライスが実にツッヤツヤで甘くて美味!
お肉との相性ももちろん良くて、中サイズなのに量もしっかりあって、これは満足度高いです!
◆純但馬血統神戸牛 しんしん(青皿:2200円)
青いお皿に乗って紅色が映えるシンシンは、やはり牛さんの内モモのあたり。
これも焼肉屋さんでは馴染みのある部位で、しっかりと赤身ながらきめ細かい軟らかさが好みです。
焦げ目がつかないように、サッサッと裏返しながら炙るんですよ〜、とスタッフさんが教えてくれました。
その通りに焼くと、なるほど美しい焼き上がり!
パクッと食べると、ギュムッと軟らかい食感の中からガツンと広がる牛肉の旨味が果てしなく、これはいくらでも食べられてしまう美味しさー!
◆期間限定栃木牛 かいのみ(1980円)
カイノミがヒレ肉の近くにある希少部位で、これも焼肉屋さんでは定番の美味しいトコロ。
世の中にはいろいろなお肉の部位がありますが、やはり中年になったら赤身です。
お肉と白米って、ゴールデンな組み合わせですよね。
甘くてツヤツヤなお米を赤身肉で巻いて食べれば、ご飯が肉汁を吸って、これ以上の「ごちそう」はありませんよ。
◆純但馬血統神戸牛 まるかわ(1870円)
マルカワという部位は初めて聞きました。なんでも、「牛の脚の付け根にある赤身肉」らしい。
いいですねぇ、赤身肉。しっかりと食感を楽しめ、しかし硬いこともなく、お肉本来の旨味がガンガンに楽しめるのは、やはり赤身肉に限ります。
焼いてみて思うのだけれど、キレイな隠し包丁が実に丁寧です。
本来、このマルカワは少し硬さがある部位だそうで、この丁寧に入れられた隠し包丁が美味しく頂く秘訣なのだとか。
噛めば噛むほど軟らかく、繊細な食感のマルカワ。
硬い部位でもこうして一手間加えることで充分に美味しくいただけるのは、肉料理の真髄だと思います。
今回のマルカワも隠し包丁のおかげで全く硬さを感じることもなく、あふれる肉汁を心ゆくまで楽しむ事ができました。
◆冷麺(990円)
これは冷麺好きの我が子が、「どうしても冷麺を!」とのことで注文した一杯。
美味しい焼肉屋さんの冷麺はスープが美味しいんだって。
冷麺はスープを楽しむもので、食器を持ち上げるのがマナー違反とされる韓国でも「冷麺のスープを飲み干す時だけは器を持ち上げても良い」と言う人もいるほど。
スープを飲むごとにガツガツン! とお口に広がる濃厚な旨味はさすがです。
牛骨をじっくり煮込んだ奥深いコクを感じると共に、時折入っているシソの花の香りが実に爽やか。
麺は太くて白い盛岡冷麺ですが、これはこれでスープとの相性が良いですねぇ。
噛めば噛むほどお口の中で弾けるプリプリな弾力は、さすがです。
◆◇◆後記◆◇◆
今回おじゃましたのは、三軒茶屋駅すぐの「焼肉うしゆき」さん。
駅から近いのも良いし、何と言っても中年に優しい赤身肉を多くいただけるのが嬉しいところ。
脂身はいい、旨味が欲しい。そんな欲求を満たしてくれるのが、「焼肉うしゆき」さんで頂く厳選された和牛たち。
三軒茶屋で美味しい焼き肉を食べたくなった時、オススメのお店です。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
焼肉 うしゆき (焼肉 / 三軒茶屋駅、西太子堂駅、若林駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.9